私のロンサム・タウンⅡ
今朝9時過ぎに、以前住んでいた街の子育て仲間の携帯に電話した。彼女は小学校の行事で忙しそうだったけど、「今そばに△■さんと★●さんもいるよ。」って言いながら、元気な声を聞かせてくれたので嬉しかった。「そうか~、うちの息子も今月末で10歳だね!」
それから今度は、その街の友の会の友人の携帯にメールした。電話したらお話し中だったから、近況報告を短くまとめて送信ボタンをON。あの時支えてくださったご恩は一生忘れません。
それから美術館で買ったはがきのなかから、ルノワールの描いたアネモネのカードを選んで、通っていた教会あてにお礼のメッセージを綴った。「我が家ではおかげさまで娘が本日10歳の誕生日を迎えました。」
あれから10年。娘は頼もしく成長し、私たち家族を支えてくれる存在になった。産んだ当初彼女が現在のような姿かたちに育とうとは、想像もつかなかった。生きていくことだけで精いっぱいで、必要最低限のことしかしてあげられなかった私は、足りないことだらけで、それを補ってくれたのが、当時の私の周囲の人々だったのだ。私のロンサム・タウンに住む懐かしい人たち。私はまだ何も恩返しができないけれど、今は随分幸せに暮らせています。
※11日に改題
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