♪ガールフレンズ
昨晩は、嬉しい電話があった。2年前まで住んでいた町の友人から。『今テレビを見ていたらイビョンホン・のCMが入って、「ついて来れるかな」ってやってたよ。』ということ。それを見て私を思い出したという。ありがたいきっかけをビョンが作ってくれたのが嬉しい。彼女は同じマンションの3階上の住人だった。綺麗でスマート。私とは全然違うタイプなんだけど、気が合う。実は堅実で、おばさんが漬けたという沢庵をよくいただいたが、これが絶品だった。彼女は料理も上手で、何よりさりげなく人をもてなすのが上手い。子どもたちが同じ年頃なので家族ぐるみのつきあいをしている。当時私は車を運転しなかったので、よく乗せていただいた。ありがたかった。食事を互いの家を行ったりきたりしてよくご一緒した。当時の生活がとても懐かしい。それから本当にたわいもないことをおしゃべりして、いただき電話なのについあれこれと話が弾む。あとから反省はしたけれど、嬉しくてつい長引いてしまうのだ。
そのあと今度はこちらから、とある友人に電話をする。彼女とは、年をとったら縁側でお茶をすすりながらおしゃべりしたいねと言っている仲である。OL時代に教会で知り合い、意気投合。一緒に怪しげな教室でヨガを習ったりしたなあ。あの頃の私は、人生のなかで一番鍛え上げられた身体をしていた。その貴重な証人でもある彼女から、今ちょっと落ち込んでいるとメールが入っていたので、やはりそこは声を聞いて事情を聞いてみないと心配だ。いつもいざとなると私の力になってくれる優しい彼女の、たまには力になりたい。ということで、子どもたちがお風呂から出たころあいを見計らってほんのちょっとのつもりでかけた電話だったが、それがね、そいでね、と話をしていたら、30分をゆうに越してしまった。けれど久しぶりに話を聞いてみると、同じ子育て仲間とはいえぶつかる問題は様々だなあと考えさせられる。想像力をたくましくして話をきいてみたが、どれだけ力になれたことか。でも終いにはまた会いたいねという話になり、夏休みの予定を伝え合って電話を切った。
うちの子どもたちによく話すのだが、私はいい友人がいることだけは自慢できると思っている。数は多くないけれど、私の心の支えになってくれる友だち。人生のポイントポイントで広がってきたありがたいこの交わりを、私はこれからも生きている限り大切にしたい。そして子どもたちにも、私の友だちと知り合いになってほしい。一緒に遊んで楽しいときを過ごしたり、一緒に食事をしたり。子どもたちにいつも見せる母親の顔だけでなく、友だちに見せる娘のころの私の顔も覚えて欲しいと思う。
そして私の息子と娘にも、本当の友だちができるといいなと思う。人生をどれだけ豊かに過ごせるかは、いい友達をもっているかどうかにかかってくるように思うから。何も友情は、男同士に限らない。女にだって成立すると、私は思っている。
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