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2005年9月

2005/09/30

何事にも時がある

何事にも時があり天の下の出来事にはすべて定められた時がある

生まれる時、死ぬ時  

植える時、植えたものを抜く時

殺す時、癒す時

破壊する時、建てる時

泣く時、笑う時

嘆く時、踊る時

石を放つ時、石を集める時

抱擁の時、抱擁を遠ざける時

求める時、失う時

保つ時、放つ時

裂く時、縫う時

黙する時、語る時

愛する時、憎む時

戦いの時、平和の時。

(旧約聖書 コレヘトの言葉 3章1節~8節)

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緑の道

自転車で駅まで行くのに通る緑道は、百日紅も終わり、今はオシロイバナが咲き乱れている。そのほかに、赤や白の彼岸花あり、こんもりとキクイモが群生しているところあり。

大学のグラウンド沿いに、細く続くこの道は、昔小さな川が流れていた場所。それが今は、小さな遊歩道に変わったのだ。

花の季節は短くて、あと一年しないとまたこの光景にめぐり合えないわけだけど、来年この時期になったら、懐かしい友に会ったように、嬉しくなるのだろうな、と今から思う。

そこは、私の心の和む場所……

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2005/09/29

一番星

今日の宵の口に夜空を見上げた方は、気づいただろうか?

宵の明星が、とても美しく輝いていた。

外に出てきた保育園のこどもたちも、その星に気づいて、きれいだねぇと夜空を見上げた。

その凛とした星の姿に、心がすっきり洗われた、秋の宵である。

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後日談

たまごっちは、塩分を含んだ水に濡れたせいか、錆びが出ており、分解したものの、元に戻らなかった。今は金色のきれいな箱にいれられて、ため息まじりに、いじられている。

娘はむしゃくしゃしていたのか、たまごっちを買ってもらったばかりの仲間にいちゃもんをつけ、喧嘩になり、しこたまひっかかれて帰ってきた。

やっぱり、そうそうあきらめられるものではないのだな。

という後日談。

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2005/09/27

復活なるか?

たまごっちを壊した!と気に病んでなかなか寝付けなかった娘を、あれこれ一緒に心配し慰めたらようやく眠った。

朝になって、息子が私に小声でささやく。「まりこちゃん、すごいよ。さっきなんて言ったと思う?しかたないから、クリスマスにまたサンタさんに新しいのをお願いするんだって。それでね、このたまごっちが死んじゃうところを見たくないから、ママに電池はずしてって言っているよ。」

そうなんだ。いつまでも気持ちをひきずらず、すっぱり未練を断ち切ったとは。なかなかである。兄にまで尊敬されちゃって。

我が娘。あなたはいいところあるねえ。私も諦めて、きれいな箱を見つけたので、動かなくなったたまごっちをしまおうと思ったが、分解してあちこち丁寧に拭いてからまた組み立てると動く場合もあるらしいと知り(励ましのコメントのお陰です、感謝!)試してみることにする。夜中に断末魔のようなすごい電子音を響かせていたから、完全に駄目だと思ったが、もしもこれで復活したらすごいものだ。復活なるか?

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たまごっち

たまごっちは小学生を中心に、今大流行のおもちゃ。6歳になる娘も、欲しくて仕方なくて、お誕生日プレゼントに私から買ってもらった。おもちゃ屋さんに行っても品切れなので、私がしかたなく、ネットオークションで手に入れたもの。

4ヶ月間私や息子の協力を得て、たまごっちを世話し続け、大切にしてきた娘であるが、昨晩事件はおこった。首からぶらさげていて夕食中、ちょっと中腰になった瞬間に、味噌汁にたまごっちをこともあろうか浸けてしまった。

私が大慌てですぐに水分をふき取ったが、あとのまつり。すきまから水が入って、三つあるスイッチのうち大事な一つが効かなくなってしまった。

すっかり落ち込んだ娘。なかなか寝付けなかった。こういうこともあるのだ。失敗は誰にでもある。ペットと違って、バーチャルに世話し続けている電子ペットであるから、死ぬといっても本当に死ぬわけではないのだが、ショックは続く。

