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2007年11月

2007/11/29

暗くなるまで待って

うちの息子は、最近すっかり数学にはまっている。小学校6年生なのに、高校生の数学をやっている。塾の先生が、とことん気の済むところまで勉強させて自信をつけさせようという方針なのである。

それでどんどん息子に変化が現れた。数学と一緒に将棋も習っているので、息子の頭の中は数学と将棋のことでいっぱい。そんな彼曰く、「数学と将棋以外のことは、先の先まで考えて心配することはやめた。」独特の思考だとは思うが、自分で納得してそういう考え方ができるようになったのはいいことだと思う。

日中は自分の気持ちに振り回されて、周囲の人がびっくりするようなジコチュー(自己中心的)な発言と行動をする息子であるが、妹が寝入った夜中になると話し相手をして欲しいらしく、私と語る日々が続いている。内容は実に内省的な話ばかり。寝室で電気のスイッチを消すと、彼の心の旅のスイッチが入るようである。

そうして毎日、部屋が暗くなるまで待って、私は息子の心の声を聞く。そのお陰で睡眠不足だけれど、神様にその時間を感謝して、私は疲れた心に栄養をつけている。

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2007/11/27

11月27日

娘の熱も下がったので、久しぶりにお風呂にはいって背中を流してあげたら、さっぱりいい気持ちの様子。つい私の口を出たのは、♪いい湯だな~というドリフターズの歌。しかし娘は聴いたのは初めてだったのか、その歌は何?という。最近有線放送で「ドリフ大爆笑」の再放送を見て大笑いしている娘だが、やっぱり「8時だよ!全員集合」を生放送で見ていた私とはギャップがあるんだなあと思った。加藤茶の「~ハ~ビバノンノン。」という掛け声が楽しいザ・ドリフターズの♪いい湯だな は、いつ聴いても楽しい歌だ。

それにしても私が小さい頃に見ていたテレビ番組を、今再び子どもたちが面白がるのが、なんとも不思議である。

☆            ☆           ☆

今日は息子が、寝ている間に蚊に目の周りを刺されて腫らしてしまい、こんな顔では恥ずかしいとまたもや登校拒否。今月中になんとしても登校して、写真を撮らないと、卒業アルバムに写真が載らないそうなので、なんとかしないとけない。

娘は、本日学習発表会。目立つ場所で、恥ずかしいながらも立派に歌や劇を発表していた。久しぶりに保護者の方々と会い、学校の様子をいろいろ聞いた。みなさん我が家のことを心配してくださり、ありがたいことだと思った。

家に戻って、息子と一緒にアイスを食べ、昼にはキムチ鍋にうどんを入れて、ふうふういいながら食べた。なんだか今はとっても眠い。見上げると、どんよりとした曇り空。明日から、季節は冬に突入しそうな気配である。

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2007/11/24

美しき日々

この頃、枯葉が風に吹かれていく様子を見たり、夕暮れ時の空を眺めたり、煌々と輝く月を見上げたりするたび、ああまたこの季節がめぐってきたのだなあと思う。私はこの静かな、静かな季節が好きだ。

3連休だというのに今日も私は、すっきり風邪が治らない娘と家に居た。こんなに長い時間二人っきりなのは、久しぶり。せがまれてクッキーを焼いたりした。

Img_0040 退屈しのぎにはもってこいのクッキー作り。お陰で夜にはまた発熱。でも楽しかったからいいよね。

Img_0041 この人型のクッキーは焼きあがりで失敗。残念。オーブンの温度調整が難しくて、こげてしまったけれど、美味しくできたからよしとしよう。

Img_0043

クリスマスはもうすぐ。明日は日曜日だから、教会にちょっとでも出かけられたらいいな。今度のクリスマスが来たら、私が洗礼を受けて20年。娘も教会学校に行きたいだろうから、今日は早くやすむとしよう。

