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2007/09/05

パンダのチョコレート

夏休みは終わったのに、わが子は2人とも学校に戻る気配がない。お兄ちゃんの方は今に始まったことではないので、修学旅行はおろか卒業式も学校へ行けないだろうと腹をくくっていたのだから私は今更ショックは感じないが、小2の妹の方まで登校拒否とは想定外だった。まいったまいった。手術のあとが気になるだけではなさそうで、娘の心中は複雑。ともかく気乗りがしないらしい。せめて大好きなピアノだけでも、と思っていたのに、ピアノもしばらく通いたくないという。家では楽しく弾いているのに、なんでレッスンに行けないのか?自由なフリースクールだけは大好きだから、通わせて欲しいのだそうだ。ということで、週一回フリースクールに行く手続きは、済ませた。学校ならタダなのに、フリースクールは安くはない。私はため息をつく。

私は今日あるはずだったピアノのレッスンを一時辞めることを告げるために、優しいピアノの先生に電話をした。信頼する先生の声を聞いた途端、私の眼から涙がこぼれた。ああ、思い通りにならないことの、なんと多いことよ…。せめて恩のある相手には、迷惑をかけたくないのに。小学校にはもちろんお世話になっているから迷惑はかけたくないけれど、ここまでくるともう重症の我が家…つける薬はどこにあるのかしら?

私が意気消沈してコーヒーを沸かしていると、娘がやってきて膝にすわり、ぽつりとつぶやいた。「ママごめんね。」。私はこの子が学校へ行けないというのは、よっぽどのことだと思うので、気持ちが上向くまで待つしかないなあとこの瞬間観念した。そして「そうだそうだ、よ~く冷えた頃だから、食べようね~。」と冷蔵庫から、お土産にいただいたパンダのチョコレートを出しお兄ちゃんを探したら、二階の布団でなぜかウルトラマンのCDを聞いているところだった。「こんなところで何やってんの?」とげらげら笑いながら、おやこ3人で、冷たく冷えたパンダのチョコレートを食べて、なんとかなるさ~という気分を味わえたのは幸せだった。

最後に、昨日娘と一緒に読んだ聖書の箇所をのせておこう。新約聖書:マタイによる福音書6章34節。「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」

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コメント

私の先日の礼拝メッセージがルカを使った同じ箇所でした。私のメッセージのまとめ、神の国を私たちが必要としていることは神御自身が御存知である。神の国を与えてくださることは決定済みの事項である。(いつになるかは判らないけど)かならず与えてくださる。というものでした。
関連箇所だったので書いてしまいました。

投稿: トマス | 2007/09/06 00:30

トマスさんへ。

ルカにもあるんですよね。私はこの聖書箇所が、一番のお気に入りです。なんという慰めに満ちた言葉でしょう…。

投稿: ののか | 2007/09/06 06:41

ののかさん、こんにちは。
お子様たち、いろいろとご心配ですね。どういってよいのかわかりませんが、親としては「見守る」しかありませんよね。聖書の言葉とは違いますが、明日は明日の風がふきます。どうか、あまり悩まないでくださいね。
私のブログ、閉じることにしました。いままで、お声をかけていただいてありがとうございました。どうか、お元気で!

投稿: ミント | 2007/09/06 16:24

ミントさんへ。

コメントをいつもありがとうございました。
これからも、よかったら遊びに来てくださいね。

投稿: ののか | 2007/09/06 19:13

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