壊れたから捨てましょうというわけにはいかないので、完全に壊れたとわかったら、お墓をつくって埋めようか。なんともいえない、おもちゃなのである。

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2005/09/25

おでん

めっきり寒くなってきた。

今夜は義姉が本物をつかった松茸ご飯をつくり、我が家にもと分けてくださる。感謝である。本物の味。こういう味を、子ども達には覚えてもらわねばならない。

冷蔵庫におでんの具のパックがあったので、もう少し上等な具を足して、大根や芋・こんにゃくを別々に茹でたものと合わせて、ことこと小一時間。おでんの鍋のできあがり。

日曜の夜は、のんべんだらりと母の家で過ごす。母の食卓の脇にはテレビがあるので、今日は画面を見ながらの食事。たまにはいいか。ふむふむ、朝青龍が結局優勝したんだ…。

子ども達は遊びすぎて、くたくた。ご飯の味もわからないらしい。もうお風呂に入れて、みんなでぐっすり眠るとしよう。今晩選ぶ絵本は、あったかくなるのがいいなあ。おでんのようにあったかい、あったまる絵本、ないかしら?

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2005/09/24

生きる意味

V・E・フランクルの『それでも人生にイエスと言う』を読んだ。著者は、ナチスの収容所から生還した精神科医で、有名な著作に『夜と霧』がある。

紹介してくださったのは、ハンナの祈りのまざあぐうすさん。まざあぐうすさんは、このほかに、ほのぼの文庫という読書日記を書いている読書家であり、とても私の能力ではおいつかないような読解力をお持ちなのである。

実は『夜と霧』は、昔からずっと本棚にしまったままの本だ。私が中学生時代につけていた日記を紹介しながら、あるとき教会でお話しする機会があったのだが、そのときに牧師が『夜と霧』を例に出して奨励してくださったので、よし読むぞと本棚に並べたまではよかったのだが…。しかし、ブログでお知り合いになったまざあぐうすさんによると、『それでも人生にイエスと言う』のほうが、ずっと読みやすいとのこと。早速図書館で借りてみた。

フランクルは、家族とともにユダヤ人であるということで収容所送りになったあと、妻や子どもをいっせいにガス室送りにされた。その後自分は過酷な強制収容所で、生き抜いたのである。

その体験を経て、解放から一年後、ウィーンの市民大学の講座でフランクルが行った講演をおさめたのが、この本。

難しい内容ではあるが、短く、わかりやすい文章なので、私にも読むことが出来た。そして、勇気を与えられた。タイトルは、収容所のなかでつくられ、皆に歌われていた歌の一部からとったものだという。生きる意味を考えさせてくれる、すばらしい一冊。

フランクルは言う。

~人間は、あらゆることにもかかわらずーー困窮と死にもかかわらず、身体的心理的な病気の苦悩にかかわらず、また強制収容所の運命の下にあったとしてもーー人生にイエスと言うことができるのです。~

それでも人生にイエスと言う
それでも人生にイエスと言うV.E. フランクル 山田 邦男

春秋社 1993-12-25
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2005/09/22

マツタケご飯

今晩は、炊き込みご飯。隣の母が、お気に入りのマツタケご飯の素を使って炊いたもの。

それを食べた息子。「おばあちゃんって、本当に料理上手だね。」

私は母に、「おばあちゃん、いい炊飯器持っててよかったね。」という。

母はにやにや笑っている。食人数5名で、ご飯3合、あっという間に無くなった!!

