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2006/02/09

哀愁の唐揚げ

昨晩は、前の日元気がなく食事をまずそうに残したS(甥弟)のために、鶏の唐揚げをつくると宣言していた私。肉の味付け&片栗粉まぶしは母に任せ、私は娘と息子の鼻が相変わらずぐずぐずいうので、保育園のお迎えのあと車でそのまま耳鼻科へ。駅の評判の耳鼻科では、先生の態度があまりにも尊大なので喧嘩わかれ。仕方なく、近所で安くて評判のスーパーそばの人気の無い耳鼻科のほうへ通っている私達。一応校医さんだけど…。耳鼻科の前の道路は工事中だから駐車できず、スーパーの立体駐車場に車を停める。これまたせまくて気乗りしない駐車場だが、ようやくこのごろできるようになったところである(ペーパー返上2年の成果である)。其処に停めて診察を終え、スーパーでサラダ油を買って、家に帰って鶏を揚げれば丁度夜7時。これが私の計画。

しかし計画どおりには、人生はなかなかすすまないのである。耳鼻科を出るところで、携帯がけたたましく鳴った。妹からである。「塾でSがもどしちゃったって連絡が来たの。迎えにいってくれる?」妹はまだ職場。そうなったら、私しか迎えにいける人間はいない。予定変更。私はクスリを受け取ると子どもたちをまずは家へ送り、そのまま車で大混雑の駅前へ車を走らせる。運転が怖くて仕方なかった頃よりは、大分度胸がついたものである。女はこういうとき強いのだ。行くしかなければ、行くのである。私は混雑を避けごちゃごちゃした小道を通って、無事気分の悪そうなSを塾でピックアップ、家まで送り届けることができた。快挙。

それからまたスーパーで油を買って、家に戻って鶏の唐揚げづくり。今日はSの喜ぶ顔を見たかったよ、と思いながら油で肉を揚げた。結局食べるのは、おばあちゃんと子どもたちと私。それが、山のようにあったのに、あまりにおいしくて殆ど無くなった。みんな7時半くらいになってたから、おなかがすいていたのだ。おまけにおばあちゃん、クロ胡椒とにんにくをきかせてくれたから、本格的ないいお味だったのである。

ああ、唐揚げよ、これからあなたを見るたびに、今晩のことを思い出すだろうよ。哀愁の唐揚げ。

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コメント

ののかさん、おはようございます!

甥弟くん、前日から体調悪かったんでしょうね、
学校は、風邪菌も、子供達に負けじと頑張ってそうな場所ですもんね。
ゆっくり休まれて、治ったら、あの有名な「哀愁の唐揚げ」
作ってもらってください。

投稿: かおちゃん | 2006/02/09 08:49

かおちゃん、こんばんは。

甥のSは野球少年。毎晩素振りを友だちとやっています。元気の無い日も、約束どおり素振りをしにでかけていきました。無理がたたったんでしょうね~。

塾から家に帰って熱を測ると38度を軽くうわまわったようですが、インフルエンザではなかったとのこと。今日は仕事を休んだ妹が付き添ったので、幸せに養生していることでしょう。元気になったら、も一度鶏の唐揚げつくってあげることにいたします~。

投稿: ののか | 2006/02/09 21:25

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