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2009/05/02

おから

私の育った家庭には、おふくろの味がない。母は典型的な核家族を率いる都会育ちの人間で、親から受け継いだ生活の知恵もなければ、代々伝わる秘伝もない。だから私は、何がおふくろの味なのか?本当にわからないまま大人になった。いざ私が家庭を持つ段になると、おふくろの味がわからないというのは、よりどころのないさみしさを覚えることであった。仕方ないから、私は婦人之友の読者の「友の会」に入り、人生の先輩たちから、生活の知恵を教わった。

私がそれで子どもたちに伝えているおふくろの味は、いったいなんだろう?手作りの味噌とかシソジュースとか、季節のものはあるけれど、日常ではいったい?「朝食の果物は金。」と言って、なるべく果物を食べさせるとか、バランスのよい食材を組み合わせて献立をたてるとか、工夫はたくさんしてるけど、これといった一品がない。ということで、私はおふくろの味を求めて、いつも考えている。そんな私が、お料理の人気ブログのなかで、これはつくれたらいいなと思えるレシピに出会った。それがこちら(→カレー風おから煮)。

私はおからを求めに、昭和の商店街と私が勝手に名付けている場所の豆腐屋に行ってみた。そこでおからの総菜を買うことはあっても、おからそのものを買い求めるのはじめてのことだ。「おからください。」とおばちゃんに言うと、「あ、おから。ないんですよ。料理しちゃってあとは捨てちゃうから。」「業者が勝手にもってくから、ちゃんと言っておいてくれれば、うちで作る分と一緒に取り分けておいてもいいけど。」と大層迷惑そうに言われた。私は戸惑ったが、そこのがんもが美味しいので、3枚買って帰った。ああ、がっかり。

おからは産業廃棄物だったのだね。もったいない。こんな時代なんだから、お豆腐屋さんもおからがいかに健康にいいのかアピールして、どんどん売ればいいのに。冷めるまで待って、袋詰めして、冷蔵するのは確かに手間だけど。少しだけでも売ってください。私買いますから。

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コメント

今晩は、、。
おからは"きらず"とも呼んで、こちらでは5の日に食べています。
ヒジキを焚く時と同じように、根菜類を一緒にしますね。仕上がりに洗いネギを混ぜ込むと美味しいです。
最初に良く煎って水分を飛ばすと味が染み易くなります。

>おふくろの味がわからないというのは、よりどころのないさみしさを覚えることであった。
そう悲観せずに、、。私の仕事もその延長にありますから、"味の記憶"に乏しいことを、近くの「道の駅」に出掛けて出品されている普通のおばちゃんたちの手作りに触れることでカバーしてます。

投稿: sada | 2009/05/06 23:46

sadaさん、コメントありがとうございます。

結局おからをスーパーで入手してカレー風のをつくってみたんですが、もう一度食べたい味ではありませんでした。たぶん伝統的な味が一番飽きないのだろうと思われます。今度はsadaさんのおしえてくださたったようにやってみますね。

投稿: ののか | 2009/05/08 22:49

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