紫陽花の道
小学校1年の娘が学校から帰ると、毎日いろいろな話を聞かせてくれる。話が具体的なだけに、クラスの様子については不安にさせられることも多く、ここのところ心配がつのっているのだが、友だちの様子などは楽しいことが沢山ある。
昨日は、帰り道にどんなことをしながら歩いてくるのかを教えてくれた。どの道を通ったの?と訊くと、一番近くの坂を上ってくると言う。私だったらその道のことを、「せいきょうに行くときに通る坂」と形容するところだが、娘はその道を「紫陽花の道」と表現した。私はその言葉を選んだ娘を、とても愛おしく思った。
今日は1回目の水泳学習がある予定だったが、小雨が降って肌寒いので、たぶんプールには入らなかっただろう。きっとがっかりして帰ってくるんだろうなあ。どんより低く垂れ込めたような空を見上げながら、娘の様子を想像している昼下がりである。
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コメント
素敵です。。娘さんの「紫陽花の道」流石のせいきょうも紫陽花相手だと、霞んじゃいましたか。登下校に紫陽花を眺めながらの日々、情緒があってよいなぁ~・・紫陽花、見たら採って帰りたくなる、あたし、いけません。。プールなしだとしても、紫陽花の道を通るひと時、忘れるかもですね。
学校の出来事は、ほとんど話さなかった息子は集中力が三分、忘れ物多し・・いつも何を考えて生きてるの?と聞いたことがあったけれど、学校へ行く時、「今日は何してあそぼうかな」帰り道「帰ったら誰と遊ぼうかな・・」今日はちょっと、鬱陶しい天気だけれど、近くの紫陽花の道通ってツタヤにでも行ってこようかな・・っとと、近所に紫陽花の道ってあったけか・・・・★
投稿: 翔子 | 2006/06/21 13:49
ののかさん、こんにちは。
今でもプールカードってあるのでしょうか?
入れなくて残念だったでしょうね。
ちょっと懐かしくなりながら読みました。
子供って小さいときほど五感で記憶しますから、紫陽花の道という表現はいかにも、というところです。こちらは大人なので「せいきょうへ行く道」。目的で覚えます。いいよねぇ、子供の記憶のしかたって。情緒たっぷりでゆかしいです。
投稿: ねじっこ | 2006/06/21 13:59
翔子さん、コメントありがとうございます。うちは今、ウーピーさんのクッキーで、シアワセに満たされております。
娘は今日は、「地獄の水浴び」と「地獄の眼洗い」をしたそうです。プールに入るためのシャワーと目の洗浄の練習ですね。その言葉に度肝を抜かれながら、一緒におやつを食べました~。
>ツタヤにでも…あの駐車場に車が停めやすいツタヤのことかしらん…。私は今日、T駅のそばのツタヤで、「イルマーレ」を借りてきました。
投稿: ののか | 2006/06/21 15:34
ねじっこさん、プールカード、今でもあります。睡眠や朝食、今朝の体温などを書き込む欄がありまして、必ず押印が必要なんですよね。
娘の帰りが遅いなと家の前に出たら、丁度大通りを渡って家のそばまで来たところだったんですが、私を見たら顔をぱっと輝かせて、走ってきました。
お兄ちゃんに比べて、まだ小さい娘のこと、私は可愛くて仕方ないんですよ。お兄ちゃんも、もちろん、可愛いんですけどね…。
投稿: ののか | 2006/06/21 15:39
紫陽花の道ですかー。なかなか情緒あふれる娘さんですね。私の子育てはもう終わったけれど、今思えばもっと楽しんでおけばよかったな・・・と感じます。なんかバタバタしてる間にもう22歳ですもんねぇ。
投稿: グレイス | 2006/06/22 07:51
グレイスさんへ。私も、楽しむ余裕が出てきたのは、最近です。これから加速度がついて、あっという間に終わっちゃうんでしょうね~。22歳だと、もう親離れしちゃってますか~。
投稿: ののか | 2006/06/22 21:33