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いわいめでたや・おもしろや

いまだに寝る前の絵本の時間、息子は福音館の『日本の昔話』に夢中である。昨晩は、「いわいめでたや・おもしろや」。

あるところに、二人の息子を持つ夫婦があった。息子の名前をつけるとき、一人目はなにかめでたい名前にしようということで「いわいめでたや」と名づけた。二人目は何かおもしろい名前がよいということで「おもしろや」と名づけた。二人はすくすくと成長し、家の手伝いができるまでになった。

ある日兄が山へ芝刈りにでかけたところ、家では父親が急の病で亡くなった。どうしてよいかわからない弟は、山に兄を探しに行った。そして「いわいめでたや、親父が死んだぞ。」と麓から上へ上へと大声をかけながら上っていた。山に入っていた村人は、「いわいめでたや、親父が死んだ」とは、なんと不謹慎なと呆れて聞いていた。やがてそれを聞きつけた兄は、「それは本当か、おもしろや。」と何度も叫びながら山を下った。それを聞いていた村人は、なお酷いことだと怒って、兄と弟を村につれて帰り、たくさん叱ったということな。

この話は短いのだが、途中から息子が笑い転げだして、おなかを抱えて涙を出している。一晩あけても、兄妹は、この話をしては笑い転げて、久々のヒットと大喜び。子どもっていうものは、高価なおもちゃやテレビに夢中になることがあったとしても、こういうお話は好きなんだなと思うと、なんだか安心した夜だった。

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