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♪けんかをやめて

うちのこどもたちは、よくきょうだいげんかをする。昨日の夜は、絵本をどっちが先に読んでもらうかが、喧嘩のたね。どっちが先に、というよりは、ふたりとも後に読んでもらいたいのであった。

だが私は、今日の絵本を選んだのが早かったほうを先に読む、といつも決めているので、その方針を崩さないほうが二人は納得すると思った。けれども、昨晩は違った。兄のほうが先に読むものを決めたのだが、どうしても読んでもらうのは後がいいという。妹も後がいいという。今日だけは妹が選ぶのが遅かったのだから、それにしたがってあなたの分は先に読むことにするから、と言ってもきかない。しまいには、それならいいわよ、といつも兄に権利を譲ろうとする妹が申し出をしたのだが、私はそれはしなくてよい、と言った。いつでもわがままをいえば妹がきいてくれると思われては困る。教育上よくない。すると兄のほうは、枕をかぶって無言の抵抗である。私は妹の分だけを読んで、今夜はもうこれでおしまい、といって電気を消した。

ところが、親としてはこれで明日の朝まで寝ればよいのだろうが、私が気分が悪くて眠りにつけない。いつのまにか、きょうだいげんかというよりは、私と息子の意地の張り合いになっていたようだ。というわけで、さっき諭そうとしていたときにあまりに強情な態度にハラをたて酷い言葉をいくつか投げたことについて、私が謝った。そうしたら、少し心がほぐれた息子が、枕から頭を出した。次に、どうしてそんなに後に読んで欲しかったのか聞いたところ、そのほうが楽しみがふくらんで、わくわくするからだという。ちなみに息子の選んだのは絵本ではなく、福音館から出ている、日本の昔話である。滅多に自分で本を読まないから、私に読んで欲しかったそうだ。

息子が自分の気持ちを話してくれたことで、こちらもかたくなな態度の理由がわかり、少しほっとした。私は私で、この世の中なんでも思い通りになるわけじゃないのだから、私はいつものとおりの順番の決め方にしたほうが不公平が無いしそうしたのだと理由を説明した。そして、もう一度電気をつけて、短いお話を読んだら豊かな気持ちになり、今度は気持ちよく眠りにつけた。

こんなふうにしていって、この子たちはどんな大人に成長するのだろうか。できることならば、臨機応変に自分の気分をかえて、相手の主張をきき自分の意見も伝え、喧嘩相手と心を通わすところまでその日のうちにできる大人になってもらいたいものだ。いつも相手のフォローがなければ物事を解決できないのでは、困る。大人のくせに、中身はこどものまんまでは。これからは、そういう大人になってほしいという願いをこめて、フォローもほどほどにしなければ、と少し反省をした。

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