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2008/08/31

パイプオルガンの響き

今日は日曜日。私はいつも出席している教会ではなく、横浜の紅葉坂にある教会の礼拝に出席した。今日特別に招いていた牧師さんの話を、直接聞いてみたかったのである。娘はさびしがったけど、私はひとりで出かけた。誘ったけど来ないというので、仕方ない。礼拝堂では友人が隣の席にかけてくれたので、勝手が違う礼拝でも戸惑わずに済んだ。感謝である。

その教会にはパイプオルガンがあるので、礼拝の最中奏楽のたびに荘厳なオルガンの音色を聴くことができた。私はそれを聴けただけでも行ってよかったと思ったけれど、久し振りに会う友人たちとの交わりもありがたかった。もちろん、快く迎えてくださった教会のみなさんにも感謝であった。

帰り道、こうして家族と離れてひとりで電車に乗ると、なんだかとても解放された気持ちになり楽になった。でも最寄駅についてから買い物のため町に出ると、すぐに現実に引き戻された。あしたから子どものために忙しくなる。うまくこなせるか、また衝突しやしないかと、気が重い。

夕方、ベランダに次にできたオクラは差し上げますと、娘が勝手に心に決めていた友人に、程よく実ったオクラをひとつ届けに行った。そしてその帰りに生協に寄ったら、近所の牧師夫妻が普段着で買い物にいらしており、ご対面。なんだか顔を見てほっとした。やっぱり近所の教会は悪くない。パイプオルガンはなくても、なじんでいるいつもの顔、いつもの声、いつもの祈りの共同体。ぼろぼろでいつ壊れるかわからない建物であっても、私はやっぱりこの町の教会が好き。他と比べることで、改めてわかるありがたさなのであった。

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