♪一杯のコーヒーから
ある町をのんびり歩く機会があった。お昼時だったので噂の中華の名店に入ろうとしたら、なんと休業。しかたなく、駅からのびる商店街を歩いていく。ファーストフードも食べたくないし、定食屋という気分でもなし。そうこうしているうちに、喫茶店もなくなって、住宅街に入ってしまった。ああ、これで今日は食べ損なうわけか…とおなかをすかせて心細くなってきたところ、記憶の中では確かに家具屋があったはずの場所が、ランチの店に変わっているのに気づく。選択肢はもうない。よし入ろう。
中は一面白い壁紙。今はステンドグラスのスタンド(商品)やピアノ、ギターなどが並んだ空間の中央にカウンターがあり、壁には品のよいティーカップが何種類も飾ってある。私が夢に描いている空間に近い。カウンターの中には、品のよい中年女性とその娘さん(だと思う)がいて、お客と楽しく会話している。私はピザトーストとコーヒー、デザートというランチを頼む。すると、轢き立てのコーヒーが出されてきた。おいしい。トーストが来る前に飲み終わってしまったら、またどんどんお代わりが出てくる。さらに気に入った。
トーストとデザートはまあまあだったけど、私が気に入ったのは、その店がその地域になじんでいること。客同士が自然に会話ができるような雰囲気があること。そういうスペースって、大切だよなあ。夢が広がる。時々私が思い描く夢。それは…。
もしも私がお店を開くなら、私の気に入っている緑の道の脇に、自然に溶け込むような形でつくりたい。そして、子どもたちがくつろげるようにコーナーをつくって、そこには絵本を並べよう。そしてカウンターを中心として、女たちが集えるスペースを。花は庭からとってきた自然のものを。お出しする料理は、仲間がつくる手料理を。ほっとする味ばかりを集めたい。ちょっとずつでも働ける人たちが、支えてくれるようなスペース。散歩のついでにちょっと一息できるような店。それが地域のコミュニティに繋がれば、もっといい。
多分実現はできないだろうけど、夢は夢として大切に、私は思い描いていきたいのだ。人と話すことが好きな私には、結構むいているような気がするの、そんな店。カウンターの中にいる私。助けてくれる仲間。人と人の心が繋がるような、温かい安らぎの場所。疲れている人が、立ち寄ることの出来る店。
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コメント
ののかさん、おはようございます!
ののかさんの思い描いているお店、実現したならどんなに良いでしょう。
緊張しながらお店に入った私は、ほ~っと心が安らいで、
良いですね~そんなお店があったら・・・・。
値段も手ごろで、優しい笑顔があって・・・・。
うーん、実現すると良いなぁ(^^)。
投稿: かおちゃん | 2005/11/30 09:00
かおちゃんへ。
コメントありがとうございます。
恥ずかしい夢を書いてしまって、汗、汗。
私がこんなところがあったらいいなあと思うスペース
なんですけどね。
どっかのお店の片隅でもいいから、
子育て終わったらしてみたいなあと思うのです(*^。^*)
投稿: ののか | 2005/11/30 17:51