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2005/08/13

昨晩、暑かったので雨戸を閉めないまま子どもたちを寝かしつけていると、二人して、光った光ったという。何々?と夜の曇り空を見上げると、確かに閃光が時折よぎる。「これなあに?」「何でぴかぴかしているの?」音は何もしないのである。そうだね、きっと遠くの遠くのほうで、雷が落ちてるのね。そして子どもたちはそのうちに、それぞれ眠りについた。そして私は、そろそろ雨戸を閉めなくちゃ、と起き上がる。と、雨音が聞こえてきた。こっちにもやって来たのかしら、急がなくては。

それからの稲妻と雷の凄かったこと。昔の人は地震・雷・火事・おやじと言ったが、私は昨晩、その意味がよくわかった。あの音は、すさまじい。怖い怖い。子どもたちは寝入りばななので、何も気づかずよく寝ている。起きていたらどんなに怖がったことか。

一年前旅先で突然の雷雨に見舞われ、ホテルの窓から通りを小一時間眺めたのを思い出した。あの時は、頑丈なホテルにいたので恐怖は無く、臨場感はあるものの気象ショーとしてテレビでも眺めているような気分だった。光った。1・2・3…と数を数える。音がした。雷、段々近づいてくるね、といつものようにわくわくしていた。ところが、ここは小さな一軒家である。雷が落ちるかもしれない恐怖。

目覚めると、昨日の雷雨は嘘のように穏やかな蝉の鳴く夏の朝。雷雲は、またどこかへ行っちゃったんだなあ。大人になってから、あんなに怖かったのは、久しぶり。子どもに戻って雷の音に震え上がった、夏の夜であった。

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