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2007/11/22

木枯らしとともに

木枯らしの吹きすさぶ中自転車をこいで仕事から戻ると、ぽつんとひとりで留守番していた娘が「頭が痛い。」と言う。朝から痛かったのに、今まで我慢していたなんて。かわいそうに。早速体温計で熱を測ると、38度近い。

すぐ近所の医者は今日は木曜で休み。仕方なく小学校の下の方にある病院に電話すると、大変込み合っているという。そばに住んでいる妹に電話したらすぐに行って順番をとってきてくれたのでありがたかった。アクエリアスを買って寄ってくれた妹によると、待合室は座る場所もないという。インフルエンザが一人でもいたら、ひとたまりもないので、ぎりぎりまで家で待機するように言われ、マスクを探し出して娘にさせる。

何しろこの家では、私しかインフルエンザの予防注射をしていないのである。ああ。今塾に行っている息子は、明日の海辺の寒いバーベキューに向けて、ワクワクしているところだというのに。どうしよう?明日、お兄ちゃんだけでもお出かけできるといいのだけど。

子どもは風の子とはいうものの、この寒さで普段元気な娘がやられてしまった。お兄ちゃんは蓄膿症が悪くなりかけで、おととい医者に行ったばかり。抗生物質が効いてよくなりかけたところ。木枯らしとともに、病院通いの季節が始まった。

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2007/11/21

陽だまり

今日は工事の人がきているので、隣の実家で留守番をした。縁側に寝転んで、昼寝。あ~幸せ。いつまでも続いて欲しい、陽だまりの幸せ。。。

ところが何故か、息子が1時過ぎに帰ってきた。お陰でワタシの休日はすぐに終わった。「遊んでよ~。」「相手してよ~。」しつこいな~もう~!仕方なく私はポーカーやら大貧民の相手をする。新しいルールはわかんない。難しいなあ。

やがて娘も帰ってきたが、うきうきと遊びに出かけてしまった。それから「くいたん」の再放送を息子と見ていたときは平和だったが、日暮れ前に大急ぎで大工さんが帰った後の家を掃除したとき、カーペットを散らかし放題の息子と喧嘩したので、私は大変不愉快になる。今度は娘が暗くなっても帰らないから心配になって探しに出かけた。。。息子の屁理屈にむしゃくしゃしていた私は、外の冷たい風にあたり少し頭を冷やした。ああ、反抗期なんて、私にはあったのかしら?遠い昔で忘れちゃった。息子の反抗期はいつ頃まで続くんだろうか。付き合うのはもう沢山。誰か助けて欲しい。

陽だまりの幸せは、ほんのいっとき。子育てと同じだな~。

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2007/11/19

やつれたのは誰?

昨日私の予定では、午前中8キロのウォーキング大会に出場するはずだったのだが、ひとりで教会にいくことになっていた娘が急に心細くなりべそをかいたので、母としてはあきらめざるを得ず、大会へは不参加となった。双子の姉妹そろって参加のはずだったのに、そういうわけで私の妹だけが川原の集合場所へ。

しかし何せ妹は初参加。その場のほとんどの人は、妹を見て私だと思ったそうで、「どうしたのかしらののかさん、あんなにやつれて。。。。。。。。」というささやき声があちらでもこちらでも。主催者が気がついて、「あの方は、ののかさんの双子の妹さんですよ。」と説明してまわったとか。

背は同じなのに、ここ数年なぜか体重が私ばかり増えてしまい、まったく情けないったらない。妹は顔つきも細いので、バシッとスーツで決めるとぱりぱり仕事のできる人に見える。一方私はふっくらした体つき。だからふっくらした服を着て、いつもおいしい料理のことばかり考えて作っている。おいしいものを食べるのが大好きだから、この体型の違いはこのまま変わらないんだろうなあ。

それにしても、それをおかしそうに話している主催者を見たら、普段は本当にお世話になってるんだけれど、いくら私でもおんなごころが傷つき不愉快になって、家になってやけ食いをしてしまったよ(涙)。

