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2006年10月

2006/10/31

収穫

Img_0065 我が家の収穫。青虫に食べられたりして、稲がよく育ちませんでした。ようやく育ったのはこれだけ。

よく乾かしてから、食べるとしましょう。

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2006/10/30

芋ほり

昨日は教会の収穫の終わったサツマイモ畑で、もういちどサツマイモを掘り出そうと子どもたちが奮闘。

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顔も手も服も、真っ黒になっちゃったけど、収穫があってよかったね。

しかし、疲れちゃって今日学校休んじゃったのは、誰でしょうね?

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2006/10/28

Family Tree

今日は、両親の金婚式を祝う食事会に出かけた。食事会はうちわだけのものだけれど、そのなかで父の自叙伝を家族にお披露目する場面があった。自費出版でようやく出来上がった本を、大いに父は喜んでくれた。半年前に自叙伝をつくることを父が思いついたとき、私は正直気が重かった。なにしろ本をつくるなんて初めてだったし、当の本人は今は体が不自由なので新しく文章を書くことはできない。父に代わって誰かがしなければならない。しかし父には当然ながら、細かい希望が多かった。というわけで当分暇だけはある私と母が家族を代表して今まで父が書いた文章をかき集めて読み直したり、写真を探したりして、じっくりのんびり計画を進めた。夏を過ぎてからはいよいよ編集者を探してお願いし、一緒に作業をすすめてようやくパーティの前日に本が出来上がったのである。

作業を通じての私の収穫。それは父の仕事の業績を知ることで、客観的に父のことを尊敬できるようになったこと。そして家系図をつくることで、Family Tree(家系図)の中のどのあたりに自分がいるのかがわかったことだ。

長い人間の歴史が記された聖書を読んでいても感じることだが、人生に起こる出来事は昔の誰かにもいつかあったようなことばかりである。人間の一生なんてそんなものだ。そしてかけがいのない一人の人生の枝は誰かにつながり、伸びていく。そのように私はこの親の元に生まれてきて、いろいろな人と関わりながら成長し、今度は子どもたちへ命のバトンが受け継がれていくのである。

何はともあれ、父は涙が出るほど本ができたことを喜んでくれてよかった。母もやれやれと、安心したようだ。さあこれからは、どの方にさし上げるかリストをつくったり発送したりという事務的な作業が残っている。さっそく誤字もみつかった。痛っ!あれだけ気をつけたのに残念だ。でもまあとにかく、今日は半年かかえた不安から解放されたわけで、私はシャンパンをあけてちょっと酔っ払っているところである。

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2006/10/26

サザエさん

今日は仕事から戻り、疲れた足でまた買い物へ。

今晩は魚にしようと思い、塩サバやししゃもをかごに入れる。そのほか、ちくわ98円、卵238円、黒酢890円、フランクフルト238円、しめじ2パックなどなど欲しいものをどんどん入れて、お金を払おうと列にならび買い物袋へ手をいれると…。

ない。ない。財布がない。こんな私は、まさにサザエさん。お金が無くては買い物はできない。仕方なく私は列から離れ、全てを元通り戻して家路へついた。再び買い物に出る元気は無く、今晩の献立はあるもので済ませることとなる。

【今日の献立】納豆の入ったお好み焼き。レタスとトマトのすっぱいスープ。これはこれで、結構おいしかったりして…。

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2006/10/25

♪私の青空

数日間雨でどんよりとした日が続いたが、今朝は晴天。洗濯物がすっきり乾きそうだ。

庭ではオナガの声。庭に出て今日は散策しよう。青い空を見上げて、気持ちを落ち着けよう。今日は昼から仕事の話で、地下鉄に乗り東京へ行く。決まればいいが、私は暇な日が少ないので、断ることになるかもしれない。でも、懐かしい懐かしい場所に行けるのは嬉しい。口を利いてくださった方にも、感謝である。

明け方見た夢には、昔の教会で知り合いだったおじさんが出てきた。その人は、大切なお嬢さんを成人したあと白血病で亡くした人だ。その人が優しい眼差しで私を見つめ、私の背中をさすってくれた。そして一緒に座って海を眺めた。「あれからもう何年たつかなあ、ボクはねえ、娘のようにあなたのことがとても気にかかってるんだよ。」と話してくれた。私は夢の中で、とてもシアワセだった。

じたばたしても、なるようにしかならない。私のことを夢の中のおじさんのように、見える形でも見えない形でもいつも支えてくださる方がいらっしゃることを忘れずにいたいと思う。

