「武士の一分」を観て
今年初めて映画館に足を運んだ。観たのは「武士の一分」。映画については←ここをクリック!
木村拓哉はかつらが似合わないし、いつもの話し方と一緒のように見えるし、どうなんだろう時代劇は。いい映画かどうか…賛否両論だろうが、私は好きだ。キムタクは随分頑張ったと思うし、妻役の檀れいは美しいだけでなく存在感があってすばらしかったし、下級武士である主人公につかえる下男役の笹野高史が、なんといっても最高!たまたま先日、彼の映画デビュー作である「麻雀放浪記」を有線放送でやっていて、髪ふさふさの女装の笹野さんを見たばっかりだったので、おお20年後がこんななんだ、すばらしい、と感動した私。びっくりするようなことは何も起こらないし、大体予想通りの展開なのであるが、お正月なのでこういう日本風の映画を見られてよかったなと思う。思いやりをいっぱい見せてもらえて、ありがとうという気持ち。
同じ山田洋次監督の評判の高い「たそがれ清兵衛」のような感動とは違うけれども、ラストに私は感動し涙した。必死に生きるのはすばらしい、どんなにみっともなくてもプライド持って生きるってすばらしいと私は感じた。勇気付けられた。スケールは大分小さいけれど、これはこれでいいではないか。もともとスケールの大きい話ではないものね。
ただし注文をつけるとすれば、主人公三村と剣の師匠である緒形拳との関わり方や、坂東三津五郎が嘘つきで卑怯者であるとわかったから果し合いをすることにするくだりなどを、もう少し丁寧に描いて欲しかった。
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コメント
新年おめでとうございます
映画は未だですが「功名ヶ辻」と同じくロケが近くであったのでチラッと見ました。
高校時代の通学路だったんで、、、。
ところで今年は幸先良さそうですね。
今年もよろしく。
投稿: sada | 2007/01/03 07:09
sadakichiさんへ。
コメントありがとさんです!
さて、sadaさんの高校時代の通学路だったのはどの場面でしょう?どこかな?どこかな?
投稿: ののか | 2007/01/03 10:02