ママが作った歯
夕方保育園に私が顔を見せた途端、娘が「ママ、歯がぐらぐらしてきた!」と下の前歯を指で押して見せてくれた。遂にきたか。永久歯が歯茎の中で出来上がったために、乳歯が役割を終えようとしているのだ。
永久歯が娘が自分で育てた歯だとすれば、乳歯は母親の栄養で育った歯。「失くさなかったらママに返して頂戴ね!ママが作った歯ね!」と、娘に今から予約しておいた。
息子のほうは、殆どの乳歯を私に返してくれている。丸ごと蜜柑を口に突っ込んだはずみにぐらぐらだった歯が抜けて一緒に飲み込んでしまったときは、悔し泣きしていたくらいだ。可愛いねえ。
娘は6歳にして赤ちゃんみたいに甘えることもまだまだ多いが、また一つ成長したのだな、と嬉しいような寂しいような夜である。
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コメント
私の田舎では「ねずみの歯にしておくれ!」と言って上の歯は縁の下に、下の歯は屋根の上に投げました。
次に生えてくる永久歯がねずみのような丈夫な歯になりますように。。というおまじないみたいなものです。
それにしても、全部の乳歯って5×4=20本ですか。。すごいですね。。
西洋では乳歯をケースに入れておくと妖精がコインとかえてくれるという言い伝えがあるとか。
折角ですから大切に取っておくのもいいですね。
投稿: マリア | 2005/07/27 02:22
マリアさん、ようこそいらっしゃいました。
「ねずみの歯にしておくれ!」というおまじない、いいですねえ。私は今まで知りませんでした。絵本で、(乳歯は)ママの作った歯だからママに返そうね、というのがあったので、私は子どもたちに返してと予約してしまったのです。
西洋の、乳歯をいれておくケースっていうのもいいですね。私は綿に包んで封筒にいれて保管しているんですが、これからは二人の子どもの歯がごっちゃにならないように、二つケースを用意することにいたします。
よいお話をありがとうございました。
投稿: ののか | 2005/07/27 17:24