『けんかのきもち』
昨晩読んだ絵本は、『けんかのきもち』。
私は近頃、喧嘩の仕方を知らない大人が多いと思う。
その一方で、この主人公のように、子ども時代からこういう喧嘩ができる環境にあることは幸せだ。喧嘩をすると、嫌な気持ちを味わう。だけど十分その気持ちを味わって、そしてどうやってそこから脱出するか?じっくり自分と対峙する。この絵本は見事にそこのところを描ききっている。
子どもはこうやって成長し、人に気持ちを伝える大切さや、人の気持ちを思いやることができるようになるのだろう。仲直りに食べた餃子のおいしそうだったこと。
絵本を読んでから子ども達に、うちもこれから喧嘩したら、仲直りに餃子食べようね、と約束した。とても気に入ったこの本。まだの方は、是非どうぞ。
柴田 愛子文 / 伊藤 秀男絵
ポプラ社 (2001.12)
通常24時間以内に発送します。
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コメント
ののかさん、こんにちは。
この絵本の表紙の絵、いいですね。
昔の子どもって、こんな顔してましたよね。
今の子どもは格好良すぎてどうもいけません。
堂々と一対一で勝負できる環境もありませんよね。すぐ大人がしゃしゃり出てきますから。
投稿: GTU | 2005/09/11 15:06
GTUさん、ホント、いい顔なんですよ。表紙は
まさに、喧嘩の気持ちを味わっている表情であります。
私は殴り合いの喧嘩はしたことがないから、
喧嘩の仕方を知らないまま大人になっちゃった口ですが、兄妹げんかはかなり派手に毎日やっていましたから、もまれました。
こういう経験は大切だと思います。
投稿: ののか | 2005/09/11 18:18