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2006/08/22

詩のこころを読む

読書感想文をまだ書いていない息子。

塾の夏期講習で、忙しい息子。

眠りに着く前に、ふと思い立って、詩集を手に取り、

声に出して読む。

気持ちが乗ったのか、息子が今度は、朗読する。

『雨ニモマケズ…』

とても気持ちがこもっていて、上手だ。

幾つか読む。

私は、心が和む。

私は、『便所掃除』を読む。

子どもたちは、笑い転げる。

「面白いだけじゃないのよ。

心を静かにして、聞いていてね。」

(なんてすばらしい言葉…)

私は、詩をこころから味わう。

その後も、幾つか読んで、深く味わって、明かりを消した。

暗くなったところで、言葉の余韻を楽しみながら息子と何を話そうかと思ったところ、その後の展開がびっくりだった。

何を言い出すのかと思えば、

「抒情詩というのと、叙事詩と言うのと、叙景詩というのがあってね…」

という、塾で習った知識の披露なのである。

たった今まで、情緒たっぷりに詩を読んでいた息子は、

一体何を感じたのだろう。

私は一体、何をしているのだろう。

母親としてこどもたちの大切な身体と心を育むために、

毎日会話し、食事を作っているつもりなのだけど、

祈りをこめて、成長の手助けをしているつもりなのだけど、

見当違いなものが育ってしまっているのかもと、

心配になった瞬間だった…。

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コメント

yuzukiさんへ。
以前読んだ『佐賀のがばいばあちゃん』にしたら?という私のアドバイスは無視され、彼は再び熱心に『博士の愛した数式』を読み始めています。わかるんでしょうかね?江夏とか野球のルールとか、理解できないと思うんですけどね、算数大好きだから、これに決めたっていうんですよ。まあ、もう口出ししませんけど、間に合えばいいなあって思っています…。(因みにここらでは、夏休みあけるのは31日です…)

投稿: ののか | 2006/08/22 20:47

yuzukiさんへ。
息子、およそ300ページのうち、まだ70ページだそうです。

無謀だよね~どうするんだろうか?
まあ、気の済むようにしていただくしかないんですけど…心配です。

『がばいばあちゃん』なら易しいから大丈夫だと思ったんだけど、感想文は書きたくないって言い張るんですよ~。

投稿: ののか | 2006/08/23 20:52

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