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ぴぃちくぱぁちくの樹

私の家の近所に、公団がある。最近建て替えられたばかりなので、歩道や街路樹も美しく整っている。

去年も感じたのだが、この季節、街路樹のうちの何本かが、小鳥のたまり場になっているのだろう。そばを通ると、

ぴぃちくぱぁちく ぴぃちくぱぁちく ぴぃちくぱぁちく ぴぃちくぱぁちく

ひっきりなしに、鳴いている。

ぴぃちくぱぁちく ぴぃちくぱぁちく ぴぃちくぱぁちく ぴぃちくぱぁちく  

暮れてゆく空に、小鳥の声がのぼっていく。

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2005/09/20

調味料バトン

 つぶやきちゃんのかおちゃんから、調味料バトンがまわってきました。(Thank You)

 なんだかぴんと来ない質問もあるのですが、勢いでいってみます。

【Q1】  次のメニューにかける調味料を教えてください。(薬味は含まず)

 ・ 目玉焼き  → クレージーソルトこれ重宝してます。みなさまご存知?)因みに、小さいときはウェルダンにソースでした。

 ・ 納豆  → 醤油 でご飯に。(昔、マヨネーズを混ぜてトーストに載せたら美味しかった…)
 ・ 冷奴 → 醤油や、シソドレッシング、中華ドレッシング
 ・ 餃子  → 醤油と酢(酢が多め)
 ・ カレーライス → 何もかけません
 ・ ナポリタン  → タバスコは苦手
 ・ ピザ     →     〃
 ・ 生キャベツ → ドレッシングかソース
 ・ トマト     → 何もかけません
 ・ サラダ    → ドレッシング(せいきょうの野菜たっぷり和風ドレッシングが大好き)
 ・ カキフライ  → ソース(かレモン)
 ・ メンチカツ  → ソース
 ・ コロッケ   → ソース
 ・ 天ぷら    → 天つゆ か塩
 ・ とんかつ   → とんかつソース
 ・ ご飯     → 鍋で炊くご飯はおいしいから、何も要りません。

【Q2】 周囲に意外だと驚かれる、好きな組み合わせはありますか?

    カレーに味噌を隠し味で使ってみた。(あんまり意外ではないかな)       

【Q3】 それが一般的なのだとは知っているが、苦手な組み合わせはありますか?

    別にないです。

余談…そばつゆに入れるわさびはなぜか好きじゃない。わさびはお刺身だけ。わさびせんべいもわさびアイスも苦手。わさび漬けも絶対無理。
    

【Q4】 バトンをまわしたい5名は誰ですか?

   渡されたい方、どうぞ声かけてくださいね(~o~)

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ぎょうれつぎょうれつ

連休最終日、私は「チャーリーとチョコレート工場」を観に、息子と娘を連れて映画館へ。ジョニー・デップは大好きだが、「シザーハンズ」のようないでたちはちと苦手。今回はおかっぱ頭のデップさんを、子ども達にこわれてスクリーンで見るぞ!と勇んで出掛けたのに、そこには予想をはるかに上回る長蛇の列。

チケット売り場から伸びる行列の最後尾は、くねくねまがる階段の2階下まで。空間が狭くて酸欠にでもなりそうだ。さすがに、これではチャーリーは無理かも?映画開始まで1時間。時間は刻々と迫るが……

順番がどんどん進み、ようやくロビーへ。深呼吸。しかしいよいよチケット売り場が見えてきたところで、売り切れの文字が電光掲示板に点灯。がっかり。だからって、これだけ並んで何も観ないわけにもいかず、結局「マダガスカル」の吹き替え版を観ることになる。これはこれで、子ども達は大うけしていたので、終わりよければ全てよしであろうか。

時間がぎりぎりだったので、これ以上昼食の行列に新たに並ぶことは出来ず、ご飯代わりに手軽に買えたポップコーンを子ども達は映画を観ながら完食!私はというと、途中疲れてうとうとしてしまった。

教訓~お出掛けするには、早寝早起きを心がけるべし。

帰りがけ、私は空腹のあまり、子ども達を誘って、ご当地ラーメンを一杯。元気快復。サンマー麺、癖になる味であった。

ぎょうれつぎょうれつ

マリサビーナ・ルッソ絵と文 / 青木 久子訳
徳間書店 (1994.11)
通常24時間以内に発送します。

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2005/09/19

極める

私は飽きっぽい性格で、何事も極めたことが無い。集中力はあると思うが、持続しないのである。実際、私の中でブームになったものでずっと続いているのは、信仰くらいである。韓国ドラマも挫折したし、ユーミンも一時遠ざかっていたしなあ。

