♪乾杯
夏休み一日目、そして私にとっては三連休の一日目である昨日は、教会でこどもまつりがあった。その様子は「今日も笑顔で台所」の記事へ(「ハンバーガー」)。私は午前中の用事だけで結構くたびれていたので、本格的なお手伝いは夕方から。とうもろこしをゆでるだけの係だったけど、結構大変で、でも面白かった。大きなお鍋。大きなパット。こんなの家庭では絶対に使えないような台所用品に、心が躍った。あ~楽しい。私こういう仕事は大好き。
話は変わるが、私は普段娘(小3)のことはよく理解できるからあまり気にならないのだが、中1の息子は反抗期なうえに6月からひとつき半ほど不登校をしていたので、最近は心配でたまらなかった。家では悶々としていた息子が元気になるのは、大好きなフリースクールに行っているときだけ。行き帰りは一人では出歩けなくなってしまったので、車の送迎だった。
その子が昨日は張り切っており、自転車に乗って日中にもかかわらず教会まで走っていった。それだけで私は十分びっくりした。礼拝の後、みんなでオリンピックをはじめたら、計算が得意だからだろうか得点係を引き受けて、生き生きと働きだした。それでまた私はびっくりした。そして屋外競技にうつり外へ出たら、なんだか犬になったりかえるになったりして(マスクがあったのだ…)すすんで子どもたちに追いかけられる役を演じたりして。ああ、これこそ私の息子のありのままの姿だ、と私は久しぶりに見る息子の健康的な元気な姿を見て、びっくりを超えてしばし感動した。
息子は学校生活にはなじめないけれど、フリースクールや教会では元気だし普通にしていられる。居場所が家以外にちゃんとある。だからきっと大丈夫なんだな、と心から思えた。そして世間体を気にしていじけていた最近の自分を、かわいそうに思った。もっと堂々としていればよかった。親が子どもを信じてやらなくてどうする。この子にはこの子らしい良さがあり、仲間もいるのだからきっと大丈夫。ねちねちと愚痴を言ったり、叱ったりして悪かったなと反省。時には怖がらせるような脅し文句もつかった。馬鹿な母さんを許しておくれ。
そんなこんなで笑顔いっぱいの子どもたちを見て嬉しくなった私は、片付けを終えて家に帰ってからまた買い物にゆき、チューハイやおつまみを買って帰った。近所の盆踊り帰りの子どもたちや親子連れを見ても、私はうらやましいとは思わなかった。うちはうちで、みんな健康で楽しんでいる。それでいいじゃん。そして家で、子どもたちには冷やしてあったオロナミンCを渡し、私はチューハイの缶を持って乾杯した。私はこの夜の乾杯のことは、ずっと忘れたくないと思った。空にはぼんやり赤く大きな満月が浮かんでいた。
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コメント
じ~ん
投稿: ikko | 2008/07/22 14:59
ikkoさんへ。
息子はこの日はとても調子がよかったんですが、
翌日からまたうだうだと、、、。
でも今日は、午前中は私とお出かけして昼は豚カツ定食を一緒に食べ、その足でフリースクールに行きました。
娘とは夕方お買い物に行って、今一緒にハンバーグを作ってます!
子育てはエネルギーばかりつかって悲しいほどですが、やっぱり子どもの笑顔に励まされて続けられるんだなあって思っているところです!
投稿: ののか | 2008/07/22 19:09