♪土曜日は大キライ
この歌はユーミンの歌のなかでも、結構有名なのではないだろうか。オレたちひょうきん族のエンディングテーマだったので、耳にしたことがある人が多いと思う。収録アルバムの「アラームアラモード」は、私のお気に入り。調べてみたら、1986年の作品だというので、もうかれこれ20年になるようだ。
土曜日が大キライなのは、恋に破れた女性。休日をどう過ごすかで新しい恋に期待と不安を感じているのだけれど、このごろの私は土曜は全然キライじゃない。何にも予定の無い、束縛されない土曜日。何する?とのんびり家族で考える。何をしたって、誰も怒らない。のんびりできる土曜日は、大好き。
だけど昨日は違った。我が家と道を挟んだ前の家は、子どものいない、いわゆるディンクス。その妻のほうが昨日は留守だったようで、夜中に夫とその友人たちが大宴会を開いたのである。ここは学生の合宿小屋かと私は思ってしまったくらい、隣近所に何の遠慮もないどんちゃん大騒ぎ。やめてくれ。うちには幼い子どもが眠っているのだぞ。さすがに一気飲みはしていないようだけど、とにかくうるさい。やがて、誰か近所の人が怒鳴り込む声が聞こえてくる。それでも宴会は続く。また誰かが文句を言いに行った。それでも終わらない。
夜中の2時をまわってようやくおひらきに。三々五々酔った勢いで、バイクを運転して帰っていく音がした。しかし朝、泊り込んだ人々が帰るのだろう。またもや住宅街の静寂は破られた。日曜、7時にもならない早朝だというのに。寝不足の頭でもうろうとしている夜中、頭に甦る、「土曜日は大キライ」のメロディ。こんな土曜日の終わり方もあるのだ。音の暴力。いい大人が、温泉宿でもないのに大騒ぎするなんて。私は怒ったぞ。次は絶対、許しません。
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