One Fine Day
思考が複雑にからまって、どうもこのごろ調子が悪い。今朝は4時半に起床。パソコンをいじったり、本を読んだり、コーヒーをのんびり飲んだりして過ごした。静かな朝は、気持ちがよい。
昨日寝る前に読んでいたのは、桐野夏生『魂萌え!』。佐藤多佳子の『一瞬の風になれ』の1を読み終わったのに、2と3が貸し出し中だったので、仕方なく選んだもの。本屋でひっそり買ってさっさと読んでしまい今は職場の人のもとにある同じ作家の最新作『東京島』は、無人島でのサバイバルもの。作家の筆の力に押されてぐいぐい引き込まれてしまった。魂…はまだはじめのほうしか読んでいないけれど、普通の主婦が主人公だから電車の中でも読めそう。でも平凡じゃないんだろうなあ。日中に読みふけろう。
さて一夜明けての今朝は、エリザベス・キュープラー=ロスの『ライフ・レッスン』を手にとった。5年前入院中、看護婦さんがくださった本だ。何度読み返しても心にしみる、私にとってはお薬のような本。からまった糸が解けるような感覚。
~ああそうだ、私は手放すことを恐れていたんだ。あれもこれも手元においておいて、いらないものを保持するために疲れているんだな。本当に必要なものだけを大切にして、あとは捨ててしまえ。そうやって本当の自由を手に入れれば楽になれる。すっきりしたら、あとは委ねてしまえばいいのだわ。
私は重要なものを見分ける力をだすために、早起きして新鮮な空気を吸いこみ、静寂の中の鳥のさえずりを聞く。緑で目を潤す。果物でビタミンCを体中にいきわたらせる。家族に笑顔でおはようを言う。そうして一日をスタートさせよう。
いい一日を、あなたにも!
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