♪贈る言葉
「僕たちわたしたちは、晴れの門出を、心からお祝い申し上げます。」と小学校五年生のときに卒業していく六年生に声を合わせて送った言葉だけが、私の小学校の卒業式の思い出。1年後自分が卒業したときは、母が妹の分とあわせて手作りしてくれた青いワンピースを着るのがもったいなくて気恥ずかしかったことや、視力が落ちてしかたなくかけていた真っ赤なメガネがみっともないと悲しかったことしか覚えていない。もちろん涙なんか出なかった。友達と別れ別れになるのも悲しくもなかったし、泣くのなんてみっともないと思っていた。私は多分変わっていたのだろう。
息子は昨日、お陰さまで無事に小学校を卒業した。放送室からの参加だったが、式のあときちんと挨拶すべき人にはお礼やお詫びをしていたようだし、一番お世話になった先生とはまるで父子のように卒業式の看板の前で写真を撮っていたので、きっとよい思い出になるだろう。クラスメイトとの集合写真には、結局加わらなかった。それが今の彼の頭で考える最善の選択なのだから、私はとやかく言わないことにした。午後は家でのんびり。やっとストレスから開放されて、最後の春休みに突入。おめでとう、ぴよちゃん。
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今日はパパが出張でこちらに来たので合流し、話題のショッピングセンターに遊びに出かけた子どもたち。帰ってきたときに話を聞いたら、そこで結婚式のときにお世話になった牧師夫妻に会ったそうで、パパは嬉しそうに挨拶していたよとのこと。息子は大きくなったのでとても喜ばれたようだ。先生たちは我らが地方に転勤になったあと生まれた娘のことも気にかけていてくださって「手術頑張って偉かったね。」と声を掛けてくださったとのこと。娘は「なんでこんなにこの人たちは私のことを知ってるのかなあ?」と思ったみたい。
そうなんだよ。離れていても、ちゃんとあなたたちを思って祈ってくださってささえてくださる方々がいることを忘れないようにしよう。そういう人に恥じない人生を、精一杯生きようね。あなたはあなたらしく、あなたのままで十分。沢山愛されて、大切にされて、これからも生きていこう。ママはそのお手伝いをさせてもらうよ。しょっちゅうおっちょこちょいをするし、笑ったり怒ったり泣いたり忙しいおかあさんで、おまけにこの頃お風呂で寝込んだりするから心配もさせちゃって悪いと思ってるけどね、あと少しあなたたちが大人になるまでは頑張るよ。だからさ~私のこと「ジーラ。」ってからかうの、やめてよね!!!(ぷんぷんぷん)
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コメント
坊ちゃんのご卒業おめでとうございます。
よかったですね。彼自身のやり方で 少しずつおとなの階段をのぼっていかれるんでしょう。
周りはそれを見守るだけ、考え 決めていくのは 本人なのでしょう。
ののかさんもまた一つ肩の力を抜いてほっとしてください。楽しい春休みを過ごしてくださいね。
投稿: マーガレット | 2008/03/21 16:35
マーガレットさんへ。
息子は今日の昼ご飯、自主的におばあちゃんのためにカレーライスを作ってくれました。肉とジャガイモを切るのに一時間かかったそうです。私は仕事のあと、夜ご飯としてそれをいただきました。大きなジャガイモはしゃりしゃりしていて、肉は大きすぎてよく噛めず、ムムムの味でしたが、一人でよく作れたね~成長したね~と褒めてやりたい気分です。
投稿: ののか | 2008/03/21 22:33