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2008/04/30

ぽっかりあいた穴

庭にはジャーマンアイリス、こでまり、しゃくなげと、次々に新しい花が咲き出して、まさに花盛り。春爛漫。しかしこの空しさは、庭を歩いても埋められない。

大切な人が亡くなると、もちろんはじめはとても悲しいのだが、悲しみはじわじわと続きなかなか消えることはない。波打ち際で絶え間なく寄せてはひき寄せてはひく、小さな波のようである。

先日の我が家の食卓の記事はこちら

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コメント

親しい人が亡くなると、季節がめぐるごとに「その人がいない初めての藤の花・・」
というような喪失感を味わいますね。
その場所にいないということを意識すると切ないものです。なかなか慣れるものではないようです。

ぽっかりと空いてしまったところを別のなにかで埋めたくない・・
そういう気持ちも芽生えます。

私の場合ですが、父を亡くして初めて父の誕生日を迎えたときには涙しました。でももう5年近くたってしまった・・。

先日娘が、「おじいちゃんの声を思い出せなくなっちゃった・・」と呟くのを聞いて、『そうかぁ~、そうなんだ・・』と哀しみはもう感じていない自分に気付きました。
天国で会うのが楽しみです。でもまだ頑張って生きている母を大事にしなくちゃ、父に合わせる顔がないとちょっぴり反省しつつ

私は毎年新緑のこの時期、五月病になったりする危うい季節だと思い、疲れすぎないように気をつけています。やっぱり女性はおしゃべりするのがいいですよね

投稿: ikko | 2008/05/01 12:07

ikkoさんへ。

どうあがいても寂しい気持ちは紛らわせないですが、手を動かして目の前の仕事をこなしているうちに時が立ち、やがて段々空しく思う回数が減っていくのでしょうね。

お励ましありがとうございます。

投稿: ののか | 2008/05/03 11:08

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