その点、極めた人というのはすごいと思うし、尊敬する。ブログを始めたので、いろいろな人の趣味を垣間見る機会が断然増え、私から見て「極めた」領域に達したHPに出会うと、そのたびに感心する。

昨晩出会ったのは、月のカレンダー。月については、ここ。こういう世界を極めた人も居るのである。

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2005/09/18

お月見

残暑の街を、ポスティングして歩いた。私の通う教会で来週珍しい楽器のコンサートがあるので、要するに案内のチラシ配りである。これでいくらか稼いでいる人もいる昨今であるが、私はもちろんボランティア。なかなかいろんな家があるので、楽しめる。

赤の他人が入りやすい玄関ってのは、防犯上問題だが、入り口に立って入りづらい家というのがある。別にきれいに掃除していないというのではなく、寄せ付けないのである。家の人の意識が表れているようである。興味深い。家にこんなに表情があるとは思っていなかった。誰でも遊びにおいで。私はそういう表情の家に、あこがれる。

残暑の街は、太陽に照り付けられていたのであるが、風は爽やかに吹いている。やはり秋なのだ。そしてつるべ落としとはよく言ったもので、陽はあっという間に暮れてゆく。近所の寺から、鐘の音が響いてくる。あっという間に涼しくなる。昼間さかんに鳴いていた蝉はなりを潜め、今度は秋の虫の大合唱だ。

今晩は待ちに待った十五夜。なぜか私は、もう酔っている。たまにはこういうこともある。

因みに用意したのは、たらこのおにぎり、漬物、青菜のお味噌汁、月見団子2種、おはぎ、ビールに麦茶、つまみを少々。昼に頂いた梨も並べようか。明かりを落として、月明かりでいただく。さあこれから、飽きずに月を眺めて、秋の宵を楽しもう。

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2005/09/17

イ・ヨンエ

私が毎週楽しみにしているのは、NHK衛星放送の「宮廷女官チャングムの誓い」

54話という大作。韓国の15世紀の宮廷を舞台にした、ある女性のサクセスストーリー。モデルが実在したと言うところがすごい。チャングム役には、韓国を代表する女優のイ・ヨンエ。このドラマでは、再現された宮廷料理の数々が話題をさらったが、主人公のチャングムは、王様の料理をつくる女官の地位を追われ済州島(チェジュド)に流刑になったあと、何年も復讐のために修行を積んだ結果、今度は医者として宮廷にあがる。そして、母や恩師の恨みを果たし、悪い奴らを追い出して、遂にこの間は最高尚宮(チェゴサングン)の座についたのである。いつもチャングムをかげながら支えるのは、ミン・チョンホ(チ・ジニ)。

話はどろどろしていて、毎回罠をしかけられたりいじわるされたり大変だ。そこをいかにきりぬけるかが、見所である。チャングムがあきらめず、知恵をはたらかせて切り抜ける。それが見事に毎回飽きさせずあるので、すっかり惹きつけられてしまうのである。

このイ・ヨンエさんが、肌も美しく瞳が透き通った美しい人で、しかも表情豊かで演技力は抜群。チャングムにはこの人しかいない、と思う。聡明な感じもよく伝わってくる。映画「JSA」でみたときより、ずっとよい。相手役のチ・ジニさんも素敵♡

楽しみのチャングム、今週はなんと寝過ごして見損なってしまったのだが、先ほど録画していた妹の家に行き、ちゃんと見る事が出来て今は幸せな気分。

もうすぐ最終回なのが、ホントに残念。終わっちゃったら、どうしよう。チャングム廃人になっちゃうかも、私…

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2005/09/16

ブログの時代

私の母は相撲が好きだ。日曜の夕方、ちょっと実家に顔を出したら、初日だから相撲中継をテレビでやっている。横綱の朝青龍は強いけど、悪役顔だから我が家では不評である。強い、強すぎて、憎たらしい。

