高潮
今回、アメリカのニューオリンズを襲ったハリケーン「カトリーヌ」は、ミシシッピ川の堤防を壊して町を水浸しにしたけれど、別のところでは高潮の被害も出て、橋がずたずたに寸断された様子をニュースで見た。
私は高潮というと、最近の日本のニュースの映像で被害が大きいというのは知っていたけど、今回のカトリーヌの被害状況を見て、その実態が判った気がする。
あかね書房 (1988.9)
通常24時間以内に発送します。
私の持っている絵本の中で、ちょっと変わっている「いつもちこくのおとこのこ」は、ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーという男の子が、まじめに学校へ行こうとするのに、奇想天外な事件にあっていつも遅刻してしまうお話。先生は全くその理由を信じようとせず、居残りをさせて罰として~をもうしません、という言葉を300回書かせたりする。奇想天外な事件とは、わにが出てきたりライオンが出てきたり、はたまた高潮にあって橋から流されそうになり全身ずぶぬれで学校にたどり着いたりするのである。以前私はこの高潮のイメージがどうしてもわかなくて、読みながら頭の中はクエスチョンマークだったのだけど、今回のニュースで初めてこれが理解できた。とはいえ、普通ではありえない話であるはずの高潮被害が、こんな形で現実に起こってしまうと、この絵本でも笑えないエピソードになってくる。
もはや想像を超えた甚大な被害。国も大きいが、被害も計り知れない。世界各地で頻発する天災よ、一体いつまで続くのか……
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