あなたのたいせつなもの
届いたばかりの雑誌をぱらぱらと見ていたら、こんな言葉が目に飛び込んできた。
「あなたのたいせつなものはなんですか?」そして、二つの手に包まれた光るハート、そのハートが花で縁取られた丸いキャンバスに描かれ、緑の葉で囲まれたそのキャンバスに陽光がさんさんと降り注いでいるという絵が載っている。それはフィリピンの女の子が描いたもの。「わたしのたいせつなものは、愛」。医師で写真家である山本敏晴という人が、世界202ヶ国を飛び回り、大事なものの絵を子どもたちに描いてもらっているのだという(宇宙船地球号)。近代的な大都会と、貧民の住むスラム街。描かれる絵に、違いはあるのだろうか?どちらが豊かで、どちらが貧しいのだろうか?宗教のある国では?戦争のある国では?興味は膨らむ。
さて、「あなたのたいせつなものはなんですか?」と私が問われたら、即座に私は子どもたちのことを思い浮かべ、2人の顔の絵を描くだろう。では、私の子どもたちが同じ問いの前に立ったとしたら、果たしてどういう絵を描くのだろうか?教会から帰ったら、是非2人にクレヨンで描いてもらおう。そう思っている、日曜の朝。
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コメント
yuzukiさんへ。
>豊かさの中で豊かさが見えずらくなる
貧しさの中でしかみえない豊かさがある
そうなのでしょうね。
ところで、yuzukiさんの
>私自身
というお答え、すばらしいですよ。それが一番大切。でもなかなかいえない答えなのです。yuzukiさんは、すばらしい生き方をしているなあ。
投稿: ののか | 2006/03/12 21:18