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2006年1月

2006/01/31

♪風花

娘がNHKの連続テレビ小説の「風のハルカ」の主題歌が気に入っていて、今もお風呂で歌っている。♪風花。森山直太朗の歌声は、本当に風が山と山の間を渡っていくようだ。森山良子もいい歌声だが、その息子の歌声。すばらしい、いいなあ、音楽って。伝わっていくものなんだなあ。親から子どもへ。歌い手から聴き手へ。過去から未来へ。

*     *     *     *     *     *     

この間から私は、大江健三郎を読んでいる。「自分の木」の下で(目次だけ見ても何を伝えようとしているかわかる・よい本でした…)に続き、今は小澤征爾との対談である同じ年に生まれて。一流の文学者と音楽家が話す内容は、大変興味深い。文学の意味、音楽の意味・特性について、これからの日本について…。大江氏も小澤氏も子育てと仕事を数十年した結果見えてきたものがそれぞれあって、なるほど・そうなんだ・と考えさせられることばかり。音楽について書いてあったこと~それがなんだか♪風花を聴いていて、なんとなくまた甦ったりしている。♪風花はポピュラー音楽だから、クラシックとは全然違うんだけど。

同じ年に生まれての中の、日本文化のダブルスタンダードについて書いてあった部分を掘り下げていくと、今の音楽事情が読み解けるような気がしている。もう少しじっくり考えてみたいところだ。

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2006/01/30

女性専用車両

仕事帰り、まだ夕方というには早い時間に電車に乗っていたら、停まった駅で駅員が乗り込んできて、「ここは女性専用車両ですから、隣の車両にお移りください。」と乗っていた男性に注意をうながした。別段混んでいるわけでもなかったので気にも留めなかったが、なるほどここは女性専用。ほかには男性は乗っていない。ん?1人だけ乗っていた。お母さんが連れている幼児。服装からして男の子である。私は「これじゃあ、女湯だなあ。」と、不謹慎なことを考えた。

女性専用車両。痴漢で不愉快な思いをしたことのある女性にとって、これほど安心な乗り物は無い。大いに結構。大賛成。そういえば最近シルバーシートの辺りが黄色いつり革になって、「携帯電話の電源を切ること」という注意を喚起するのに役立っているけど、女性専用車両もつり革全部ピンクにしてしまえば、乗り間違える男性もぐっと減るだろうとおもったりして。。。

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2006/01/29

安心・自信・自由

映画スタンドアップを観た。主役のシャーリーズ・セロンが凄いし、脇を固める俳優達も確か。女性であるニキ・カーロ監督は「クジラの島の少女」(02)を撮った実力派。

子どもの幼稚園や学校で受けた、CAPのプログラムで繰り返し教えられたこと。それは、子どもも大人も全ての人間には、「安心・自信・自由」の権利があるということ。それを改めて思い起こさせてくれた映画である。そして、その権利を主張するために立ち上がる1人の女の勇気。友情。親の愛。

「逆境の中で、幸せをつかむチャンスは誰にでもある。~立ち上がる~ただそれだけの勇気が、彼女の人生を変えた。」

アメリカの北ミネソタの炭鉱に、暴力夫から2人の子どもを連れて故郷へ逃げ帰った女が働きに出て、執拗なセクシャルハラスメントに耐えかね、集団訴訟をして勝利を勝ち取る話。実話である。

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2006/01/28

のびのび

息子の版画の作品が市の学校総合文化祭に選ばれたため、電車に乗って教育文化センターへ見に行った。文化祭は今日から。図工、美術、書道など、小学生から高校生までの様々な作品が所狭しと並んでいる。

入り口から2つほど入ったところの部屋に、4年生のコーナーがある。「あった!」それまで恥ずかしそうだった小4の息子の眼が輝く。私の眼は、もっと輝く。のびのびした色使い、発想の自由さ。大好きなひよこが活躍するアスレチック場が、青空の下に広がっているという作品であった。

自分が好きなものを好きなように表現して、それが評価されてよかったなあと思う。あなたの中にはちゃんとあなたが力強く育っていて、のびていたんだね。これからも口うるさいお母さんだけど、そういうあなたのことを見守って暮らしていけたらいいな、と思ったよ。

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2006/01/27

かわいそうな話

息子が昨日テレビを見ていたら、クロという犬とシベリア抑留兵との心の交わりの話をやっていてかわいそうで涙が出たという。どんな話?と内容を聞いた。ああ、それなら南極のジローとタローみたいだねえ、と言うと、何それ?といわれる。まったく世代が違うのだなあと痛感。寝る前には『ちいさなくれよん』を読む。これまた、かわいそう、とこどもたちは同情的。

こんな夜もある。

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2006/01/26

いただきもの

IMG_0020 お日様笑顔のCちゃんから、ハートのお礼にということで、この写真の倍もクッキーをいただいた。火曜日の夜のことである。寒い中、自転車をこいで我が家まで届けにきてくれたCちゃん、寒さのあまり目が涙でうるんでいた。「あがっていって。」と誘ったが、遠慮深いCちゃんは、家族の夕食の支度があるからといって、そのまま帰っていった。黒砂糖たっぷりのお日様の味のするカントリークッキー。美味しい、美味しい。ありがとう。朝焼いたばかりのものだということ。本当に嬉しい。

クッキーのお皿に載っているのは、うちの子のハート。私の手作り。ラベンダーが綿の真ん中に入っているので、いいにおい。このあいだCちゃんにもつくってプレゼントしたのだが、思いのほか喜んでくれたのであった。

「ママ、今度はクッキー私達にもくれたんだから、一人で食べないでね。」と、娘に釘をさされてしまった。ひとつ、またひとつ、とあとをひくこの美味しさ。本当にどうも、ありがとう。

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2006/01/25

クス・クス・クス

寝る前に読む絵本を、娘が選ぶ。今日の絵本はこれ。

はなのあなのはなし
やぎゅう げんいちろうさく
福音館書店 (1992)
通常24時間以内に発送します。

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2006/01/24

就寝時間

正月以来、就寝時間が遅くなったきり、なかなか元に戻らない。夜10時に寝るなんてことは、ついこの間まで、信じられないようなことだったのに、このごろ当たり前のようになってきている。

小学校4年生のほうはまだしも、今度小学校に上がる娘には、遅すぎると思う。娘は保育園に通っているから、昼食後ひるねの時間が今はあるからいいものの、4月になって小学校がはじまればそれはもうないわけだから、早く寝るに越したことはない。

夜8時にお風呂、と決めていたのが守れないのが原因。なんとなくずるずる8時半になり、二人が入浴終わる頃には9時を過ぎ、なんとなくテレビを見てしまったりする。テレビは絶対もう見ないこと、と約束したはずなのに、昨日の夜も「西遊記」がついていて、笑いながら10時まで見てしまった。

それから絵本だとかいうもんだから、寝たのはきっと10時半。こんなことをしているから朝もすっきり目覚められず、もうすぐ風邪でもひきそうである。今晩からはやっぱり夜の8時にお風呂、9時過ぎたらテレビを消して、さっさとフトンへもぐりこませるしかないのである。~せめて「西遊記」の放送が8時からだったら、子どもたちと一緒に楽しめるのに、と残念に思ったりして(笑)。

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2006/01/22

雪あそび

昨日とは打って変わって、今日はいい天気。子どもたちは凍った道を一足先に教会学校へ出掛けていった。私はご飯を3合炊き上げて、おにぎりを作ってから出掛ける。今日は教会で午後集まりがあるので、みんなでお昼を持ち寄るのだ。

足元が悪いなか、いつもは車で来る人たちも、今日は電車やバスで教会の礼拝にやってきた。私は歩いていける距離なので、申し訳ない感じだ。今日のお話は、「すぐ今すぐ」という説教。紹介された河野進さんの詩「すぐ」が、心にしみる。わたしたちは「すぐ」しなければならないことを、何かと理由をつけて後回しにしがちである。人生には「今すぐ」が大切なことがある。

話し合いが夕方まで続き、帰ったら洗濯物を取り込むには遅い時間になっていた。ところが子どもたちは、今から雪あそびをするという。屋根から落ちかかったまま凍っている雪を落とそうと、庭から雪だまをつくって放り投げ、一生懸命。私は家を暖めながら、羊羹とお茶を用意した。父のところにお見舞いに行っていた母が、疲れて帰宅。遊びつかれた子どもたちと一緒に、相撲を見ながらお茶の時間。今日は栃東が優勝した。面白い場所だった。

明日からはまた、それぞれがそれぞれの場所で一週間を始める。明日も寒い一日になりそうだ。子どもは風の子。きっと外で、また雪あそびの続きをするのだろう。

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2006/01/21

雪掻き

こちらは10センチの積雪。ということで、雪掻きをした。我が家のスコップは物置から出してみると、四角かった。ジョリジョリ・ジョリジョリ。道路の雪を掻いていく。

スコップといえば学生だった頃、遺跡の発掘をするときにえんぴ(円匙)投げといって、土をすくってそのままの土の形で少し先の土の山にそれを放り投げるのをうまくできるかどうか、先輩たちが腕を磨いていたことを思い出す。いちいち雪をすくって道の端に運ぶのが面倒になった私は、20年ぶりに試してみようと思った。しかし、雪も重い。土だって重い。なかなかうまくはいかない。何度か試してやめた。雪の道を行く人は少ない。誰にも見られず、懐かしい思い出にふけりながら、もくもくと作業をした。

その後ちょっと先の教会にも行って、雪掻き。なんだかいいことをしている気分。誰かに褒めてもらいたいような。しかしこちらも、大人には誰にも会わなかった。だからもくもくと作業した。これでよかったのだ、と心の声が言った。

夕方、へとへとになって昼寝。明日もあさっても、筋肉痛に苦しめられそうだ。夕方には甥達が家の前の雪掻きの続きをしてくれたとのこと。最初から任せばよかった。もう若くはないのだもの。

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例えるバトン…?

ぷいぷい☆日記のsatsukittyさんから、バトンがまわってきた。バトンの名前は?調べてみると○○にたとえるので、例えるバトンとか呼ばれているようである。

○自分を色に例えると?→昔はピンク、今は水色かクリーム色。

○自分を動物に例えると?→もぐら(目が小さいから)

○自分を好きなキャラに例えると?(何でも可)→せんたくかあちゃん

○自分を食べ物に例えると?→大福

○自分を飲み物で例えると?→あったかいココア

○バトンをもらった人を色で例えると?→satsukittyさんは乙女のイメージだからピンク

○次に回す5人を色で例えると?→どなたにお回ししましょうか…やりたい方は教えてください。

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銀世界

目覚めると、外は銀世界。

ふわふわの雪がすでに10センチくらい積もっている。

子どもたちは大喜び。

雪はあらゆるものを覆いつくし、

世界を美しく変えてくれる。

歩いた道をふりかえり、

一筋に残る自分の足あとをみつけて感動した日を思い出す。

雪はしんしんと、降り積もる。

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2006/01/20

『やっとあえた』

やっとあえた
やっとあえた
posted with 簡単リンクくん at 2006. 1.20
小西 英子絵と文
至光社 (1998)
通常1-3週間以内に発送します。

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2006/01/19

『いっぱいやさいさん』

娘が保育園でつくったはつか大根をもらってきた。

「ママ。はつか大根って、ラディッシュのことだよ。先生がおしえてくれたの…。」

(へえそうだったの?でも知らなかったなんていえないなあ、恥ずかしくて…)

↑私の心の声。

その晩娘が選んだ絵本。

いっぱいやさいさん
まど みちお文 / 斎藤 恭久絵
至光社 (1992)
この本は現在お取り扱いできません。

なんだか、私は嬉しくなる。

私がいいと思った絵本を、ぴったりのタイミングで選んでくる娘。

絵本が大好きなんだそうな。

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♪Ya Ya あの時代を忘れない

サザンオールスターズの「NUDE MAN」のミュージックテープ。あの頃は、ウォークマン全盛だったので、兄の持っているアルバムをテープにダビングして、通学の電車やバスの中で独り歌の世界にのめりこんでいたのだった。テープは大抵兄が教えてくれた渋谷の激安ショップで買っていたが、46分のものを一番多く買っていたと記憶している。

私はダビングしたとき、A面B面とも少しずつあまるので、そこに余分な曲を入れたりする作業が好きだった。「NUDE MAN」の場合私は何を録音したか忘れていた~何しろ20年も前のことである~、昨日聴いてみたらそこには♪Ya Ya あの時代(ころ)を忘れないが入っていた。全部はおさまりきらないので、途中でフェイドアウトしていたけれど。

これはたしかアルバム未収録の曲だったのだが、どうして家にあったのだろう。多分、そのころラジオの仕事をしていた兄が、家に持ち帰ったものだったろうと思う。ジャケットも印象的だった。

ということで、今日一日、頭からこの歌が離れない。いい歌だなあ。そして、いい時代だったなあ。懐かしいけど、戻れない。♪忘られぬ日々よ~。

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2006/01/18

サザンオールスターズ

今朝はとても忙しかったのに、朝から押入れをのぞいて、1本のミュージックテープを見つけ出す。

サザンオールスターズのNUDE MAN(1982.7)。懐かしい曲が並ぶ。♪流れる雲を追いかけて、が一番のお気に入りだけど、やっぱり♪夏をあきらめて、は名曲だなあ。♪匂艶(にじいろ) THE NIGHT CLUB もとっても好きだった。

保育園に向かう車内でこれをのりのりで聴いていたら、娘が「ママこういうの聴いていたの?」と訊く。「うん、大好きだったの。今だって、とっても好きだよ。」と私は返事した。

そういえば、久しぶりに出たアルバム「キラーストリート」を、私はまだ聴いていない。十分歴史を堪能してから、トライしてみようと思った。

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2006/01/17

大江健三郎

「新しい人」の方へ
大江 健三郎著 / 大江 ゆかり画
朝日新聞社 (2003.9)
通常2-3日以内に発送します。

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2006/01/16

楽しい誕生会

今日は中2の甥の誕生日。14歳になったそうである。妹が忙しそうなので、我が家で私と子どもたちでハンバーグを作る。おめでとうっていう気持ちで、よく混ぜてね、と息子と娘に頼む。監督はおばあちゃん。私は付け合せのポテトを台所でつくる。牛乳に塩とバターを入れたところに、一口大に切ったジャガイモをいれて煮る。これが美味しい。甥は卵アレルギーなので、卵はいれず、パンと牛乳を浸したところに、ブタと牛のひき肉と炒めタマネギをいれて、油で手が真っ白になるまでこねる。もうひとりの甥(小6)は、特大を注文。ケンタロウさんがふっくらハンバーグを焼く裏技をテレビで披露していたので、その通り、水を入れて蒸し焼きに。なかなかふっくら仕上がった。

さて、主役は少し遅れて登場。ぶどうジュースと♪ハッピーバースデーで乾杯。プレゼントはおばあちゃんから金一封。私からは

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 全2巻
J.K.ローリング 作
静山社 (2004.9)
通常24時間以内に発送します。

とても読みたがっていたので、プレゼント。いつになくご機嫌な甥は、珍しくおいしそうに殆ど平らげ、最後に苺を5つ食べて帰っていった。

14年前に生まれたときは、私は仲良しの妹の初めての赤ちゃんとはいえどおっかなびっくりで、触ることもできなかった。その赤ちゃんが、こんなに大きくなっちゃって。わが子とはまた違う感慨がある。親戚のお兄ちゃんは、私の子どもたちにとってはいいお手本。これからも、どうぞよろしくね。

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2006/01/15

メメント・モリ

昨秋、自分の葬式のことを考える機会を与えられた。私の教会で配られた、一枚の紙。「メメント・モリ」。葬式で歌って欲しい讃美歌や、好きな聖書の箇所などを書いておくもの。私はまだ、書き込んでいない。

さて、私はどの讃美歌を歌って欲しいだろうか。今日の礼拝で歌った讃美歌の291番♪主にまかせよ汝が身を。歌いながら、気に入った。讃美歌集を見なくても歌える、歌いなれた曲だけど、今日は心に響いた。ひとつはこの曲にしよう。先週ある牧師さんが説教の中で、自分はドボルザークの曲を聴いて、これがいいと思いCDを買い、さっそく葬式の司式を頼もうと思っている牧師に送っておいたとおっしゃった。いろいろな準備の仕方があるのだなと思った。

金曜日に図書館でひとやま本を借りてきたのだが、その中の一冊を教会帰り公園で子どもたちを遊ばせながら、ベンチで読む。

千の風になって
新井 満日本語詩
講談社 (2003.11)
通常2-3日以内に発送します。

新井満さんの旧友の川上耕夫人の死がきっかけになってできた本である。川上桂子さんは、私の子どもが出た幼稚園の保護者でもあった人。36歳で乳がんにかかり、手術は成功したものの、9年後、今度は脳腫瘍となったその女性は、それから3年後2回の大手術もむなしく夫と子どもを遺して永眠してしまう。

a thousand winds は、新井さんによれば作者はインディアンと思われる、作者不明の一編の英語詩。新井さんがその詩と出会ったのは、その女性の追悼文集の中で紹介されていた日本語訳であった。その後長い時間をかけて新井さんのなかに構想が膨らみ、やがて原詩にたどりつき、彼はそれを自分で日本語の詩にしてメロディをつけCD化(たった30枚)した。

そのうちの1枚は、川上さんに贈られ、新井満訳詩作曲歌唱のそのCDは、その川上桂子さんを偲ぶ会で初めて披露された。そして多くの人に感動をもたらしたということである。新井さんは、自分の葬式のときにもこの曲を流して欲しいと、妻に頼んだということだ。

話はここで終わらない。その後残りの29枚のCDは、喪失を体験した様々な人に贈られた。最後の1枚はというと、新井氏の知人で朝日新聞の「天声人語」を書いている小池さんという知人に贈られた。昔からの知り合いであった二人があったときに話題に出て、興味をもった小池さんが欲しがったので譲ったということである。小池さんはこのことを、天声人語に書いた。読者の反響はすごかった。かくして、新井氏は、原詩がいままで海外で、実に多くの人に知られた有名なものであったことを知るのである。人々が大切な人を亡くしたときに、この詩によってどれだけ多くの慰めを得てきたかを。それが日本では天声人語によって、新たに多くの人の知るところとなり、それをきっかけに本ができ、CDも新たに作られた。

人が死んだらどうなるか?以前このブログでも書いたことのあるテーマだが、私は死んだら、天国に先に行って、一足先に逝った人たちとそこで再会し、今度はこれからやってくる大切な人たちのことを見守っていたいと思っている。その姿は、風のようであるかも知れない。それは、なってみないとわからないことである。

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「せんたくかあちゃん」

きのうのどしゃぶりとはうってかわって、今日はいい天気。

溜まっていた洗濯物を、二つの洗濯機で洗ってみたものの、干そうと思ったら物干し竿が4本では全然足りない。これじゃあ昨日の夜、娘にせがまれて読んだ絵本と同じ状態。

せんたくかあちゃん
さとう わきこさく・え
福音館書店 (1982.8)
通常24時間以内に発送します。

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cats and dogs

この冬は、日本中が大寒波で苦しんでいるというのに、

昨日はどういうわけか季節はずれの暖かさ。

用事でみなとみらいを独り歩いていた私は、

土砂降りの雨と風に遭い全身びしょぬれ。

おまけに雷まで鳴って、

今は何月?と頭の中は疑問符だらけ。

家にたどり着く頃には雨は小降りになったが、

もう口もきけないほどくたびれた。

おかげで夜は、ぐっすり眠れた。

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2006/01/13

絵本の時間

我が家に絵本の時間が戻ってきた。朝のどたばたの心の傷を癒すように、子どもたちは絵本を読んでもらうのを待っている。

今日娘が選んだのは、こちらとこちら。

ふしぎなナイフ
中村 牧江さく / 林 健造さく / 福田 隆義え
福音館書店 (1997.2)
通常24時間以内に発送します。
ぴかくん めをまわす
松居 直さく / 長 新太え
福音館書店 (1980)
通常24時間以内に発送します。

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2006/01/12

朝から大変

昨日は平和だったのに、今日は朝から大変。息子が、分度器と三角定規を昨日のうちに用意して今日持っていかなければならなかったのに、今朝になってはじめて思い出したものだから、出掛ける間際にストライキ。ボイコット。「学校行きたくない~。」と泣き喚く。私は知らなかったから買ってなかったのだ。仕方ないじゃないの、と怒鳴りまくってみたものの事態は好転しないので、今度は手をかえ説得してみたけれど、息子はおいおい泣くばかり。

登校班の集合に間に合わず、仕方なく職員室へ電話。副校長先生が出る。「とにかく、お母さん根気よく説得してください。」「ハイできる限り頑張ります。」と私は返事。

熱があったら休んでもいいよ、というと息子必死で計ってみるが、残念36度1分。これじゃあ休めないよね。でもかれのボイコットは続く。私の出勤時間や娘の保育園の登園時間が迫る。仕方ない、もう休むしかない、ともう一度職員室へ電話。すると副校長先生、「それなら私が迎えに行きますよ。」

私「え~いいんですか。」副校長「大丈夫、なんとかなるということを覚えるいいチャンスですから、私今からうかがいます。」私「それでは、お忙しいところ申し訳ありませんが、お願いします。」

ということで、私は娘を車へ乗せて保育園へ出掛けた。急いで帰ると、息子が副校長先生とおしゃべりしながら横断歩道を渡っていくのが見えた。安心して出掛けたらしい。遅刻したけど、これでなんとかなったということ。

朝から大変。息子よ、お母さん、朝ごはん食べる暇なかったから、お昼に沢山食べ過ぎちゃったよ、もう~。それにしても怒鳴りすぎてごめんね。あんまりいらいらしたからさあ、許してね。明日は大丈夫かな?大丈夫だよね。ということで、解決してくださった先生に感謝。

神様はピンチのときも、ちゃんと逃れの道を用意してくださったのであった。     

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2006/01/11

「クラシックが好き」

モーツァルトが今人気、という内容のNHKの7時のニュースの後の番組を見た息子が、いきなり「ボクはクラシックが好きだ。」と言い出す。

息子は今、小学校4年生。おそまきながらピアノを習い始めて、もうすぐ1年。楽譜を読むのが好きで、その前日は♪青春アミーゴの楽譜を買って、と頼まれて楽器屋へ一緒に行った。歌謡曲ってなあに?とか音楽用語をいろいろ私によく尋ねるので、私は知っているかぎりは答えるようにしている。曲名や作曲家の名前も、クラシックやどんなジャンルのものでもよく尋ねられる。私は昔、音楽関係の会社にいたので、普通の人よりはずっと題名や作家の名前に詳しいから、なんでも私に聞けばわかると思っているようである。

しかし、「クラシックが好きだ。」と息子が言い出すとは思わなかった。どうやらその番組の冒頭、N響の団員による♪アイネクライネナハトムジークの演奏が心に響いたらしい。音楽の喜びが届いたのか?実は我が家の電話の呼び出し音楽が、このメロディ。電子音は騒々しくてまったくよろしくないのだが、生の演奏のメロディは実に軽快で楽しかった。

昨晩そういわれたので、私は早速今日の仕事帰りに、CDショップへ寄る。本当なら東芝EMIのとかがいいのだろうけど、私は曲名で、10枚100曲3,000円のものを選ぶ。まずは、題名とメロディが繋がるようになることが楽しいだろうと思ったので。通の人には怒られそうだけど、100 CLASSICSというのを選んだ。息子は大変そのお土産に喜んだ。まずは夕食中、お箸で指揮をしながら、ベートーベンの第九を聴いた。明日は何を聴くのかなあ?これから家族で一緒に、毎日楽しもうと思う。

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2006/01/09

「11ぴきのねことあほうどり」

今日で冬休みも終わり。ということでゆっくり寝坊して、子どもたちとごろごろ寝床で過ごす。しかし寒いので、雨戸を開けてお日様を部屋の中へ入れたいと思うが、子どもたちはまだ寝ていたと言う。そこでまたしばらく話をしていたら、数の話になる。「ママ、それいくつ?」「ん~ママは、数が3までしか数えられないんだよ。1,2,3たくさん…もうわかんない。」と言うと、娘が思いついて、絵本が読みたいと言い出した。チャンス、やっとこれで起き出せるぞ。

雨戸を開けると、明るい日差しが部屋の中へ。これであったまる~。で、娘が探し出した絵本はこれ。

11ぴきのねことあほうどり
馬場 のぼる著
こぐま社 (1980)
通常2-3日以内に発送します。

とらねこたいしょう率いる11ぴきのねこが、コロッケ屋さんをはじめるが、やがて売り上げが落ちて11ぴきは売れ残ったコロッケを食べ飽きて…。そこへ旅の途中のあほうどりが一羽訪ねてきて、コロッケをごちそうしたねこたち。丁度鳥の丸焼きが食べたいと思っていたところだったので、満腹になったあほうどりが「もう死んでもいい~。」なんて眠ってしまうと、それが食べ物に見えちゃってごっくんとつばを飲み込む。そのあほうどりの話によると、海の向こうの島には、「3ばと3ばと3ばと2わのきょうだい」がいるという。ということは、合わせて11羽!!ということで、国の兄弟にもこの美味しいコロッケを食べさせたいというあほうどりに案内されて、11ぴきのねこは気球に乗って旅に出るのである~。

朝から、おいしそうなコロッケの絵を見て、幸せ気分になった私達。3までしか数えられないあほうどりを、ちょっと馬鹿にした11ぴきのねこたちが、もっと馬鹿な目にあうオチが面白くて、いっぱい笑ってしまった。あ~しあわせな冬休みがもう終わりなんて、つまんない。このまま毎日お休みならいいのになあ。

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2006/01/08

おいしい笑顔

私の息子は、ちょっと心配なくらいこのごろよく食べる。リスのように頬をふくらませるので、食べ方を気をつけなさいとつい注意してしまうのだが、その食べっぷりを見ると、食が細かった小さい頃が嘘のようである。

昨日は彼が楽しみにしていた七草粥を作ったところ、自家製味噌と梅干を一緒に食べながら、「おいしい、おいしい。」と大喜びしてくれた。娘のほうも、青菜が混じったそのお粥に最初は気が進まなかったようだが、箸をつけるとおいしい笑顔に。こうやって喜んでくれると、作った側は本当に嬉しい。おいしいと言わないと私の機嫌が悪いので、無理をして言っているのかというとそうでもなさそうなので、私は素直に喜ぶことにしている。

夕食時、小さな娘にもつい他のお兄ちゃん達と同じ盛り付けてしまうのは私の悪い癖で、そのため娘は食べきれないことがあり、最後に「もう嫌だ」とよくつぶやく。私は「嫌だ」じゃなくて食事が終わったら「ゴチソウサマ」でしょ、とそのたびに注文をつけるのであるが、よく考えれば、「ゴチソウサマ」と気持ちよく言えるような量を毎回盛り付けてあげることがポイントなのである。今年はその点を、私は気をつけなくてはいけない。

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2006/01/07

韓国ドラマ「遠い路」

今朝から私は幸せ気分。だって、夢にあの人が出てきたんだもん。その人は、イ・ビョンホン。はっはっは。これで何回目だろうか…。

お正月にNHKで放送のあった、海外ドラマ「遠い路」。イ・ビョンホンといえば、韓国のスター。日本では、映画「JSA」やドラマ「美しき日々」「オールイン」で名高い。私がのめりこんだのは、「美しき日々」の衛星第二の放送時から。自慢じゃないが、台詞も場面も音楽もすべて頭に入っている。冬ソナファンが冬ソナにのめりこむくらい、私はここから韓国ドラマに魅了されていった。2年以上前のことである。あれから徐々にファンが増え、今や大人気の彼が、5年前の正月にむけて撮ったドラマが「遠い路」。昨年もNHKで放送したが、今年もお正月スペシャルとして放映があった。まるで山田洋次監督の作品のような暖かな余韻が残る名作である。

あらすじ~正月、恋人を連れて故郷へ帰るはずのヒロインが、直前に恋人に捨てられ、それでも楽しみに待っている父を思って、代役を駅で見つける。故郷への遠い路を一緒に車で行く二人。故郷では、妻に先立たれ酒びたりになっている、娘の幸せを何より願う素朴な父親が待っていて…。ヒロインは、徐々に優しいその代役を金でひきうけてくれた身寄りのない青年に心をひらいてゆく。~

イ・ビョンホンの魅力は、まず声。それから、演技力。表情のよさ、頭の良さ…。かっこいい役もかっこ悪い役も、なんでもこなす。この作品では、苦労人で優しい人物を爽やかに演じている。因みにこのドラマでは、ヒロインを捨てた男の役で、ソ・ジソプ(チェオクの剣のハ・ジウォン主演の「バリでの出来事」で大ブレイクした)が出ているのも、面白い。この頃はこんなチョイ役だったのだ…。さて、話は戻ってイ・ビョンホンだが、最近は映画「甘い人生」以来しばらく作品に登場していない。「甘い人生」は、もちろん映画館で鑑賞した私だが、私は「遠い路」や「我が心のオルガン」みたいなあったかい話が大好きなので、今度はどういう作品に登場するのかなあ、と楽しみだ。

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2006/01/06

日本沈没

日本各地を襲う、大寒波。豪雪地帯の様子をテレビニュースで見て、ため息。どんなにその地の人たちは大変だろう。雪による死者が、もう60人になる勢い。去年の台風もひどい災害だったが、日本列島一体どうなっているのだろう。

日本沈没が流行ったのは一体何年前だろう。30年くらい前かな?今度草薙剛で再び映画化されるとのこと。私はドラマの方の主題歌だった、五木ひろしの哀切漂う歌声が、いまだに耳に残っている。なんだか、災害続きだと、そういう悲観的な気分になってしまう。

ともかく、スキーどころではない雪の降り方。特に、お年よりや弱い人々が、苦しんでいる。胸が痛いことである。

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2006/01/05

春の七草

今日から我が家は、目覚まし時計でwake up!