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2006/10/24

レミオロメン

甥としゃべっていたら、「ボクの好きなのはレミオロメンだ。」と教えてくれた。私はこのグループの名前を「ロミオメロン」だと思っていた。はずかしい~。

「ロメンは路面って覚えたらいいですよ。」だって。おお、私の今お気に入りの路面電車と関係があったとは、これは発見である。

優しい甥っ子に笑われながら、やっと正しく脳にインプット。♪粉雪が一番のヒット曲ね。はいはい、わかりました。衰えた脳がいつまで覚えていてくれるか…。

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2006/10/23

こんにちは

私は、近くに住んでいる妹とそっくりだ。私の方がずっと太めであるとか髪の色が片方は少し茶色がかっているとか眼鏡の色が違うとか、見分けられるような点はあるのだけれども、少ししか知らない人から見れば同一人物に思えるらしい。

ということで、近所のスーパーなどで、見ず知らずの人から親しげに挨拶されることが毎日のようにある。もしかすると、私が物覚えが悪くて知り合いなのに思い出せないこともそのうち何回かあるのかもしれないが、大抵は妹の知り合いが私のことを妹だと思って挨拶しているのである。妹の方も、しょっちゅう私の知り合いから挨拶をされているらしい。

今日はあきらかに中学生と思われる男の子から、恥ずかしそうに「こんにちは。」と挨拶された。妹の子どものうちどちらかの友達らしい。若い男の子が照れているのを見ると、なんとなくこちらまでどきどきしてしまい、私は妹のかわりに「こんにちは。」と丁寧に挨拶した。

今までは私によく似た妹がいるのを知っているだろうに間違えられると、正直なところ不愉快なに感じて困った顔をしてしまうことが多かった。いちいち「妹がいつもお世話になりまして。」と説明できるわけでもないからである。しかし今日の中学生からの親しみある「こんにちは。」に出会って、気持ちが変わった。これからはどんな人違いにも、できるだけ丁寧に応対しよう。間違えた方は見分けがつかないだけなのだ。狭い町にそっくりな姉妹が暮らしていること事体が、近所迷惑なことなのだ。

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2006/10/22

庭のある暮らし

母が今日父の見舞いのために庭で摘んでいたのは、紫式部とツワブキ。あとは、名前がわからない白い花。

子どもたちがそれを見て、「きれいだね。」と言う。「いつもおじいちゃん、こんなきれいな花をおばあちゃんに持ってきてもらうの?」

そんなやり取りを聞きながら、庭がある暮らしのありがたさをしみじみ思う。

夕方から久しぶりの雨。庭の木々も、さぞ喜んでいることだろう。

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2006/10/21

金婚式

今日は両親の金婚式。

おめでとう。

50年は長かったですか?短かったですか?

今度こどもたちでパーティをひらくので、今日はとりあえず花束だけね…。

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ガッツ

息子が10月だというのに寝ている間にまぶたを蚊に刺された。アレルギーがある息子のまぶたはお陰で腫れあがり、まるで片方の眼がガッツ石松のようである。

昨夜寝入りばなに、季節はずれだとは思ったがこのうえ蚊が出現するのも不愉快なのでベープをつけた。ところが、ぶ~んと蚊が一匹ふらふらと私と子どもたちの周辺を飛び回り始めたのである。それからが大捕り物だったのだが、結局蚊はどこかへ飛び去ってしまった…。蚊の行方が気になる息子は暗闇の中しばらく寝付けなかったようだ。

さあ今日で3日目。息子の視界はひらけるか…。

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2006/10/19

♪海を見ていた午後

今私の車でかかっているのは、ちょっと昔のユーミンの曲。♪海を見ていた午後などを聴いていると、私の心は落ち着いてくる。弱っているときは、やっぱりユーミンがいい。

昨日近所に住む妹を車に乗せたら、「ののかちゃんの車は、いつもユーミンがかかっているのね。いいわね。」と言われた。妹の車ではこのところ、QUEENやカーペンターズなど洋楽ばかり。「フレディ・マーキュリーもカーペンターズもいいけどね、私はあまりこの頃洋楽は聴かないの…。」仲良しな妹でも、私とは大分好みが違うのである。

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夕げの支度に思う

夕方の5時過ぎに、セミナーの案内を配って歩いた。この頃は日が暮れるのが早い。薄暗いうえにあまり知らない町内を家のポストを確かめながら歩くのは、骨の折れる作業である。がしかし、面白い発見があった。

それは、夕げの支度をしている家の玄関先に立つと、その日の献立が匂いでわかること。炊き込みご飯とかグラタンとか、カレーとか揚げ物とか煮物など。私は、もしかしたらチラシ配りを不愉快に思う人がいるかもしれないと用がすんだらすぐに立ち去るようにしたのだが、献立を想像しながら家の中を覗き込みたくなる衝動にかられた。その時間になっても留守らしく真っ暗な家もあったりすると、これから帰って食事の準備じゃくたびれちゃうだろうなあと思ったりもした。同じ町の中にも、いろんな人が住んでいるものだ。ポストごとに、様々な家庭があるのである。

普段から配達を仕事にしている人たちは忙しくてそんな感慨にふける暇はないだろうが、私は滅多にしないポスティングの間、そんなことを考えたのだった。

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2006/10/18

夕日とうどん

娘のピアノのレッスンの帰り、ピンク色に染まった空の下にまたとても美しい夕日を見た。それを息子にも見せようと思って、後の時間のレッスンが終わったばかりの息子を迎えに行って一緒に西の空を振り返ったけれど、夕日はもうどこにも見当たらなかった。ほんの一時染まって見えただけだったのだなあ。それはまさに、燃え落ちる線香花火の色のようだった。

そのあと夕飯前にこどもたちと、「うどん・うでん・おでん・おどん!」と勝手な言葉遊びをした。うでんはチクワブのことにして、おどんってなあに?おどんはないよって大笑い。

ということで、今日も我が家の食卓は楽しく賑やか。息子いわく、「このうどんはこしがあって、本当においしい。」

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2006/10/17

かまたま

UDONの本場から、つるつるしこしこの讃岐うどんが届きました。

ありがとうございます!元気になりましたよ。感謝・感謝です。

Img_0054 届いたのは、山越のうどん!

Img_0052 器に卵を割りいれ

②といたところにImg_0053_2

Img_0055 ③ゆでたてのうどんを入れてできあがり。

_img_0056_1 とってもおいしかったです。元気がでました。重ねてどうも、ありがとう。

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2006/10/16

ささやかな喜び

娘が歯科矯正のため、ひと月に一回歯医者に通う。今日はその歯医者の日。しかし昼間の遠足で疲れている娘は、しんどくて夕方家を出るのを嫌がる。気持ちはわかるが予約は変更できないので、私はつい「隣のミニストップのソフトクリーム買ってあげるからさ。」と約束してしまった。娘は急に元気になって、頑張って4時の予約に間に合うように支度して出発。歯医者さんはすぐに終わって、さあて次はミニストップ。

娘は悩んだ挙句、189円のベルギーチョコソフトを注文。私はランチでおなかがいっぱいだから何にも食べられないわ、と思っていたら、おまけで小さなソフトクリームがついちゃった。わ~い、タダほど嬉しいものはない。人生悪いことばかりじゃないね!私はひとくちで、そのソフトクリームを平らげた。

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2006/10/14

心が痛むこと

なんでこんなに、痛ましい事件があとをたたないのだろう。ニュースではあまりにも残酷で目をそらしたくなるような出来事が、昨日も今日もそして多分明日も、それらがなんでもないことのように伝えられている。

もういちいち驚いていられないくらいである。どれがどこで起こった事件だか、件数が多くて区別がつかない。幼い子が事件にまきこまれ、なぜだかわからないけど突然人が刺し殺されたりするし、飲酒運転や無謀運転によって命を落とす人も後をたたない。いじめによる自殺、こどもによる親殺し、親による子殺し…。

暗い穴にひきずりこまれるような、そんな気分を味わう。どこに救いがあるのだろう。どうやったら、美しい国がやってくるのだろう。誰が答えを知っているんだろう。

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2006/10/12

きれいな夕日

今日の夕日は、とってもきれいなオレンジ色をしていました。

まあるで、美しい絵のような。

ということで、テンプレートもそんな風に変えてみました。

協力:ぴよちゃんとぴよ子ちゃん。

ありがとう。

明日は早いから、もう寝ましょうね。

おやすみなさい。

【ぴよちゃんから一言】

はじめまして。ボクは勉強が好きで、理数系です。塾に通っていて、算数がとても得意です。

さて、明日は社会科見学なので、早く寝ないといけません。しかし、お気に入りのぴよを連れて行けないので、残念です。ちなみにボクは、男です。ちょっと珍しいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

【ぴよ子ちゃんから一言】…まりこは今日からぴよ子に名前を変えます。

こんばんは。私は今日から、ぴよ子という名前になりました。お兄ちゃんはぴよという名前にしています。もう遅いので、おやすみなさい。また今度ね。

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ドラゴンズおめでとう

私はプロ野球といえば、昔からの横浜ベイスターズファンなので、今年はイクラ応援しても順位はあがらず諦めムードであった。阪神と中日の首位争いをうらやましい気持ちで眺めていた。おととい落合ひきいる中日ドラゴンズが優勝したけれど、それすらどこか別の世界のことのように思えていた。

しかし昨日、いつもなら車で出かける駅のむこうのショッピングセンターに運動をかねて自転車で行ってみたら、「中日ドラゴンズ優勝おめでとうセール」をしていて、お陰さまで一割引で買い物が出来たのである。行った甲斐があった!ということで、にわかドラゴンズファンになって喜んでいる私である。(本当のファンのお喜びの様子はここ

因みに私が購入したのは、子どもたちのハンカチと弁当箱。こんなものでも、少しでも安く買えて嬉しかった(^^ゞ。ただし、中日ドラゴンズの歌がずうっと流れていたのには閉口。やっぱり、自分にとっては馴染みのない歌だった。

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2006/10/10

もろきゅう

今年も美味しい味噌ができたので、このところ汁物に重宝している。

うちで手作りの私の味噌を一番喜んでくれるのは、小1の娘である。娘はごはんに味噌をのっけるのも好きだが、胡瓜がもともと大好物なので、もろきゅうにすると他のおかずをそっちのけで胡瓜ばかり食べる。

「明日の朝起きたら、頭の上にお皿ができていて、口にはくちばし、背中には甲羅がついていたりしてね…。」と言うと、びっくりした顔になった。ちょっと冗談がきつかったかな?

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『つきのオペラ』

連休中、本棚の片隅から『つきのオペラ』を引っ張りだして、眠い目をこすっている子どもたちに読んだ。子どもたちに頼まれていたのは本当はかぐや姫だったのだが、我が家にある日本の昔話には収録されていなかったのである。仕方なくほかに月にまつわる絵本はないかな?と探したら、目に留まったのがこの絵本だったのだ。

『つきのオペラ』は、知り合いが本棚の整理をしていてもういらないからと下さったもので、私はこれまで実は読んだことがなかった。ということで、読むのははじめて。ところが読み始めるとその内容たるやすばらしく、子どもたちはますますいい気持ちになって眠たくなってしまったのだけど、私はすんごいなあと感心してしまうものだったのである。

さびしいこどもが月をめぐって空想を繰り広げるはなしなのだが、非常に哲学的でありかつロマンチックで、大人が楽しめる本だなあというのが私の感想。子どもも実は、こういう絵本が好きなのかもしれない。訳は『星の王子様』でおなじみの、内藤濯。

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2006/10/08

満腹パン

どこかでランチをしたいという妹に誘われて、彼女の車に乗り、ニュータウンにあるサンマルクに行った。店は遅めのランチをとる人々で混雑していた。

私は家で軽い昼食を済ませていたのに、つい妹につられて軽めのランチを注文してしまった。パンは食べないつもりでいたのに、いいにおいにつられて三つお皿にとった。そしたらおいしいので、またひとつ、またひとつと続けてとって、とうとう食べ過ぎてしまった。満腹でしあわせ。

家に帰ると、母が近所のケーキ屋さんで買ったのよ、とお菓子を用意していた。私は満腹だったが母の気持ちを大切にしたいと思い、折角なのでいただいた。

というわけで夕飯の準備の時間になっても、重い腰とおなかがなかなか持ち上がらない私である。嗚呼…食欲の秋よ。

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2006/10/07

ひとみ座

今日はこどもたちと、西新宿の花伝舎(かでんしゃ)に出かけた。そこは都心の小学校で廃校になった場所。その校舎で月に一回開かれている人形劇のお知らせが、我が家に数日前に届いていたのである。

その案内が届いた日、私はなぜか仕事中に無性に人形劇が見たくなり、手のひらにボールペンで”人形劇”とメモをした。家に帰ったら忘れずに、近くのアトリエで開かれる人形劇はないか調べるつもりだったのである。それなのに家に着いたら、場所は都心であるけれど、上演のお知らせが届いていた。そのあまりのタイミングのよさに、私はびっくり。予知能力があるのかしらん、私。さてさて、その劇団とは?

それは、ひょっこりひょうたん島でもおなじみの人形劇団ひとみ座である。有名なのでご存知の方も多いと思う。そして私たちが今日見たのは、そのひとみ座の幼児劇場の二学期の出し物である創作劇の「ママ・ライオン」と、昔話の「わらしべ長者」だった。幼稚園くらいの小さい子向けのお話だが、小さな教室でおこなわれるやさしい人形劇に、私の小1と小5の子どもたちは大喜び。子ども相手とはいえ、プロは本当にうまいしさすがに面白かった!心と心が触れ合った会場の雰囲気は満点。たまのことだけれども、見せてあげられてよかった!と思った。一時間ほどで上演が終わり、出口でライオンさんと握手した子どもたちはにこにこ。そのあと「喉乾いたね。」と冷たい飲み物を買って、ロビーでゆっくり感想をまじえたお礼の手紙を書いた。長いことかかって書き上げたところで、片づけを始めた俳優さんが校庭を歩いていくのが見えたので、声をかけて直接手紙を渡してお礼を言うことができた。とてもよかったと思う。

実はひとみ座には、この秋わがPTA主催のイベントとして子どもたちの小学校で人形劇を上演していただきたかったのだが、予算が少なくて実現できなかったのである。今年は残念ながらあきらめたが捨てがたい企画だなあと、私は今日あらためて思った。やっぱり本物はいい。いいものはいい。だから大勢の人に見てもらいたいなあと思う。

さて、今日の関東は風は強かったもののよい天気で、10月にしては気温が高かった。空にはウサギ雲や象の雲が浮かび、遠くに見える山の稜線もくっきりとしていて、大変気持ちがよかった。しかし電車を乗り継ぎ慣れない新宿を歩いたので、家に着くころにはすっかりくたびれてしまった。日が暮れてからバスを降り、歩いて玄関にたどり着いたときふと目を上げると、空には鏡のようなお月さんが浮かんでいた。疲れが吹き飛ぶような声で、子どもたちが「きれいだね~。」と喜んだ。そんなこんなの3連休の一日目が、もうすぐ終わろうとしている…。

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2006/10/06

三浦哲郎『母の微笑』

私が作家・三浦哲郎に出会ったのは、日経新聞の「私の履歴書」に自叙伝を綴っておられたのを読んだのが最初だ。とても味わいのある文章であったのと、生い立ちを中心に書かれた内容があまりにも心に響いたので、私はそれ以来忘れられないでいた。その文章を元に作られた本が出たのを知り、私はすぐに手に入れた。それがこの本。装丁がとても感じが良い。私が持っている本の中では一番美しいから、今でもお気に入りである。

母の微笑
母の微笑
posted with 簡単リンクくん at 2006.10. 6
三浦 哲郎著
講談社 (2001.10)
通常2-3日以内に発送します。

ところが最近調べてみたら、この人の随筆は高校の教科書にもよく出てくるという。私の場合は出会ったことはなかったのだが、一番有名で人びとに親しまれているのは「春は夜汽車の窓から」(笹舟日記より)ということ。そして今私は、その『笹舟日記』を読んでいる。なるほど、味わいのある文章が並ぶ。私はこの人の文章が好きだ。とてもいい。ということで、今日の帰りにも本屋で2冊、三浦哲郎の本を購入してしまった。忍ぶ川ユタとふしぎな仲間たちである。因みに私は、栗原小巻の映画と劇団四季のミュージカルは、名前は知っているがまだ見たことはない。

ところで私はなんで『母の微笑』に出会ったときに、もっとほかのこの人の本を読もうと思わなかったのだろう。こんなに自分の心に響くものに出会うことは、なかなかないのに。たぶんあの頃の私はこの魅力に気づくことはできても、心がとても疲れていたのだろうと思う。そして今は毎日疲れたり困ったりいろいろあるけれど、自分の心を耕すゆとりが大分生まれてきたのだろう。そんなことを思いながら、本を読む私である。

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2006/10/05

秋刀魚定食

今日は大学の図書館でアルバイトの日。午前は雑誌を配架したりパソコンでのお仕事。窓の外では、小降りだった雨が段々強くなる。

11時半になって、昼休み。私はお昼の用意がなかったので、仲間と生協食堂へ。何にしようかな?とメニューをのぞく。友人は鶏のグリル・フライドポテトつきとブルーベリーヨーグルト、麦飯、味噌汁を選ぶ。私は久しぶりなので迷ったが、おばさんが勧めてくれた秋刀魚定食にする。420円とは安い。単品で揃えるよりずっと安い。

