上野の森で
今日は上野の国立科学博物館へ、「縄文VS弥生」を見に行ってきた。科学的に二つの時代の人骨や遺跡や遺物を比べてみるといった内容で、子どもたちには面白い企画。
私は考古学をやっていたので、といっても、サークルでだから、本当の専門ではないのだが、縄文土器や銅鐸などなど、好きなものばかり飾ってあって楽しかった。子どもたちはレプリカ(復元)の土器片やスクレイパー(石器)づくり、縄文土器の模様付けなど、体験コーナーが面白かった様子。一緒に行った友人のうちの子どもは、縄文人と弥生人の人骨を測って比べるコーナーが気に入った様子。
その友人は、普段は海外で暮らすのだが、夏休みなので一家で日本に帰省している。春には会い損なってしまったから、かれこれ1年4ヶ月ぶりの再会。話すことが山と積もっていたため、それぞれの子どもが一緒になって広場や公園で遊んでいる脇で、蚊にさされかゆいのを我慢しながら、沢山おしゃべりをした。楽しかった。昔の友は、いいものである。上野の森の蝉時雨を聞きながら、藤沢周平の話などをした。いいよねえ、本当にいいよねえ。こういう話が合うところも、私には嬉しくて、またの再会を約束して別れた。
20年来の友は、今は散り散りになってしまったが、こうして一度集まると、時を隔てていても昔の感覚に戻り励ましあえる。元気が出る。友達って本当に、いいものだ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント