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2006/02/27

映画 日本国憲法

映画 日本国憲法を観た。以前から観たいと思っていたものなので、上映会があると訊いて喜んだ。

第二次大戦後、民主主義でなかったからあんなひどい戦争に日本が突入したのだ、という考えの下に、二度とあんな戦争にならないような国をつくるための憲法が様々な人によって考えられた。今憲法改正(改悪?)問題が語られるときに、あれは押し付け憲法だから、日本人の手で考え直す必要があるという論議がある。今はもう瀬戸際である。が、あのとき、明治憲法にかわる新しい世界に誇る第九条をたずさえた新憲法を考え出したのは、ある時期にしか存在しなかった同盟と日本国民であった、と映画の中である識者が述べていた。もちろん実際に採用されたのは、GHQのマッカーサーが組織したあるグループの案であったのだ。それが採用された流れのことをいっているのであるけれど。

一緒に観た人のなかに、韓国から日本へやってきて大学で勉強中の女性がいたのであるが、もっともっと話し合いが必要ですね、と感想を述べていた。憲法改正の波の中では、アジアの国との話し合いは、まだまだ足りないのであろう。

映画を観終わり、海外の識者たちが語る日本国憲法への思いを観て聞いて思ったこと。「戦争はたくさん、戦争はもういやだ。」というあのときの気持ちを忘れてはならないと、今を生きる私も心から思った。

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はせがわくんきらいや

はせがわくんきらいや
長谷川 集平著
ブッキング (2003.8)
通常24時間以内に発送します。

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2006/02/25

お兄ちゃんに感謝

今日は家族会議。年をとってきた親たちのことを相談すべく、兄たちが実家にやってきた。妹も途中で合流する。

兄たちは首都圏に家をそれぞれ構えており、滅多にこうやって兄妹そろうことは無い。最近は体を悪くした父のところで正月や誕生日など節目節目で会うことはあっても、働き盛りの兄たちは普段はとても忙しい。

親が年をとったり体を悪くするということは辛いことであるが、そういうことがあって初めて、皆忙しいけど集まって話し合おうということにもなるのであって、親というものは意識せずとも、こうやってきょうだいの団結を深めるための役目を果たしているのである。

今日は久しぶりに、まだ一応はなんとか元気にやっている母を囲んで、体を悪くして離れた施設にいる父のことや将来のことなどを腹を割って話し合った。。同じ親に育てられても親への思いは個人によって異なるが、大抵抱いている印象は同じなので気持ちが通じる。普段は次々おこる問題をメールや電話でうったえてもどうも忙しさにまぎれてピンとこないみたいな男たちであるが、善良な市民である二人の兄は、面と会って話をすればわかってくれる人々なのであった。

いろいろな形でいままで私を助け導いてくれた二人のお兄ちゃんたちを、やっぱり頼もしいなあと思えた一日に感謝したい。

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娘のお泊り~続き~

一晩、娘はどうしているかなあと気にはなりつつ里心がつくといけないので、安心して任せたんだしと電話を我慢。

今朝お泊り先のお宅から電話がかかる。「とにかくハイテンションで、楽しくって仕方がない様子でしたが、夜はちょっぴり寂しそうでした。。。」

だろうなあ。だって、すんごい甘えん坊なんだもの。ママがいなくて、よく眠れたもんだなあ。このまま昼ごはん過ぎまで遊ばせていただいて、夕方そのうちのお子さんが英語教室に出掛けるついでに家の前まで送ってくださるとのこと。いたれりつくせりで申し訳ない。子ども同士の約束を、快く実現させてくださって本当に感謝である。これは娘にとっては大きな経験。

私にとっても、ひとつの貴重な経験となったお泊り計画であった。大丈夫、きっと元気に帰ってくるだろう。楽しそうでよかったね、本当に。

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2006/02/24

娘のお泊り

娘は今晩、保育園の友だちのうちへお泊りに行った。生まれてはじめての経験。

家に残った息子と私。どうやって過ごしたらよいかわからないから、まずはお土産にシュークリームを買ってきた。食べてから買い物に行こうと誘ったが、夕方友だちと遊んで疲れたのか話にのってきてくれない。テレビでは盛んに、荒川静香の金メダルの演技を放送している。

夜はキムチ鍋にした。娘がいないので、誰も遠慮することなく鍋をつつく。おなかがいっぱいになった後、なぜか私ひとり腹痛で、うんうん唸って今に至る。

娘からの電話は無し。きっと今頃、楽しくお風呂に入ったあとお布団にもぐり、きゃあきゃあ楽しくやっているのだろう。たくましい娘である。私は今晩はゆっくりと、息子と語り合って眠るとしよう。

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2006/02/23

山鳩

ほっとする鳥の声。それは山鳩の鳴く声。むかし日曜日になると昼まで布団で過ごし、妹とお菓子を食べながら本を読んだものだった。あのとき家の裏の木の枝で、ポーポーと鳴いていたのは山鳩。この声を聞くと、あの平和な時間が甦る。

今朝その鳴き声が、どこからともなく聞こえてきた。息子があそこにとまっているよ、と家の前の電線を指差した。見上げると1羽の山鳩が、2本の電信柱の真ん中らへんで鳴いている。ここからずっと年を経て、息子が山鳩の声を聞いたとき、思い出すのはどの情景だろう。

仕事帰りに自転車にまたがり、さあ出発とペダルを踏んで空を見上げたら、空を横切る電線に、またもや山鳩がとまって鳴いていた。朝夕山鳩さんに慰められて、心が穏やかになってきたのを感じた一瞬だった。

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こころを癒す言葉

ここのところ疲れていた。

そういうとき私を癒してくれるのは、聖書の言葉である。

こういう言葉を紹介しておこう(三十番地キリスト教会より)。

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2006/02/22

梅にウグイス?

毎朝南の窓を開けると、そこには盆栽の薄紅色と白い梅が咲いている。私の大好きな梅の季節。いい香りがいっぱいだ。

今朝その窓の外を見て、息子が大きな声をあげた。「ママ~、メジロ!!」私はその鶯色の小鳥を見て、「梅にはウグイスでしょ~。」と叫ぶ。小鳥はしばし梅の木で戯れてから、別の木へと移っていった。

花札みたいだよ、梅にウグイス、と大喜びの私。子どもたちもつられて、すごいね~を連発。しかし落ち着いてよくよく調べてみたら、あの目の周りの白さは、まぎれもないメジロの特徴なのであった。

子どもの発見を即座に否定して、私は間抜けな親である。しばし反省。

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区切りの春

真面目に生きていることで感じていた安心。

働いていることで感じていた自信。

文章を書くことで感じていた自由。

私にはどれも大切。

でも働くのにはまだ少し 早すぎたのか。

逡巡。

区切りの春は もうすぐそこ。

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2006/02/21

茨木のり子

詩人の茨木のり子さんが亡くなった。

年齢から考えれば驚くことはない死なのだが、よりかからずに生きたその人の一生は、こういうふうに終わったのだと思うと感慨深い。独りで自宅で亡くなっていたとは。

寂しい新聞記事だった。

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2006/02/20

今日は20日

今日は20日。早いものだなあ。2月って、どんどん飛ぶように過ぎてゆく。今日しなければならないことは…。

・携帯電話の料金をコンビニで支払うこと。

・息子が木曜にこども科学館に学年で出掛ける費用540円を、忘れずに持たせること。

・仕事でも、今日までに郵便局に支払わねばならぬ用があるので、絶対に忘れないこと。

・午後2時半からは新一年生の説明会が小学校であるので、遅れないように仕事場を出発すること。

なんだか、ひとつくらい忘れてしまいそうなので、朝のうちにここに記す。

ついでに手の甲にも、看護婦さんみたいにボールペンで用事を書く私。息子は嫌がるのだが、これが一番間違いない方法である。

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2006/02/19

休日ごはん

今朝は寝床で朝ごはんを、何にしようか考えた。息子に「こないだみたいなアメリカンクラブサンドでいいかなあ。」と尋ねると、「サラダ菜入れてね。それからトマトも。」と言う。「サラダ菜全部使っちゃったから、無いよ。」ということになり、結局蒸しパンとバナナという簡単な朝食になってしまった。野菜のたっぷり入ったアメリカンクラブサンドは、明朝出すことにしよう。

昼は味噌ラーメンと心に決めていたのに、時間がなくて冷凍ピザをあたためるだけになった。午後に息子の学習塾の保護者会があったのだ。そういうわけで、味噌ラーメンは夕食メニューとなる。知人が、味噌ラーメン食べるときに味噌を最後に載せるとおいしいよ、とこの間教えてくださったのでやってみよう。バターを載せると、もっといいな。休日だから、こんなメニューでもいいだろう。味噌ラーメンにはとうもろこし。これがあるともっと美味しいから、これから買い物に出掛けよう。

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2006/02/18

トッポッキ

今日は教会の用事で東京の新大久保に出掛けた。新大久保といえば、コリアンタウンで有名。私は以前韓国ドラマ「パリの恋人」を見て以来、一度食べたいと思っていたトッポッキを、どうにかして買って帰りたいと思った。そこで用事が済んだ夕方、教会のお姉さまたちと一緒に町を探検。あっちにも、こっちにもハングルの看板があって、いいにおいが漂っている。おお、ここはどこ?私は誰?

そして、屋台で売っていたトッポッキ。1000円じゃあ高い、と韓国ドラマ熱のあまり韓国旅行に家族で出掛けた経験のあるひとりのお姉さまがつぶやくので、やすい店を探す。やっとみつけた一皿500円。これで決まり。1パックゲット。帰りには食材屋で、韓国海苔とチョコパイとキムチを買う。清酒コーナーで先ほどのお姉さまがそばの人に「アルコール高い?どれがいい?」と片言の日本語で質問。何で日本人なのに片言の日本語を使ったんでしょう。でも実は訊いた相手が日本人だとわかり、大爆笑している。いつもながら明るい人だ。海外の友だちに探して欲しいといわれたイ・ビョンホンの卓上カレンダーは、コリアンプラザでも品切れ。もう買うことはできないようだ。2月も半ばを過ぎたので、仕方ないか。

家に帰ってトッポッキを温めなおすが、とても辛そうに見える。甘辛いときいていたが、こんなに辛そうだとは。。。母はちょっと尻込み。大丈夫よ、食べてみよう!と一緒に箸をつけるが、一瞬無言。これおいしいって言うのかなあ?細長いお餅が意外とおなかにたまって、辛いのも手伝って最後までは食べきることができなかった。頭痛がする。これ、本当に韓国で人気のおやつなのかなあ。美味しいのは、きっともっと美味しいに違いない。面白い体験だったが、どっと疲れてもう眠い。今晩は、よく眠れそうである。

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お化け

昨日記事に書いたのだが、娘が昨日お化けレストランを保育園でやった。娘はこの日をとても楽しみにしていた。でも私の心中は、穏やかではなかった。お化け?どうしてあなたがやらなきゃならないのって。

息子が幼稚園のときまだ娘は赤ちゃんで、私は娘をおぶっては幼稚園の行事によく参加した。娘は生まれつき顔に痣があり、治療のために私は病院だ~クスリだ~とふらふらになっていたのだが、街角で~幼稚園で~病院の待合室で、ひそひそと、時にはどうどうと、その顔どうしたの?と訊かれたものである。「お化けみたい」と言われたこともあり、私はそれ以来どうしても「お化け」が嫌いになったのである。幼稚園で3月に卒園お祝い会があり、その打ち合わせの日にわたしが娘の病院で参加できなかったことがあった。あとからきいたら、お母さんの出し物が何種類かあって、ののかさんはお化けの劇になったよ、ということ。私は珍しく「絶対に嫌」とわがままを言って、ノンタンの劇に変更させてもらった。娘をおぶって「お化け」は絶対したくなかったからである。

しかし時が過ぎ、娘は治療や手術をして街角で「お化け」といわれることはなくなった。いまだにあだ名をつけてからかう人間はいるらしいが、それが直接私の耳に入ったことは無い。当人が一番大変なのに母親の私がいちいち傷ついていては申し訳ないのだが、私は本当に心無い一言にあの当時傷ついたのである。二度とあんな思いはしたくない。娘のことを守りたいし、これからも一生懸命体をはって生きていくぞ~と決心しているんだけど、娘はしっかりと成長して、自分に自信をもっている(らしい)。だから平気なのだ、自分がお化けレストランの仲間になったって。何にも言われなかったらしいし。よかった。こういう日がくるなんて、昔は想像できなかった。娘は娘の人生を、こうやって自分の力で生きていくのだな。

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2006/02/17

おぼけレストラン

今日娘の保育園ではお楽しみ会があって、子どもたちが知恵を出し合っていろんなコーナーをつくり、みんなが買い物袋をさげてまわったそうである。

娘はお化けのコーナーでレストランをやった。お客様にはチケットを配ったんだそうだ。でもね、年下の女の子がまだ平仮名を正しく書けなかったらしく、幾つかのチケットは「おぼけレストラン」になっちゃったんだって…。

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2006/02/16

最初はグッチ

このところ夕食の後、6歳の娘が保育園で今はやりのトランプで遊ぶのを楽しみにしている。相手は10歳の息子や私。

まず、じゃんけんの掛け声がすごい。「最初はグッチのみのもんたんこぶハゲぼよよん。」なにこれ?ガクッとくるけど、こう言って毎日みんなでじゃんけんをするんだって!

ゲームの種類は、ブタの尻尾のように並べたカードを順にひく「1・9・3(いっきゅうさん)」とか「7・5・3」。ポーカー、スピードなどなど。これが全然勝てないの、私は…。

娘よ、この調子でたくましく成長しておくれ~。

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さのようこ『だってだってのおばあさん』

マーガレットさんお薦めの絵本を買った。さのようこ『だってだってのおばあさん』である。

楽しみにしていたので、手に入った昨晩さっそく子どもたちと読んでみた。期待通り面白くて、子どもたちと一緒に大笑い。もう一度、と娘は半べそで頼むのだが、遅いので明日の朝ご飯を食べているときね、と約束。これから朝食。母が昨晩焼いてくれたおいしそうなパンをほうばりながら、子どもたちに読んであげよう。きっと朝から幸せいっぱい胸いっぱいになるだろう。

98さいになるおばあさんが、男のねこ(5さい)と一緒に住んでいて、魚釣りに毎朝誘われるけど「だって」と年齢を理由に断り続けている。そんなある日、99さいの誕生日をむかえたおばあさん、99本のろうそくをねこに頼むのだけど、ねこは川ですべって5本しかろうそくを買ってこられなかった。だから5本だけろうそくをたてて誕生日を祝ったおばあさん、翌日から5歳の少女の気持ちに変わって、「あらそうね」となにもかもやってみることにするのである。そこからが愉快・愉快。

マーガレットさんはこんなおばあさんになりたいそうであるが、私もこの絵本のおばあさんなら、是非一緒に暮らしてみたい。もう一冊の絵本もなんとか読んでみたいので、今度図書館で探してみよう。

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2006/02/15

あさのあつこ『バッテリー』

職場の人が、「ののかさんのお子さんや甥ごさん『バッテリー』なんて読んだりしてるんですか?」と訊かれて何のことかわからなかった。この頃本屋に行っていないので、文庫になって山積みになっているバッテリーシリーズを、私は知らなかったのだ。「児童書ってことなんですけど、あまりにも内容が濃いので、私読みながらびっくりしちゃって、子どもが読んだらどういう風に感じるのかなあって思ったんです…。」普段感情をあまり表に出さない彼女の発言に興味を持った私は、帰りがけ本屋に寄ってみた。すると、本当だ、山積みになっている。映画化されるとも言う。ほう~。では一冊買ってみるか。

バッテリー
バッテリー
posted with 簡単リンクくん at 2006. 2.15
あさの あつこ〔著〕
角川書店 (2003.12)
通常24時間以内に発送します。

夕食時、中2になる野球少年Tに本を見せて言う。「読んだら貸してね。」Tの回答。「俺持ってますよ、全部読みました。」(なぬ?おぬしやるの~!!)「それ、小学校の図書室にもありますよ。」御見それしました。知らぬは私ばかりなり~。それから読み始めて、情報をくれた彼女の言っていたことの意味がわかった。これが児童小説か!!圧倒的な文章力。圧倒的な人物描写。

書き出しの部分の季節は、丁度今頃か。これから中学にあがる巧という天才ピッチャーが、山間の町に越してくる。父の転勤(左遷?)で、母の生まれた街に戻ってきたのだ。母の実家には、母と折り合いが悪い祖父が独りで住んでいる。そこにその春から同居するのだ。巧の祖父は甲子園に出場した高校の野球部の監督をしていた人間で、家庭をそっちのけで野球にのめりこんでいたため、一人娘から嫌われたのである。その孫が、母親の渋い顔をそっちのけで野球に人生をかけている。自信を裏付けるようなトレーニングを積んでいる巧の球を受けることの出来る人間は、そうはいない。巧はその町で、豪という体の大きい同学年の少年と出会う。病院の一人息子の豪は、心も体と同様大きな少年であった。2人はバッテリーを組むために出会った~運命の出会い。それから物語が展開する。巧には病弱な青波という弟がおり、母の関心はもっぱら弟に注がれる。尊敬できない父親。複雑な思いを持った巧は、13歳の心~自分で自分をコントロールしきれない思春期のもやもやを抱えている~を持っている。子どもでもない、大人でもない季節を、巧は野球をしながら生きていく。

これから続きを甥に貸してもらうところ。楽しみである。すごい、とにかくすごい。

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2006/02/14

元から絶たなきゃ駄目

ここ数年で一番というくらい怖い夢を見て、昨晩は目覚めた。本当だったかというくらい、現実的な恐怖。

ああ。

このところのストレスが潜在意識に作用して、ストーリーができあがったんだろうけど。

やだやだ。

この原因を元から絶たなきゃ駄目!?

古すぎる~?

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2006/02/13

スポットライト

夜空をみあげると

スポットライトのような満月が

煌々と輝いている。

オリオン座をはじめとする冬の星たちも

きらきらと瞬いて 美しい。

冬の透き通った空気に

よどんだ心が洗われた夜。

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2006/02/12

ランドセル

IMG_0007 ランドセルが届いた。結局保育園の仲良しと同じものがいいということになり、天使のはねのカーマインレッドという色のものをネットで購入。

入学祝にいただいたお金で、あとは学習机の椅子とライトと本棚を購入する予定。

机は学者だった親戚のお古があるので、それを使うことになっている。それにあやかって、勉強大好きになるといいんだけれど。

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White Lie

2人のヒロインを書いたのち、独りのときふとその続きを考える。

「Dear フランキー」の主人公リジーは、一人息子が幼い頃夫の暴力に耐えかね家を出た。赤ちゃんだった息子に、父親の記憶はない。リジーはその子が成長していく過程で父親のことを、「外国船で世界中を回っている船乗り」であると説明した。父親の暴力が原因で聴力が奪われたのだなどと、当の本人に告げるのはあまりにも酷である。息子に夢を与えるために、リジーは嘘をついてその父になりかわり世界の港町からの手紙まで自分が用意して届けるのである。10歳になった息子はその船がその町に来ることを知り、父親に会えると思い胸をふくらます。リジーは船が寄港している間パパの役をしてくれる男を探し出し、また息子に嘘をついて夢を壊さないように努力する。最後には息子は母の嘘を、いつのまにか見破っていたことがわかるのだが。

「スタンドアップ」の主人公ジョージーもまた、父親の記憶の無い息子に「父親は軍隊に行ったまま亡くなった」と話して育てていた。10代でシングルマザーになったジョージーは、暴行のための妊娠だったにもかかわらず、自分の中に宿った大切な命を守ることを決心し、以後全ての生活が変わったとラスト近くで息子のサムに述べるくだりがある。できることならその事件のことを知らせたくなかった、そのためについてきた嘘。父親の名前を訊かれても、親にすら告げなかったのは自分に宿った命が忌まわしいものであると思いたくなかったから。自分だけの宝物だと思いたかったから。その後結婚をして幸福な家庭を築きたかったジョージーだが、その夫は彼女を暴力でいためつける男だった。だから、限界を感じて脱出して故郷に帰り、自立して子どもたちを養うために鉱山へと働きに出たのである。しかし男の職場に進出した女達への反発は、陰湿きわまりないものだった。思春期のサムにとって、鉱山でのセクシャルハラスメントを訴えるために立ち上がった母親のために裁判で自らの出生の秘密があかるみになったことは、どんなにつらい試練であったことか。「あばずれ女」と人びとに母親が軽蔑され、自分までそのために学校でいじめに遭い、母親を世界中で一番憎いとさえ思ったサム。しかし、ジョージーから全てを告白され、母親の本当の心情を知ることで再び立ち直っていく。

世の中は哀しい。人が誇りを失わず生きていくのは、なんて大変なことなんだろう。

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2006/02/11

母娘3代味噌づくり

麹と大豆が届いていたので、今日はゆっくり味噌作り。水につけて戻しておいた大豆をことこと煮てやわらかくつぶす。これが面倒。今年は2単位作ったので、最初はすり鉢とすりこぎでつぶしていたがやっぱりネをあげて、早々にバーミックスの登場。IMG_0001 早い早い、これで大分はかどった。それを今度は、混ぜておいた麹と甘塩に入れて煮汁を足し、コロッケくらいの硬さに調整。味噌だまをどんどんつくっていく。

母は味噌作りは初めて。は~なるほど~と言いながら、主婦歴何十年?なので飲み込みが早く、手伝ってくれたので助かる。娘は張り切っていたわりに、指の傷に塩がしみて痛いと言って、すぐ戦線離脱。あれとって、これ運んで、といわれるたびに立ち働く。小さいけれど役に立つ。最後には、味噌だまを次々と投げ入れて、空気を入れないようにすきまなく詰め込む。容器ひとつじゃ足りなくなって、小さい容器も追加。 IMG_0004

IMG_0006 こんな感じ。これが夏を過ぎて秋になり10月になると、美味しい色に変わって、ようやく食べごろになるのである。嗚呼たのしみ、たのしみ~。

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2006/02/10

2人のヒロイン

この間観た「スタンドアップ」。それから、昨年に観た「Dear フランキー」。2人とも夫のDVから逃れた若き母が主人公。この2人のヒロイン、立場は同じだが、やることは全然違う。

シャーリーズ・セロン演じるスタンドアップ(原題:North Country)の主人公は、高校時代に望まぬ妊娠をして産んだ息子を、忌まわしい事件とは切り離して「自分だけのいとしい子」として育て、ようやく夫にめぐりあい今度は娘を出産するが、夫は暴力で家族を支配する男だった。夢を見ることを許されなかった、過酷なまでの運命。だから脱出してからは、力を振り絞って1人で現実に立ち向かう。男の庇護を受けずとも2人の子どもを養いたい。彼女は鉱山に就職するが、父親は同じ職場にやってきた娘を歓迎はしない。男の職場での、女達への執拗なセクシャルハラスメントが続く。想像を超える壮絶さ。実話だけに、非常に重い。だが彼女は、立ち向かう。自分の給料ではじめて子どもたちをレストランに連れていったときの表情。子どもたちにプレゼントを買ったときの晴れがましい笑顔。シャーリーズ・セロンはこの演技で、再びアカデミー賞を獲るのだろうか?彼女が15歳のとき、母親はピストルで正当防衛のため夫(セロンの父)を撃ち殺した。彼女が役にこめた思いは、普通の女優とは違うものであったに違いない。

これにひきかえ「Dear フランキー」の若き母親は、弱い。息子の聴力を夫の暴力で奪われたのだ。彼女は、結婚に夢を抱いてこの男と結婚した。少女の心のまま嫁いだが、裏切られたのである。自分ばかりか息子までも傷つけられた。だから逃げ出した。しかし心の傷は、深かったのである。だから逃げ続ける。見つからないように、逃げ続けるのだ。夫の影におびえながら。しかし時を経て、支えてくれる人を見つけた彼女は、やっと現実と対峙する。怖かったろう。困ったろう。だがそうやって、彼女は成長したのだ。

2人のヒロイン。私だったらどっちかな、と考える。2人とも、実に思慮深い。なかなか乗り越えられない壁を、日々の生活に追われながらも知っている。動と静の違いこそあれ、暴力を憎み、子を愛しているところは共通。母親はね、子どもの体と心を守るためなら、何でもやるものなの。それがよくわかる映画だった。

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あなたにも……あげたい

♪チェルシーの歌を思い出し口ずさんでいたら、日本語のイントネーションがちょっとおかしい外国の女の子が、「あなたにも~チェルシー~あげたい~。」と言っていたのを思い出した。

これがわかる人は、きっと私と同世代。懐かしいでしょ?