秋刀魚の塩焼きとほうれん草のおひたし、揚げ出し豆腐、麦飯(M)、お味噌汁(わかめ)。完璧な組み合わせ。私はご飯は多すぎたので半分残し、ゆっくりおしゃべりを楽しみながらいただいた。食堂の味だった。

午後はいつもなら眠気に襲われるのに、今日はすっきりさっぱり。昨日はゆっくり眠れたもん。ということで仕事がはかどった。よかった~。そのままずうっと調子がよいので、4時に仕事が終わり、雨の中家まで歩いて帰った。少しは運動になったかな?そして、今晩はおでん。寒いからおでんをつついて、あったまろうっと!!!

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2006/10/03

♪さんぽ

夕方、「ママとあそびたい」という娘と一緒に、遊びじゃないけれど散歩にでかけた。ウォーキングに私が行くときに留守番をする娘がかわいそうになって、最近行かないのだけど、どんな道を私が歩いていたのか教えたかったのである。

暮れなずむ街にただようキンモクセイの香りを胸いっぱいに吸い込みながら、のんびり歩くと、オシロイバナが咲いている街角にでた。二人でしばらくそこで遊ぶ。それから、最近私が見つけた道を案内して、友人の家まで行く。

「わ~お~。」と友人は娘のことをハグしてくれる。おいしいお茶を淹れてくれる。おもたせの柿とオレンジを剥いて出してくれる。ひとときのおしゃべりを楽しみ、別れを告げて玄関を出ると、もう陽が落ちて外は真っ暗。友人の心遣いに感謝しながらその中を、今度は違う道を歩いて家に帰った。いっぱい歩いたらおなかが減って、夜ご飯をおいしく食べられてしあわせ。

たまにはこういうのもいいな。今日は息子が留守だったので一緒に行けなかったけど、今度は三人で歩こう。秋の気持ちのいい空気のなかを、仲良くおしゃべりを楽しみながら…。

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モクセイの香り

今日は朝から気持ちよく晴れて、気温もあがった。

そうしたら、もう終わりかと思っていたモクセイの香りが、そこここに立ち込めている。

とてもいい気持ち。心の中は心配事でいっぱいだけど、あたたかい陽の光を浴びていると気持ちが晴れてくる。

午後になって曇ってきたら、大分涼しくなった。秋だから、天気が移ろいやすいのね…。

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2006/10/01

『赤い目のドラゴン』

毎年10月になると、有名な長くつしたのピッピを生み出したリンドグレーンが書いた『赤い目のドラゴン』という絵本を、こどもたちに読むことにしている。このお話は、ある4月に豚小屋のある牧場に暮らすある姉弟のところに、赤い目をしたドラゴンの赤ちゃんがやってくるところからはじまる。豚小屋の赤ちゃん豚たちに混じって一匹のドラゴンがいるのをみつけたとき、幼い子どもたちはびっくりしたのだが、豚のお母さんがドラゴンの世話をしないのを知ると毎日一生懸命豚小屋に通ってドラゴンを育て、大の仲良しになった。さてドラゴンの大好物はなんだろう?こんな不思議なことをこの子たちは知っていて、豚の赤ちゃんと喧嘩しないですむように大切に育てた。

しかし、ドラゴンと子どもたちの夢のような日々は、いつまでもは続かなかった。赤い目をしたドラゴンは、何か秘密を持っているようだった。ときどきわけもなく不機嫌になり、悲しそうに過ごす日があった。子どもたちにはその意味はわからなかった。ただふてくされているのかとも思った。けれどその意味が解ったのは、10月2日のことだった。

ドラゴンは、ドラゴンの目のように真っ赤な夕日にむかって、その日旅立ってしまったのである。その日は冷たい空気の中でこどもたちはまきばにおり、ドラゴンと豚たちが体操をしているのを眺めていた。するとドラゴンが子どもたちの前にやってきて、目に涙をいっぱいうかべてすりよってきたのである。それがお別れの挨拶だった。やがてドラゴンは飛び立った。ドラゴンが飛べるなんて、誰も知らなかったのに。

「…わたしは そのばん、本をよみませんでした。おふとんをすっぽりかぶって、赤い目をしたみどりいろの わたしたちのドラゴンのことをかんがえて、なきました。」

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