« 自転車で通り過ぎた女(ひと) | トップページ | 宿題 »

2005/07/28

蜩・ひぐらし

夕方、庭でひぐらしが鳴いた。こんなそばではあまり聞いたことがないので、ちょっと驚く。私にとってひぐらしは、黄昏どきに遠くの森から聞こえてくる、そんなイメージなのだから。

ひぐらしを聞いて思い出すのは、社会人になり、伊勢神宮を友だちと旅したときのこと。季節は盛夏。参道の高い木々の間を渡るように、ひぐらしの声が響いていた。現在と古の時をつなぐようなその鳴き声は、今も忘れることが出来ない。

もう一つ思い出すのは、子どものころ毎年行ったプールのある山の寮。遊び疲れて家族で昼寝。遠い山々を渡るように響いてきたひぐらしの声を、まどろみながら聞いていた。。

平和なときを忘れないでねと呼びかけてくるようなその響きは、私の最も愛する夏の風物詩だ。

|
|

« 自転車で通り過ぎた女(ひと) | トップページ | 宿題 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/113001/5196268

この記事へのトラックバック一覧です: 蜩・ひぐらし:

« 自転車で通り過ぎた女(ひと) | トップページ | 宿題 »