娘は保育園へ、息子は塾の冬期講習へ。私は白いものがちらほら目立つようになったので、美容院でカラーをいれてパーマをかけた。昼には息子と駅でおちあい、定食屋へ。どこも、もう正月の混雑はない。その後セールになったコートやバッグを、息子に選んでもらって購入。なんだか、嬉しい気分。やっぱり、息子っていうのは小さな恋人みたいでかわいい。その後自転車屋で自転車のライトを修理してもらい、地区センターで借りていた本を返す。入れ違いに借りたのは、大江健三郎の「新しい人」の方へと、昨年2月に亡くなった飯島夏樹のガンに生かされて。また電車の中で読もう。年を越して、やっと順番がきたのである。

スーパーには、春の七草が並んでいる。帰りは、緑の道(今は冬の散歩道)を息子と自転車を押しながら歩いてかえる。「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ。」一緒に唱えれば、すぐに覚えられる。~実は私は、生まれてこの方七草粥を食べたことがない。今年は是非母を交えて、みんなで食べようと思う。

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2006/01/04

嬉しいお出かけ

今から嬉しいお出かけ。行き先は中華街。

わ~い、やっと実現するぞ。

正月休みは、我が家は今日でお終い。

甥も連れて、いまから出発。

嬉しいなったら、嬉しいな(*^。^*)。

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2006/01/03

「里見八犬伝」

元日は父のところに集まって、新年会。そして2日は、寒い一日だったので、外に出ずにテレビ三昧。

夜になって、TBSの里見八犬伝を見た。戌年だからこのドラマやるのね、と母に言われるまで理由がわからなかった私にとって里見八犬伝といえば、思い出すのはまず、NHKの夕方6時半から15分でやっていた、「新八犬伝」である。坂本九が♪仁義礼智忠信孝悌 いざとなったら玉を出せ 力があふれる不思議な玉を~ヤ~と歌っていた、あの人形劇。1973年から75年にかけて放映ということなので、私はまだ小学校の中学年だったのだ。辻村ジュサブローの人形の中でも、特に怨霊が恐ろしかったのを覚えている。登場人物はシノとイザヨイという名前しか覚えていないのだけど、とにかくわくわく毎回楽しみだった。それから、薬師丸ひろ子の映画「里見八犬伝」もよかったなあ。昔から薬師丸ひろ子が大好きな私は、真田広之とラブラブな姿をお似合いと思ったものである。

しかし今回は、ジャニーズのタッキーが「義経」に続き、素敵な主人公を演じている。TVの前で♪青春アミーゴなどを歌い、ジャニーズで年越しした私は、年の初めからルンルン。他に、押尾学を見て、これが矢田亜希子の恋人か、どうして?と思ったりしながらも、美しい衣装や息を呑むアクション(茶母には負けますが…)最後まで面白く鑑賞。紅白より夜更かししてしまった息子を慌ててお風呂に入れて寝かしつけた(娘はもう寝てしまった)。今晩は後編。どうしても最後まで見たいので、明日の朝も今朝に続き朝寝坊は確実である。

ミスキャストか、と残念だったのは、綾瀬はるかの浜路と、長塚京三の里見の殿様。逆にぴったり、と思うのは、今をときめく仲間由紀恵(伏姫)。タッキーこと、滝沢秀明、世界のオザワの息子の、小澤征悦。舟虫のともさかりえも、美しかった。それから、八犬士すべて「犬」という字が名前につくのも面白い。犬塚、犬川、犬山、犬飼、犬田、犬坂、犬村、犬江。おお、滝沢馬琴って人は、すごいストーリーテーラーだったんだなあ、とつくづく感心。最後に、私の大好きなS・E・N・Sが音楽担当というのも、お気に入りの大事な要素なのである。

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2006/01/01

♪A HAPPY NEW YEAR

今年も沢山いいことが

あなたにあるように いつも いつも~♪

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