ところが朝青龍、初日から普天王に黒星。そして、飛ぶわ飛ぶわ、興奮した観客の座布団の雨。もう、降り止まないその様子に、あっけに取られた私。いい場面を見たぞ~と、ちょっと嬉しくなる。

かたやプロ野球。私は何十年来の、横浜ファン。生きているうちに一度優勝を見てみたいというのが長年の夢だったが、それが叶ってしまってからは、あまりじっくり見なくなった。時折新聞で順位を確認するくらい。新しい選手も、よくわからない。何々?阪神タイガーズにマジックがついたって!もうそうだ、秋だものね。そういえば、ヤクルトの古田はどうした?監督に要請されたの?大変だなあ。

ということで、久々に古田のブログ(古田敦也公式ブログ)を訪れてみると、面白いことが書いてあった。なんと、朝青龍を倒したあの普天王も、ブログを持っているというのである。

現役力士 普天王 どすこい大相撲日記

早速読んでみたら、とても面白い。今の日本、本当にブログの時代なんだなあ。

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うさぎとかめ

絵本タイムに、借りてきた『うさぎとかめ』を読む。イソップ寓話と書いてある。

中身はもちろん、あの、うさぎとかめ。

あれ?日本の昔話じゃなかったんだ?

もしもしかめよ、かめさんよ。文部省唱歌になってるから、日本の昔話だと私は思っていましたよ!

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2005/09/14

答え

「最初の質問」の答えをいくつか。

今日、あなたは空を見上げましたか。~保育園に娘を迎えに行くとき、階段の上から毎日見上げる。今日は夕映えの街のうえに、月と星が美しく輝いていた。

このまえ、川を見つめたのはいつでしたか。~今日。川は私を遠い記憶へ誘ってくれる。

好きな花を七つ、あげられますか。~ゆり、すみれ、スズラン、金・銀木犀、紫陽花、マーガレットに小菊、梅それから……

何歳のときのじぶんが好きですか。~20歳の頃の私。

問いと答えと、あなたにとって今必要なのはどっちですか。~答え。

人生の材料は何だと思いますか。~出会い。

あなたにとって、あるいはあなたの知らない人びと、あなたを知らない人びとにとって、幸福って何だとおもいますか。~私にとって幸福とは、平和。私の知らない人びとにとって幸福とは、たとえば快楽であり、たとえば満足。

あなたは言葉を信じていますか。~聖書の言葉を信じている。

それから私は、心のこもった「よろしく」という挨拶が好き。

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2005/09/13

最期

今日ピアノ教室に子ども達を連れて出掛ける。

夕方から始まるレッスン。初めは妹の方から。

息子が待っている間、二人で長田弘の詩集を読む。

息子が勢いで、自分も書いてみると、詩を一つ書く。

なかなかいい出来。まだ幼いが、やるなあ、と感心。

さて、妹が終わって、息子の番。

教本を出すと、先生の悲鳴。

なんと、気の毒に、つぶれたヤモリが…。

哀れな最期であった。

息子のピアノバックに入って、遊んでいたのかなあ。

無事に生き延びて欲しかったのに。

ヤモリ君、安らかに。

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最初の質問

長田弘さんの「最初の質問」という詩に出会った。

忘れていた感性を、とりもどすことができるような、

心にうったえる、すばらしい詩。

詩集のはじめに、2ページにわたって書き綴られた質問の数々。

「今日、あなたは空をみあげましたか。」からはじまるその詩。

答えを一つ一つかみしめながら、今日を暮らそうと思う。

長田弘詩集

長田弘詩集
posted with 簡単リンクくん at 2005.10.16
長田 弘著
角川春樹事務所 (2003.3)
通常2-3日以内に発送します。

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2005/09/11

9.11

今日は、アメリカでの同時多発テロから4年目。世界を震撼させた事件から、もうそんなに時がたったのだ。

今日は日曜日なので、私は朝からキリスト教の教会に出掛けた。今日は牧師ではなく、信徒のお話を聞く機会を与えられた。その人は、4年前は家族でアメリカに住んでいた人であったので、視点が私とは全然違う。その日の出来事として、朝から繰り返しテレビでは衝撃的なあの場面(ツインタワーに飛行機がつっこむ、そしてビルが崩れ落ちる)が何度も繰り返し放映されていたそうだが、その日小学校に出掛けた子ども達は、帰って来たとき校長先生からの家族宛の手紙を持っていたそうである。あのシーンを必要以上に子ども達に見せないで欲しいと言う内容だったそうだ。

