視点・論点「シリーズ介護“母に歌う子守唄”」
朝早くテレビをつけたら、落合恵子さんが介護問題について、とても心に残る話をしていた。
母親の介護を通じて見えてきた、社会のひずみ。弱者がどんどん追い詰められていく社会。長生きしてごめんね、と老人がすまながらなくてはならない社会の、どこが平和なのだろうか。
「異議あり」と、たとえどんな小さな声でも上げていきたいという落合さんの行動に、私は深く打たれた。
まずはこのタイトルにもある、『母に歌う子守唄』を読んでみたいと、切実に思っている朝である。
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コメント
まっき~です。
「長生きしてごめん」に反応しました。
それは違うでしょうと。かつては世界最長寿国とやらを目指し、達成したら万歳と言っていたのと正反対。
長寿国という単なる国家プロジェクトに、今の壮年の方たちが使われただけって感じですね。
私はかつて医療関係に勤めていましたが、取るだけとって支払わない介護保険料にも最初から反対でした。今までなくても家族がいたのにねぇ・・・。
一般人の年齢は上がっても、政治家の知識は低下したんだなぁと思います。
投稿: まっき~ | 2009/04/26 22:30
まっき~さん、おはようございます。
>「長生きしてごめん」に反応
反応してくださってありがとうございます。
にしても、老人になってみてはじめてわかること、介護をしてみてはじめてわかることがあるんだろうなあと思います。私も父の看取りという経験があったからこそ、この番組のメッセージに反応したのかも。想像力を働かせよ!といっても、限界がありますからね。
だから、落合さんのように、自分の個人的な体験や経験を伝える手段のある人が、著書や放送によって声をあげ、世の中に問題を提起しているんでしょうね。
投稿: ののか | 2009/04/28 06:55