大人の問題
今日仕事帰りに古本屋で買ったのは、五味太郎の『大人問題』。面白いなあ、五味太郎。ユニークだなあ、五味太郎。表紙がまたいい。「大人」と「問題」という言葉の間に「は」と「が」と「の」が入っている。「大人は問題」で、「大人が問題」で、つまりはすべてが「大人の問題」なのである。つまり五味さんによると、「子どものことが心配。」と言っている大人こそ、問題なのですな。
五味さんなら私の息子の気持ちがよくわかると思う。私は子どもの気持ちを半分くらいは理解できても、本当のところは頭の堅い大人である。「であるべき」という型に、どれだけ子どもたちをはめこもうとしただろうか。私は今まで間違っていた。
この本は反響が大きかったらしく、続編として『さらに・大人問題』が書かれた。こっちもさらに面白い。さらに耳に痛いことばっかりだ~。教育再生とか言っていた人が、その仕事を放り投げて出馬して、見事当選なんてことを聞いたら、五味さんはなんていっただろうなあ。ナンテ^^;
それでは最後に、私の尊敬する山猫編集長さんがこの本を紹介している記事を、ここに紹介しておこう。この記事を読んだときにすぐ、この本を読めばよかった。もっと早く、出会いたかったなあ.
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コメント
うちの母は、子供が心配といいながら、自分の世界から出ないよう、私たちを心理的に脅迫していたものです。弟は若くして脱出し、解放されました。私は.................?
投稿: rilamegu | 2007/07/31 23:41
rilameguさん、
おお、それは呪縛のようですなあ。
大変そうです。
なんだか思い当たる節もございます。
ぜひ今度ゆっくり語り合いましょう!
投稿: ののか | 2007/08/01 22:00