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2007/11/16

ワタシの靴下2

またまたやってしまいました。靴下事件です。パート1の記事はこちら

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ワタシはなぜか家の中で、靴下をいつの間にか脱いでしまう。足があついのが嫌なので、知らないうちに脱いでいる。しかしその脱ぎ方が、少々独特である。かかとの部分だけ脱いで、半分は履いているという状態。お下品な言い方でいうと「半○ツ」ならぬ「半あし」である。

そんな姿で歩いていると、子どもたちが「ママ変だよ。」と言う。私も変だと思うが、なんだか知らないうちにまた半分靴下を脱いだ状態で家の中を歩いている。最近分かったことだが、私と一卵性双生児の妹も、同じことをしているそうだ。私たちには、「無意識のうちに半分靴下を脱いでしまう」遺伝子があるらしい。

そしてどこかで寛いでいると、そのぶらぶらの靴下を私はところかまわず脱ぎ捨ててしまう。だから、ダンボールのうしろから、テーブルクロスの下から、ワタシの脱ぎ捨てた靴下が見つかることもある。今日母の家に寄ったら、「掃除機が変な音をたてたからスイッチを切ってみたら、あなたの靴下が片方ひっかかっていた。吸い込んだのもあるかと思って探してみたら、埃だらけのもう片方が出てきた。」と母が言う。買ったばかりのお気に入りがひとつないなあと、実は2~3日前から探していたのだ。そのときは仕方がないから、息子の靴下を借りて履いていたのだが。全くお恥ずかしい落ちがついてしまった。

母はワタシの埃だらけの靴下を、キレイに洗って乾かしてくれた。有難いことだ。このきれい好きな母から、どうしてこんなにだらしないワタシが生まれたのか。本当に親子って不思議。

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その子らしさ

この間読んだ本はこちら。「その子らしさ」を認めて育てるために、周りが知っておいたほうがよい知識が書いてあり、私はとても参考になった。

わが子はまだ正式に診断されたわけではないけれど、いわゆる三つ組みの条件が相当そろっている。そういうわけで、私はこの子の子育てに苦労したのだと、わが身を責める気持ちが減って大分気楽になったけれど、振り返ってみればしらなかったばかりにかけなくて良い言葉を沢山息子にかけてきてしまったことに切ない思いを抱く。

今から出来ることは何か。この子らしく育てるために、私もそれから周りの大人にも認識を新たにすべく、方法を探るこの頃である。

今朝は大分寒い。空気も乾燥してきた。インフルエンザの予防注射を済ませたのは私だけ。子どもたちは拒否。息子の注射嫌いは小さいころから。それはもう大変だった。パニック。それによって悲劇が何度繰り返されたことか。思い出すとまた、ため息。。。

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2007/11/12

ちいさいおうち

このごろ、お休み前の絵本タイムが復活している。息子のためにはたっぷり10年にわたり絵本を読んであげた私だが、娘のほうはばたばたして、つい保育園の先生をあてにして、娘が小学校にあがってからはフォローが足りなかった。

一ヶ月の不登校を経験した娘に私ができることはと考えた私。まずはできるところからと、就寝時間を少し早め、お兄ちゃんのときと同じように、絵本をゆっくり読むことにした。娘ははじめ、早く寝るのを嫌がっていたが、絵本を読めるとなると大喜び。

昨日の夜は私の大切な本の一冊『ちいさいおうち』を娘が選んだ。二人でゆっくり読み進めるうちに、お兄ちゃんがテレビを消して二階にあがってきた。何度繰り返し読んだかわからないくらい読んだ本だから、息子も大変懐かしかったようだ。

再びこの絵本を読み終わってみて、人間でもちいさいおうちでも、自分にとって何が一番大切かを知るのは、少し大人になってからなのかもしれないと思った。

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2007/11/11

クリスマスの足音

昨日車の運転中、あんまり息子がつべこべ言うのでまいってしまい、かけていたCDをハープの音色に換えてみた。

クリスマス名曲集

ハープの音色は心を落ち着かせてくれる。私はそのまま息子は家におろして、娘と近くのカフェに行き、おいしいお茶とケーキをいただく。家へのお土産に買ったパセリクッキーは、ぴりっと辛かった。こしょうでも入ってるだろうか。

言い合いになったら、まず離れる。伝えたいことは文字にして伝える。そんな風に工夫しないと、家の中は険悪な雰囲気のままである。たまったものではない。愛する相手に苦しめられるのはもうたくさん。愛する相手とわかりあうことは無理としても、なんとか諍いを避けて子どもの可能性を伸ばし環境を作ってやらねばならない。親の務めはしんどいものだ。ひとりで抱え込むのも難しいので、いい知恵を貸してくださる人々に、ついつい私は頼ってしまう。助けてもらわなくては、とても難局はのりきれない。

今日は息子が「将棋の相手を誰もしてくれない、妹が遊んでくれない。」とむくれて、本当に困ってしまった。我が家の困ったちゃんを見ていたら、職場の困ったちゃんもそういえばこういう傾向の人だなと気づいた。迷惑だと今まで思っていたが、仕方ないのだからあきらめなくてはいけない。

クリスマスの足音が聞こえてきた。暗闇に訪れたまことの光を信じて、私は希望を忘れないで暮らしていこうと思う。

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2007/11/07

銀杏

昨日は学校カウンセラーの予約があったので、子どもを保健室に送り届けたあと、大急ぎで東京の父親の見舞いを済ませたりして、大忙しの一日だった。

父親は脳梗塞で身体が半分麻痺しているので、そこをほぐすリハビリを以前は毎日していただいていたが、発作や入院のために中断していたのを、昨日から再開したということだった。身体は固まっていて動かすと大変痛みを伴うらしく、父はリハビリ後に疲れて眠っているところだった。薄目をあけて話をすると、すぐにまた寝てしまう。私は壁にかけてある私たちの子どものころの写真のところにかわいいハートのクッションをぶら下げて、少し父の視界が和むように工夫してあげることしかできなかった。寝たり起きたりの父の横で、川上弘美の『センセイの鞄』を読み終わった。一時間半もすると、もう帰りの時刻。丁度昼ごはんが始まったところだったのだが父にそれを告げると、「無理してくるくらいなら、もう来るな!」と怒られてちょっと怖かった。「また来てね。」って言ってるんですよ、と扉のほうで看護士さんが教えてくれた。

学校に到着したのは2時ちょうど。部屋に入っていつもの先生とお話。息子のことや娘のことで私の心配ごとを聞いていただく。どこか支援してくれる団体や専門家はないかと尋ねると、不登校児を抱えている親の会などがいいかもしれないとアドバイスされる。不登校児のなかには、我が家のケースと似ている場合が少なからずあるとのことだ。こどものことを病気だと思わずに症状、個性ととらえたほうが気持ちが楽ですよ、とも言われる。その帰り、同じクラスの不登校児の家を訪問。ほんの短い間だけれどコーヒーをいただきながらお話。お子さんも家にいて、うちのよりもっと極端なことをしゃべっているのをきき、まさにうちと似たようなケースだなあという確信を深める。そんな気が以前からしていたので。私は、「不登校児の親の会を探しているから、みつかったら一緒に行こうね。」とお母さんを誘う。その家のお子さんは「卒業まで死んでも学校なんか行かない。」と言い、うちの息子のことを「自己中だから大嫌い。」と言うので、「ごめんね、全然意地悪じゃないんだけど、思ったことをそのまま言っちゃう子なんだよ。私もあきらめずに、もっと注意するからさ、見捨てないでやってよ。」と話す。すると「4年のときから、僕と同類だと思ってはいたけどさ。」と言ってくれた。繊細な子なのだ。うちの子と違って、いじめの的にされていたから学校はもううんざりになってしまったのだ。うちの息子も彼も中学進学を機に、なじめる環境に移れればいいなと思う。一緒に幸せになりたいし、安心したいと思う。

