「オズの魔法使い」
「E.T」を借りるついでに、こどもたちと観たいなと思って「オズの魔法使い」をツタヤで借りていたので、昨日の夕方娘と一緒に鑑賞。
ところが、なぜか眠くなって、転寝をしてしまい、娘に起こされたりなんかして。娘ははじめて観るはずなのに、筋をところどころ知っている。子ども向けのまんがの絵本かなにかで見たことがあるらしい。私はあのての絵本は好きではないので、本物の映画を観せることができてよかったと思う。
私は小学校のころ本で読んだことはあるけれど、映画はちゃんと観ることは初めてかも知れない。本で読んだときにとにかく一番怖かったのが、翼の生えたサルが襲ってくるところ。やっぱり映画でも怖かった。娘の方は、緑色の顔をした魔女が怖かったみたいだ。とにかく、古いけれどよくできた映画だなあと感心。なんといっても、♪Over the Rainbowは名曲だ。犬のトトもかわいいし。エメラルドの靴が、きれいで素敵。シンデレラのガラスの靴より、きっといいに違いない。
映画では、ドロシーのカンザスでの生活で関係のある人びとが、竜巻で運ばれた先のオズの国では別の登場人物として現れる。冒険がおわってドロシーがカンザスに戻ってから、「この人は一体誰だったっけ?」と思うようなことって、私の日常でもよくあること。懐かしい人びとが、私が引越しで右往左往する場面で登場し、目覚めてからなんでこんな夢をみたのかしら?と首をかしげたのは今朝のこと。
身近なところにあるシアワセに気づく、というテーマは、「青い鳥」はじめ古今東西いろいろ言われてきたことだけど、多分本当のこと。将来への不安や日常の不満は沢山あるけれど、「身近なシアワセ」は何の変哲もないいつもの昼下がり、転寝しながら娘と映画を観るなんてところに、しっかり存在しているのだ。
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コメント
ののかさん、こんにちは。
ジュディ・ガーランドが主役のクラシックの「オズ」でしょうか?
あれは原作よりも好きなくらいです。
「転た寝しながら」が何ともいいですね。娘さんに起こされながら、というのもますますいいですね(笑)。何でもないことのようでもそれがシアワセ^^;
ねじっこも良くやりました。「こんなに面白いのに寝ちゃうなんて」と叱られながら。。今夜はどんな絵本を読みますか?
投稿: ねじっこ | 2006/07/04 17:17
>身近なシアワセ
そうですねぇ。それに気がつけるようになりたいです。私は修行不足がたたってまだまだです。
でも、他人には言うんですよね。先々月の祈祷会では、身近なところにある神の恵みに気がつこう、なんて話をしていました。
投稿: トマス | 2006/07/04 22:24
ねじっこさんへ。お気に入りの映画なのですね。私はとにかく、あの魔法の靴が気に入りました。かわいくていいです♪
投稿: ののか | 2006/07/05 12:23
トマスさんへ。私は落ち着くとこうして文章に身近なシアワセについて書けますけど、普段は文句ばかり不満ばかり怒鳴り声ばかりの、恐ろしいお母さんをしています。情けない…。
投稿: ののか | 2006/07/05 12:25
思い出の作品です。
8年前の文化祭で私がシナリオを書き,
生徒が演じました。その練習段階で,
案山子役だったO君が不慮の事故で
急逝。葬儀は台風の大雨の中。霊柩車を
見送る時は雨がピタッと止んで,代わり
にものすごい強風が吹いてきました。
まるで,オズの魔法使いで最初にやって
くる竜巻のように。
風と共に去っていった彼との思い出は
オズの魔法使いのシーンと重なって,
昨日のことのように思い出されます。
投稿: ヒデボー | 2006/07/08 16:09
ヒデボーさんへ。竜巻のような風が出棺のときに吹いたのですか~教え子さんの逝去というのは、さぞショックなことだったでしょうね。オズの魔法使いの案山子は、風と共に去ったのですね…。
投稿: ののか | 2006/07/09 08:36