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チェルシー

昨日今日と図書館の控え室においてあったキャンディ。その名はチェルシー

限定販売のアジアンデザート味の中身は、杏仁豆腐味と、マンゴープリン味と、ココナッツタピオカ味。

どれもこれもおいしくて、私の舌も心もとろけそう…。近くの物価の安い商店街のお菓子屋さんにおいてあったんだって…。

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2006/02/09

塾帰り

もうすぐ5年にあがる息子が、今週から塾に週3日通うようになった。火曜と木曜は弁当持ち。科目が4教科に増えたので、刺激がいっぱい。火曜は帰るなり風呂に浸かりながら、「ママ、リンゴって日本でどこの県が一番よく獲れるか知ってる?」「大豆は日本は、どこの国から沢山輸入してるか知ってる?」質問攻めである。「さくらんぼが一番獲れるのはどこの県?」「あったりまえだよ、山形県。山形空港はさくらんぼ色でピンクなんだよ~。」聞きかじりで答える。幸いどれも正解を答えることができたのでよかった。社会なら私は得意である。

ところが今日は理科があったので、帰るなり大変。またもや湯船の脇で、プチ授業。先生が水素の実験で、袋に集めた水素を爆発させた音が大きくてびっくりしたとか、春の七草と秋の七草を覚えたとか、昆虫の変態って知ってる?とか。しまった!今回は答えられなかった。春の七草はわかったんだけど、秋がだめ。【ハギ・ススキ・キキョウ・ナデシコ・オミナエシ・クズ・フジバカマ】そうだ、そうだった。タンポポは賢くて、冬はこうやって越すんだよとか、蛙とクマとこうもりの冬眠とか…。ほう~、へぇ~。

息子よ。毎回この調子で、私の脳を活性化しておくれ。こうしてわたしにしゃべりながら復習して、土曜日にはテストでいい点とろう。まだ目標はたててないけど、頭が柔らかいうちに楽しく勉強して知識をつけるのは、息子には向いているような気がしている。当分お弁当づくりは大変だけど、できるところまで協力するからね。

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麦チョコ

スーパーのお菓子売り場の100円均一のところを通りがかり、また買ってしまった麦チョコ。我慢できない私は、帰ってからぱくぱくと袋半分食べてしまった。しあわせ~。

それから後悔。こんなことをしていては、もう絶対減量は無理。卒園式も入学式も、ゆるめのスーツを着ていくことになりそう。あ~あ。

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哀愁の唐揚げ

昨晩は、前の日元気がなく食事をまずそうに残したS(甥弟)のために、鶏の唐揚げをつくると宣言していた私。肉の味付け&片栗粉まぶしは母に任せ、私は娘と息子の鼻が相変わらずぐずぐずいうので、保育園のお迎えのあと車でそのまま耳鼻科へ。駅の評判の耳鼻科では、先生の態度があまりにも尊大なので喧嘩わかれ。仕方なく、近所で安くて評判のスーパーそばの人気の無い耳鼻科のほうへ通っている私達。一応校医さんだけど…。耳鼻科の前の道路は工事中だから駐車できず、スーパーの立体駐車場に車を停める。これまたせまくて気乗りしない駐車場だが、ようやくこのごろできるようになったところである(ペーパー返上2年の成果である)。其処に停めて診察を終え、スーパーでサラダ油を買って、家に帰って鶏を揚げれば丁度夜7時。これが私の計画。

しかし計画どおりには、人生はなかなかすすまないのである。耳鼻科を出るところで、携帯がけたたましく鳴った。妹からである。「塾でSがもどしちゃったって連絡が来たの。迎えにいってくれる?」妹はまだ職場。そうなったら、私しか迎えにいける人間はいない。予定変更。私はクスリを受け取ると子どもたちをまずは家へ送り、そのまま車で大混雑の駅前へ車を走らせる。運転が怖くて仕方なかった頃よりは、大分度胸がついたものである。女はこういうとき強いのだ。行くしかなければ、行くのである。私は混雑を避けごちゃごちゃした小道を通って、無事気分の悪そうなSを塾でピックアップ、家まで送り届けることができた。快挙。

それからまたスーパーで油を買って、家に戻って鶏の唐揚げづくり。今日はSの喜ぶ顔を見たかったよ、と思いながら油で肉を揚げた。結局食べるのは、おばあちゃんと子どもたちと私。それが、山のようにあったのに、あまりにおいしくて殆ど無くなった。みんな7時半くらいになってたから、おなかがすいていたのだ。おまけにおばあちゃん、クロ胡椒とにんにくをきかせてくれたから、本格的ないいお味だったのである。

ああ、唐揚げよ、これからあなたを見るたびに、今晩のことを思い出すだろうよ。哀愁の唐揚げ。

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2006/02/08

ココナッツサブレ

私が愛して止まないココナッツサブレのことをキャラメルコーンの記事に昨日書いたが、どう調べても東鳩ではなくて、日清シスコという会社のものらしい。私の記憶違いか…。小さいときって、いろんな勘違いをするから…。

