自立
子どもたちが帰ってきて、うちがまたがやがやとうるさい。いなけりゃいないで寂しいが、こう賑やかなのも考えものだ。夏休みはいつまでだったかな?やっと8月に入ったばかりなのに、私はカレンダーを眺めてはため息をつく。とはいえ、我が家の子どもたちは登校拒否をしているので、9月になってもきっと学校にすんなりとは通わない。私は一体いつになったら楽になるのだ?
子どもたちが小さい頃は大変で、可愛くて仕方ないけど大変で、一体いつになったら楽になるのかと将来のことは想像がつかなかったけれども、12歳と8歳にもなってしまうと世話をするという面ではもう殆ど私の心配なくなった。その分、気苦労が増えた。しかしその気苦労も、「子どもの育つ力をとことん信用する」ことで大分減るようだとわかってきた。私ひとりで子育てするのではなくて、ほんの少しの頼れる大人に、任せるときは任せればいい。あとはお日様にあたって手作りご飯を食べてよく寝れば、こどもはすくすくよく育つらしい。
行き詰ることの方が多いけれど、思わぬ手助けがあって、子どもたちの思わぬ成長を見られることもある。まったくエキサイティングな仕事だ。子育ては奥が深い。そういえば昨日も、思わぬ手助けがあったのだった。忘れないようにしなくては。折角のご好意を、無にしてはいけない。
子どもを守り支えているつもりで一生懸命やっていた私だけれど、実は支えられていたのは親である私の方だった。まったく映画の「Dear フランキー」のようだ。私はそろそろ、自立しなくてはいけない。子どもに頼ってばかりでは、お荷物になってしまう。子どもを理由にすることは、そろそろ止めなくてはいけない。
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コメント
うちの母は、いまだに私を脅して屈服させることを愛だと言い張る。
投稿: rilamegu | 2007/08/02 22:21
>yuzukiさんへ。
これから、友達どうしでいたわりあいましょ!
投稿: ののか | 2007/08/02 23:25
rilameguさんへ。
『毒になる親』お読みになりましたか?
もしも未読でしたら、ぜひどうぞ。
投稿: ののか | 2007/08/02 23:27