さて話はすすみ、ツインタワービルに最初に突っ込んだ飛行機のパイロットの家族が、ほぼ一年後に、以前住んでいた東部の町の教会で発したメッセージの話が出てきた。私はこの話は以前にも紹介されたことがあったので知っていたが、その父親像について改めて話をうかがい考えさせられた。

そのパイロットは、敬虔なクリスチャンで、幼い息子を朝の5時半に起こしてドーナッツ屋に行き、朝食をとりながら神様の話をしたりする良き父親だったそうである。子どもたちに、「心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。」(旧約聖書:申命記・6章5節)を日に何度も教えていたそうである。果たして悲劇で夫と父親を亡くしたその家族は、一年後、灰の中からも美しい愛を見出し、人々にメッセージを発したということである。その人が家族に与え続けた愛が、しっかりと家族の中に息づいていたのである。

人生は思い通りに行かない。不条理なことばかりである。そして世界では、今日もまた殺戮が行われ、そして天災で多くの命が失われる。希望はどこにあるのだろうか?何を信じたらよいのだろうか?そして私たちは、次に生まれてくる命に、どういうメッセージを託したらいいのだろう?いつ終わるとも知らぬ一生に、どれだけのことができるだろう。

今日は終わっていく。そして日本は、一体どこへ行く?

「私は在る」と昔も今も言い続ける神。この神こそ、全ての答えを知っている方なのであろう。

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2005/09/10

『けんかのきもち』

昨晩読んだ絵本は、『けんかのきもち』。

私は近頃、喧嘩の仕方を知らない大人が多いと思う。

その一方で、この主人公のように、子ども時代からこういう喧嘩ができる環境にあることは幸せだ。喧嘩をすると、嫌な気持ちを味わう。だけど十分その気持ちを味わって、そしてどうやってそこから脱出するか?じっくり自分と対峙する。この絵本は見事にそこのところを描ききっている。

子どもはこうやって成長し、人に気持ちを伝える大切さや、人の気持ちを思いやることができるようになるのだろう。仲直りに食べた餃子のおいしそうだったこと。

絵本を読んでから子ども達に、うちもこれから喧嘩したら、仲直りに餃子食べようね、と約束した。とても気に入ったこの本。まだの方は、是非どうぞ。

けんかのきもち

柴田 愛子文 / 伊藤 秀男絵
ポプラ社 (2001.12)
通常24時間以内に発送します。

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2005/09/09

みのりの秋

IMG_0008 娘の保育園では、園児たちが籾から育てた稲が、このように実っています。もうすぐ収穫です。

子ども達の喜ぶ顔が目に浮かびます。

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月がとっても綺麗。

夕暮れに細い三日月。

そういえば、9月。お月見は何日だろう?

毎年月見が楽しみ。親が楽しむから子も喜ぶ。今年もぜひ、と心に誓う。

虫の音。秋の宵。

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2005/09/08

台風一過

台風一過。まぶしすぎる陽射し。朝からむんむん暑い。

風もぴたりと止んだ。

娘は保育園のプールじまいだといって、朝から張り切っている。

庭では、芝生が伸び放題。緑がきれいだけど、繁り過ぎ。週末は芝刈りだ。汗をかきかき、楽しもう。

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2005/09/06

憲法第九条

こんな記事を読みました。

選挙の争点はいろいろありますが、やはり私はこの点はゆずれないのです。

Love and Peace!