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2006/02/07

キャラメルコーン

疲れた足取りで帰宅。このまま保育園に娘を迎えに行くために運転したら、なんだか事故でも起こしそうと思った私は、何かを口に入れることにした。そうそう、この間買ったキャラメルコーンの小袋があった。。。

一袋25グラムで141.1キロカロリーは瞬く間に私の胃袋へ。久しぶりだな、この味。元気が出る赤い袋。東ハトっていえば、私の場合はココナッツサブレがすぐ頭に浮かぶんだけど、あれは東鳩だったか。一昔まえのことなのであ~る。

そうして車に乗り込んで、ユーミンの昨晩お会いしましょうをかける。お菓子と音楽で気分をおちつけて運転。問題なく家にたどりつけた。よかった。

なんだかざわざわ落ち着かない夜。今晩は、映画でも観ようかなあ。

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いつもと同じ朝

IMG_0022 積雪はたいしたことはなく、これなら車道はまったくノープロブレム。いつもと同じ朝をすごすことができそうだ。神に感謝。

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2006/02/06

雪の朝

明日の朝は、ここ関東に雪が降るらしい。

となると、車が出せない。我が家はスタッドレスタイヤではないし、チェーンも持っていない。となると、私は保育園まで娘と歩かなきゃならない。

去年雪が降ったときは、保育園までてくてく歩いて、それから職場へ一直線の道を選び途中の乗り合いタクシー乗り場へたどりついたら、「悪天候のため運行中止」。しかたなくひたすら歩き続け、職場についたときには汗だくだく…。

明日はどうなることやら。できることなら、早々に融けてほしい。午後には15度まで気温が上がるとか。どんな天気なんだ、一体…?

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2006/02/05

今日のお昼は助六弁当

わが街には、昔からある和菓子屋さんがある。お値段が良心的でおいしいので、いつも繁盛している。この店の名物は、太巻き。初めて食べたのは、ある独身女性にお昼に呼ばれたときだった。「おいしいのよ、ここの太巻き。」とその人は、太巻きとお吸い物をゴチソウしてくれた。以来、私はときどきこの太巻きを手土産にして、知人を訪ねる。

さて今日は私の街の教会で礼拝の後行事があったので、お昼は皆この店の助六弁当を食べた。毎年この行事の日には、牧師夫人が美味しいかす汁を用意してくださる。50人分くらい前日から仕込むのでさぞかし大変だろうと思うが、本当にこれまたおいしくて、心も体もあったまる。

大人も子どももお年よりも、皆一緒に食事をする楽しさ。いいものである。

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2006/02/04

はぶ茶

はぶ茶ってご存知?妹の義理の父がつくってくれるからといって結婚当初よく飲んでいた健康茶を、飲ませてもらったのは15年ほど前。香ばしいそのお茶を、妹は薬缶で煮出して毎日飲んでいた。その後その義父さんが亡くなって手作りのはぶ茶とは縁が切れてしまったが、先日お茶売り場に寄ったらどくだみ茶などと一緒に並んでいたので、懐かしくなり手に取った。

久しぶりに飲んでみると、麦茶よりずっと美味しい。そのため、あまりおいしくないダイエット目的の雪茶のほうはすっかりご無沙汰になってしまい、このところはぶ茶を愛飲している私。そのため家族にも飲んでもらう回数が増えた。すると何が起こったかというと…。

我が家の娘は、赤ちゃんのときから便秘気味で、オイルマッサージなどしてもなかなか腸の動きがよくならず、6歳の今でも苦労している。その便秘が苦もなく解消されたのである。毎日快腸な娘。なんだか嬉しい私。

昔から体にいいといわれているものは、本当に効き目があるんだなあ。もしも便秘で人知れず苦しんでいる方があったら、ぜひお試しあれ。薬を飲むよりずっと簡単。美味しいし、おすすめである。

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2006/02/03

鬼は外、福は内

節分の豆まきを楽しみにしていた娘が、保育園から鬼のお面と豆を入れる枡を持って帰ってきた。今晩は、母がつくった手巻き寿司。豪華なお刺身が並ぶ。これなら甥たちも食べてくれるので、みんなにこにこ楽しい夕食。

大抵の家は恵方巻きを食べるのだろうが、私はそんな習慣は去年まで知らなかった。一体何なの?といまだにぴんと来ない。今日の帰りには、京樽に長い行列ができていた。地元の太巻きで有名なお店にも。みんなブームに弱いんだなあ。

福は内。そういえばいいことがひとつあったんだった。少ない貯金を預けてある信用金庫から葉書がきていて、開いてみたら懸賞金が当たったお知らせだった。10万円!税金など差し引いて8万円になってしまったようだが、実にラッキーである。こんなの、年末の宝くじを一本だけ300円で買ったら、お正月に3000円当たって以来。

夕食の後、大きな声で豆まきをした。「鬼は外、福は内。」特に甥たちは楽しかったようだ。マンション暮らしだと、滅多に豆まきもしないのだろう。うちには庭があるから、思う存分豆をまける。「鬼は外、福は内。」「鬼は外、福は内。」