帰りがけ、この間さし上げたお味噌のお礼にと、糠漬けの野菜と殻つき銀杏をいただく。銀杏の殻はどうやって剥くのか私は知らなかったので、家に帰って母に聞くと、母も分からないという。ねいやさんがやってくれていたから、私は全然知らないと。まあなんというお嬢さん育ちなのだろう。うらやましいことだ。仕方ないので茶碗蒸しに入れる分だけということで、新聞紙を広げたところで、母が一つずつ金槌でたたき娘が薄皮を剥いてくれた。ということで、晩のおかずに銀杏をいれた茶碗蒸しと、それから秋刀魚を骨まで柔らかくした梅干煮、小松菜と油揚げの煮びたしなど。とっても和風な献立ながら大好評で、私はご飯をおかわりしてしまった。みんな満足。しんどいことが多いので、頑張ろうと思うとついついご飯が進む秋なのである。

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2007/11/05

じんわり湧き出る涙ってあるもんですね。

本当に久しぶりに、泣きました。

やさしくしてもらって、励ましてもらって、なんだか希望が湧いてきました。

「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。」でした。

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2007/11/04

哀しみの黄色いバンダナ

金曜に久しぶりに学校を休んで、息子はのんびり過ごしたようだ。そして昨日の土曜も、せっぱつまった用事はないのでともかく耳鼻科に連れて行こうと、私は鼻炎のある息子を娘と一緒に車に乗せて、家を出発。しかし、どこもかしこも休みなんだな?変だ変だと思っているうちに、ニュータウンにまで来てしまった。午後の診療のある医者を見つけたので、まずは腹ごしらえと思いお洒落な店にはいった。店にはなまずがで~んと水槽に鎮座しており、その横で厳かな気持ちで大盛りのスパゲティを食べた息子、大満足の様子。娘もデザートやジンジャーエールが気に入り、まずまずのご機嫌。平和な土曜だ。感謝感謝。

ところが、店を出て医者に行ってみると休みである。なんでだよ~、訳わかんね~と思ってよく考えたら、土曜日はタダの土曜日ではなく、文化の日だということに気がついた。祝日だからこんなに出店が出て、街は賑やかなんだなあ。ということで、診療を受けることは諦めて、われわれは郊外型の園芸店でパンジーを2ケース購入。収穫がそれなりにあった午後だった。

☆     ☆     ☆     ☆     ☆

家に帰って、そろそろ明日の修学旅行の準備をしようと、私ひとり持ち物表をチェック。上履きと上履きいれは学校にとりに行く必要があるので、職員室に連絡。学務主任の先生はその日も出勤しており、快く荷物の引渡しをしてくださった。「僕も参加しますから、息子さんに、待ってるよ、と伝えてください。」と笑顔で言われる。暗くなった校庭を出るとき、参加するかしないかわからない旅行の準備のため、ひとりてくてく歩いて買い物したりしていることに、悲しい気持ちになる。

そして大体必要なものを揃えて、手早く夕食。しかし、忘れ物に気づく。酔い止め薬だ。ニュースでやっているように、日光のいろは坂がいくら紅葉がすばらしくても、車酔いしては楽しめまい。私は夜でもあいている薬局を調べるべく妹に電話。すると「今すぐ家の薬を持っていってあげる。」と言う。何もそんなことまでお願いしてないから悪いわ、と思ったのだが、妹は超特急で駆けつけてくれる。なんと弁当のおかずまで手に持って。手作りの肉じゃがと鳥の照り焼きは美味しそう。息子は夕食の途中だというのに、「うまそうだな。」と試食している。「おっ、やっぱり修学旅行に行くつもりか?」と私は期待してしまう。

それからとっとと風呂に入れて、子どもたちを寝かすために絵本を読んだ。しかし心の中は不安でいっぱい。なぜか、学年カラーの黄色いバンダナが、見つからないのだ。私の片付けられない症候群がすべての原因であるが、なんともこんなときになってまだ見つからないとは。ああ、哀しみの黄色いバンダナよ。お前は忘れた頃に、きっと見つかるのだろう。そして私の息子は、頑なな気持ちは変えないまま、今日は修学旅行ではなく、いつもの日曜と同じように、教会に行って楽しく過ごすのだろう。

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2007/11/02

パニック

昨晩息子が久々にパニックを起こし、「なんで学校なんて行かなきゃならないの?」から始まってイライラは布団についたあともおさまることがなかった。ここしばらく小学校に登校してクラスになじむことを努力した結果、三日後にせまった修学旅行も参加できそうな雰囲気だったので、親としてはこの変化に戸惑い、そしてとても残念である。

昨夕より息子はお気に入りの塾で数学の難問に取り組んだのだけれど、この間まで出来ていた問題の解き方をすっかり忘れていたことにショックを受けたらしい。落ち込んだ彼は、原因は無駄なエネルギーを学校で費やしたせいだというように結論づけた。

帰ってから「だから学校はもう行かない。」「一日中静かなところで数学をとことん勉強したい。」「旅行なんてまっぴらごめん。」ということを、繰り返ししゃべりまくる。娘は耳を覆う。折角テレビで金八先生が感動的な授業をしていても、彼の心には届きはしない。

こうなったらもう駄目だ。一から出直しか?療育が必要な気持ちもするし、薬が必要な気もする。まずは教育カウンセラーに連絡をとって、息子を落ち着かせるために何をしたらいいか、教えてもらおう。私にできることは、あとは足の裏マッサージをしてあげることぐらいしかなさそうだ。

*************

関係ないが、昨日の晩、久しぶりに大きなゴキブリが我が家に出現した。殺虫剤があるわけでもなく、おろおろしているうちにゴキブリはピアノの裏へ逃げていった。ゴキブリを見てパニックを起こしたのは、昔の話。今はパニックを起こすより前に、現実的なことを考えてしまう私である。

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2007/11/01

健康チェック表

昨日はウォーキングしたけれど、今朝は早起きはしたがのんびり過ごし子どもたちと庭に出た。何かの木の根元に、きのこを見つけた。息子は「塾の先生に鑑定してもらう」と携帯写真でパチリ。庭ではほかに、小菊がもう少しで咲くところ。 昨日は近所の庭の境内に沢山咲いていたツワブキが、我が家ではこれから。つぼみが大分膨らんでいる。

物干し竿のそばに、香草のコーナーがある。紫蘇の実は摘む前に茶色になってしまった。来年は塩漬けにしよう。私と娘はパイナップルミントやアップルミント、ローズマリーなど香りのする葉を摘んで、ニオイを楽しみにっこり微笑みあう。そういえば球根を植える季節だった。今度の休みに、球根とすみれを買いに行こう。

肌寒いのでそれから家に入り、昨晩の残りのパンプキンタルトをあたため、スープと一緒にいただく。 修学旅行がまもなくの息子は、今日から健康チェック表の記入。 体温は36.1度。
7時半からは「ちりとてちん」と「都の風」。NHKの連続ドラマは面白い。それを見終わって、学校に出発。二人が昇降口に吸い込まれていく後姿が、心なしか昨日より力強く見えた。
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娘は、朝から教室で過ごすことができたようで、「ママ、私偉かったでしょ?」と帰ってきてにっこり。本当だね。本当によく頑張ったね。あとはおにいちゃんが、無事に修学旅行に行ってくれれば万々歳。あと少しだから、頑張れるといいな!

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