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高潮

今回、アメリカのニューオリンズを襲ったハリケーン「カトリーヌ」は、ミシシッピ川の堤防を壊して町を水浸しにしたけれど、別のところでは高潮の被害も出て、橋がずたずたに寸断された様子をニュースで見た。

私は高潮というと、最近の日本のニュースの映像で被害が大きいというのは知っていたけど、今回のカトリーヌの被害状況を見て、その実態が判った気がする。

いつもちこくのおとこのこ

いつもちこくのおとこのこ
posted with 簡単リンクくん at 2005.10.16                           
ジョン・バーニンガムさく / たにかわ しゅんたろうやく
あかね書房 (1988.9)
通常24時間以内に発送します。

                 

私の持っている絵本の中で、ちょっと変わっている「いつもちこくのおとこのこ」は、ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーという男の子が、まじめに学校へ行こうとするのに、奇想天外な事件にあっていつも遅刻してしまうお話。先生は全くその理由を信じようとせず、居残りをさせて罰として~をもうしません、という言葉を300回書かせたりする。奇想天外な事件とは、わにが出てきたりライオンが出てきたり、はたまた高潮にあって橋から流されそうになり全身ずぶぬれで学校にたどり着いたりするのである。以前私はこの高潮のイメージがどうしてもわかなくて、読みながら頭の中はクエスチョンマークだったのだけど、今回のニュースで初めてこれが理解できた。とはいえ、普通ではありえない話であるはずの高潮被害が、こんな形で現実に起こってしまうと、この絵本でも笑えないエピソードになってくる。

もはや想像を超えた甚大な被害。国も大きいが、被害も計り知れない。世界各地で頻発する天災よ、一体いつまで続くのか……

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2005/09/05

♪9月には帰らない

私の大好きな松任谷由実のアルバム「紅雀」。1978年の作品。

一曲目は♪9月には帰らない。いいなあ、この曲。夏の終わりの雰囲気がうまく出ていて。ひと夏のうちに、弱かった自分がいつのまにか成長して、過去から未来へ目がむくようになっていた、というような設定かと思う。今日久しぶりに聴いてみて、そう思った。

二曲目の♪ハルジョオン・ヒメジョオンは、大好き。県境の橋を渡るときに電車の窓越しに見える小高い丘のベンチに座って、川向こうに落ちる夕陽を眺めたのは、遠い昔のこと。

四曲目の♪地中海の感傷は、今でもお気に入り。20年前の夏休み、発掘現場で汗水たらしながら働いていたとき、一人でよく口ずさんでいた歌。現場に渡る風と熱い日差しと淡々とした空気が、乾いたユーミンの歌声にマッチしていたのだと思う。土、土、土の世界で、地中海の青い海と白い建物を思い浮かべて、感傷的になっていた二十歳の頃の私。とにかく、とても趣のある名曲である。

八曲目の♪白い朝まで。若い日、一人小雨の中都会の公園に立ち、寂しく朝を迎える女の情景。

それに続いて♪LAUNDRY-GATEの想い出。「紅雀」の中で、一番ストーリー性がある曲。ユーミンは八王子の人だから、近くの基地の町(だった)立川にも想い出があるのだ。

そして♪残されたもの。これも好きだなあ。~またひとりだけの時が始まった~

こうして「紅雀」を聴いてみると、明るい歌をおりまぜながら、私が気に入って書き出した曲はみな、キーワードが「ひとり」であったり「別れ」であったりする。どうやら私は、そういうところにひかれてしまうのである。それを描くユーミンの才能に、惚れているのである。

VIVA! ユーミン。

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さがしもの

息子は物を失くすと、大騒ぎする。周りの人がどう思うかはお構いなし。出てくる可能性が段々少なくなっても、いつまでもいつまでも探している。見苦しい。

「あなたはまだ小さいんだから、お父さんやお母さんのいいところだけ似てくれればいいのよ。悪いところまで似ないでよ!」などと、つい酷な言葉をかけてしまう。

要は気分転換を出来るかどうか。自分と向き合う作業だからしんどいが、慣れてしまえばなんてことない気もする。そのために、「求めよさらば与えられん。」と一緒に唱えて、以前は一緒に探してあげたものだが、もうそろそろ一人で切り抜けてもらいたいものだ。