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2006/02/02

♪あなたならどうする

図書館の帰り、家で子どもが待っていると思い急ぎ自転車をこいでいたら、駅へと続く坂道で見覚えのある老人が、頭と手から血を流して歩いているのとすれ違った。

♪あなたならどうする~。

私はびっくりして声をかけた。「○×さん、大丈夫ですか?」「大丈夫です。」その返事に一旦は納得して先へ行きかけた。しかしやっぱり心配になって引き返し、もう一度尋ねるも大したことはないとの返事。足元はふらつき、とても大丈夫とは思えないが…。しばらくもう一度自転車をこぐがやっぱり心配になって振り返ると、他の人が声をかけて大丈夫か尋ねている様子が見える。やっぱり助けを断ったらしく、ふらふらと老人は1人であちこちにつかまりながら歩いてゆく。私は引き返し、今声をかけた人に尋ねる。「大丈夫に見えます?」その人はかぶりを振りながら答えた。「いいえ、とっても心配です。」

その一言で私は決心。自転車を道端において、老人に肩を貸して歩いた。家が近所なのは知っているが、場所はわからない。あっちです、でも大丈夫、と口ではつぶやいているが、どう考えても大変だ。赤信号でも渡ろうとする。酒臭い。なんで?まだ明るいうちからお酒を飲んで酔って転んだようだ…。「家に人はいるんですか?」「はい、女房がおります。」それならとにかく送っていって、それから家に帰ろうと私は考えた。

そうしてようやくマンションの部屋までたどりついたが、家の人は留守らしい。血がぽとぽと落ちる手で、老人はポケットをまさぐり鍵を出す。触ったところに血が付く。私のコートにも、ぽたぽたと。ひえ~っと思ったが、仕方ない。あとで拭けばとれるだろう。「失礼します。」と一緒に家にはいり、洗面所で手を洗ってもらう。もう大丈夫ですから、と言われたが、顔を怪我していることも気づかぬ様子。「鏡を見てください。顔だって怪我してるんですよ。大丈夫じゃないですよ。」「はは~そうですねえ。」とつぶやく老人。手当てをしたくても、どこに何があるのかわからない。

そこへピンポン~チャイムの音。階下の住人が何か届け物にきたようだ。チャンス!事情を説明して協力してもらおう!ところがその人は、「コロッケ買ったんですよ、奥様入院中じゃあご不便でしょ。それでは失礼。」バタン、と玄関を開けてコロッケを老人に渡すとすぐ閉めた。なんじゃこりゃ?

私は急いでその婦人の後を追い、部屋で話を聞いた。それによると、老人の妻が入院しているから今は老人は独りであること、しかし頑固親父だから他人の言うことに耳を貸すわけがない、関わらないのが一番とのこと…。でも、怪我した人間を放り出しても行けないからと頼み込んで絆創膏とガーゼを貰い、私は老人の部屋へ引き返した。怪我と言っても病院へ担ぎ込むほどではないが、室内で手をついたところには血の痕がべたべたとついている。とにかく血が一番出ているところに絆創膏を幾つか貼って、ガーゼを巻いてもらう。「家の人に連絡したほうがいいですよ。」「噛んでいるガム、危ないから出したほうがいいですよ。」心配して声をかけるが、「かたじけない。」とかお辞儀する割には、私の指示には従わない。たしかに手ごわい酔っ払い老人である。私はそれ以上なす術も無く、名前を伝えて部屋を出た。マンションの入り口にあった郵便受けに、おうちのかたへ・というメモを残して。

家に着くと子どもが鍵を忘れたらしく、門の前で凍えていた。ごめんよ~。だけどこういうわけで遅くなっちゃって…と説明。あとから知人に相談して、警察官に様子を見に行ってもらうために110番をした。それから連絡がいって、近所の警察官が見回りに行ってくれ、チャイムを鳴らして大丈夫か老人に尋ねたら大丈夫というので帰ってきました、との報告があとからあった。「78歳だそうですね。」「はあそうですか…。」

今度会うときにあの老人は、私のことがわかるのだろうか?別にわからなくてもいいのだが、娘さんがいるらしいから早く家族が手をうって独りにしないようにしてもらいたいものだと思った。ああ、疲れた。いいことをしたのかなあ、私。なんだか未だに、あまりすっきりしないのである。

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2006/02/01

ケーキを買って帰るの巻

とても仕事で疲れたので、デパートでケーキを衝動買い。

ジーゲスクランツ(世田谷区赤堤)のドレスデンというケーキ。

帰ってから6つに切り、私は2つも食べちゃった。とっても美味しかった。

息子とおばあちゃんがひとつずつ食べた。娘はさっき帰ったので、食後にどうぞ。これで甥が要らないといったら、最後のひとつは誰のおなかにはいるのであろう?

追記:結局甥っ子も、普段は甘いものを全然食べないのに、大喜びでぱくっと食べた。みんなが幸せな気持ちになって、よかったなあ。

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