オペラ座の怪人
私はミュージカルは嫌いではないが、切符買ってわざわざ行くほどではない。我が人生で舞台を見たのは劇団四季で「エビータ」と、本場ロンドンを観光旅行した際「BOY MEETS GIRL」だけ。「オペラ座の怪人」とは今まで縁がない。なんとかこじつけると、最近私が観た映画「Dear フランキー」の主演、ジェラルド・バトラーが、映画の「オペラ座の怪人」で怪人役をしていたくらいかなあ。なのに昨晩はじめて、私と子どもたちはこの怪人マスクと縁ができた。昨晩は、息子の誕生日&関東に大きな地震がきて大騒ぎたった一日だったというのに私の教会では「納涼お楽しみ会」が夕方から延々と開かれていたのである。
お楽しみ会では、はじめに礼拝があって、その後お料理タイム。みんなでジャガイモ人参たまねぎをむいたり切ったりした後、調理。カレーが煮えるまで外でボール遊びをしたあと、夜ご飯。40人で食べるカレーの美味しかったこと。私は車で何度か家と往復したのだけど、その間に地震があったらしく、まったく揺れにはきづかなかった。ほんの数分の距離なのに、私は恐怖を感じずに済んでよかった。教会のみんなは、結構揺れて怖かったようだ。駐車場の車も揺れたっていうから相当な地震だったと思う。震度5弱だったというし。
食後は花火。そして最後にデンマーク牧場のアイスが届いてそれを食べてから、今日の目玉企画、納涼きもだめしが始まった。場所は移動して、近所の神社。子どもたちは幼稚園から中学一年まで16人が、少しずつグループになって出発。神社の階段を2つ登って、境内の一番左の祠の中にあるカードを一人一枚ずつ持って帰ってくるという内容。途中道案内がいるかもしれないよ、ということで、この道案内の女の人がしていたマスクがオペラ座の怪人だったのだ。暗闇で見るマスクは、怖かったに違いないが、その女の人が以前こちらで紹介したことのある、お日様笑顔の彼女だったので、子どもたちにからかわれると追っかけてきたりほほほと笑ったりしたそうで、恐怖感は大分薄れた模様。近所では、盆踊りが開かれており、ときおり浴衣姿の祭りかえりの人が通る住宅街。出発地点の公園からの道案内として電信柱のところに立っていた私は、これでのっぺらぼうの役でもやったらぴったりかもとか、ここにお地蔵さんがあったら怖いだろうなあとか一人で想像していた。誰も通らないときには、明かりが無いころの墓場のきもだめしは本当にさぞかし怖かったろうと思ったりした。
さて無事にカードを手に入れた子どもたち、まだどきどきする気持ちのまま明るい声で感想を送迎のお兄さんに話しながら公園へ急ぐ。私の娘も息子も、興奮してその体験を語ってくれたが、この夏の宵、一生忘れられない思い出になりそうで、息子の10歳の誕生日のしめくくりにふさわしい企画に感謝した夜だった。
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コメント
読ませていただきました。楽しい夏のひととき、自分の子供の時のことを思い出していました。地震、怖かったですよね。大きな被害がなかったからいえることかもしれませんが、これもこの日の思い出の一こまとして子供たちの心に残っていくことでしょうね。また、お邪魔します~。
投稿: 玲ちゃん | 2005/07/24 19:10
玲ちゃんさん、ようこそ私の時間へおいでくださいました。
昨晩は、手伝った大人たちももうぐったりの、子どもたち大喜びの宵。地震のあとの街の混乱とは切り離された、楽しいひとときでありました。
またどうぞ、お暇なときにお越しください。
投稿: ののか | 2005/07/24 20:32