♪さがしものはなんですか?…と陽水の歌なんか歌ったりして、楽しく捜索してくれれば気にならないんだけどね。

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2005/09/04

楽しい週末

日曜の午後、お日様笑顔のCちゃんが、ちらし寿司を持って遊びにきてくれた。南の島の旅行の際、私たちがお母上やお兄様に大変良くしていただいたので、お礼をしなきゃならないのはこちらのほうなのだが、ゆっくり話が聞きたいわ、ということでのご訪問。

私はきゅうりのサラダ(昨日作った胡麻味噌入りドレッシング和え)とシジミ汁と梨しか用意できなかったのだが、Cちゃんお手製のお寿司が美味しくて、子ども達も一緒にペロリと食べてしまう。賑やかな会話がはずみ、嬉しいひととき。お腹も心もいっぱいぱい。帰りはCちゃんの家の前まで車で送っていくことも出来るようになり、我ながら行動範囲が広がったと嬉しくなる。

その後、食卓のすり胡麻がなくなったので、また作る。もう、すり鉢とすりこ木のお陰で、上腕部ががたがた。くたびれて、筋肉痛であ~る。ふ~ふ~。それでも、お客様のお陰で、家の掃除がはかどったのは、とってもいい事。

あ~、楽しい週末もこれで終わり。明日からまた一週間、仕事だ!サザエさん症候群だったかしら?明日からの現実に向き合いたくなくて具合が悪くなるのは。もうすぐちびまる子ちゃん、そしてサザエさんの時間だわ。私も、そんな感じ。次の週末が今から楽しみ。そんな日曜日の黄昏時である。

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2005/09/03

幸せ

今日はなんとなく、ノースリーブを着た。そして、洗濯物を干しに、物干し台へゆく。

我が家の物干し台は、庭の隅。シソやハーブが生い茂り、風がわたるその場所にたつと、うようよと蚊が寄って来るので、私は昨年まではその作業が好きではなかった。でも、今年は元気になったせいか、気にならない。

そして今日も、洗濯物を干す。陽射しが気持ちいい。肩の肌に、夏だったら突き刺さるように降り注いだはずの陽射しが、優しくなっている。

風も爽やかだ。私は今、とっても幸せ。キラキラとまぶしい緑が目にしみる。

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土曜日の過ごし方

夏休みが終わり、一週間働いたら、とってもくたびれた。今朝は起きられなかったけど、子ども達は「ウルトラマンマックス」が大好きなので、その7時半になる一時間前から目覚めて二人で遊ぶ。私が相手をしないもんだから、お兄ちゃんはこういうとき優しくて、妹の相手をしてくれる。

それにしても、やらなきゃいけないことが、溜まっている。

家の掃除。なんだか、衣替えが十分じゃなかったので、引き出しに入りきらない衣類が、たたんで積んである。その柱が何本も!!これを綺麗にしまいたい。

写真の整理。

手紙。

パソコンのプリンターのインクの取替え。

牛乳パックやペットボトルをリサイクルに出すため整理すること。牛乳パックは工作につかうからとっておいて、と子どもに言われ、そのままにしていたら、どんどんたまっちゃったので。

忘れちゃいけないのが、せいきょうの注文。いつもパソコンでやろうと思っていると、土曜日の朝10時がすぐに目の前になる。注文しないと、週末配達されないから、これは絶対忘れてはいけない。

でもね、楽しいこともなくちゃね。

ということで、今日はsadakichiさんの記事を参考に、ゴマすり日にしようとおもった。子ども達と皆で楽しくやって、あとで少しずつ味わおう。

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2005/09/02

ヤモリ

今、パソコン横のラジカセの上にいるのは、ヤモり。おいおい、どうしてそんなところにいるんだよ。びっくりさせないでよ。

ヤモリ君、ゆっくりとろい君は、時には雨戸に轢かれたり、トイレで踏みつぶされたり気の毒なことだよ。どうか、ひっそり無事に暮らしておくれ。

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