BarとUNOの夜
昨夜、またまた私はかっかしていた。娘と、夕食までに宿題を済ませあとはのんびり過ごして早く寝ようと約束したのに、彼女が居眠りして宿題を後回しにしたからである。私は私の方の約束、娘のリクエストの献立を作ったっていうのに!(→今日も笑顔で台所)。
私はぷんぷん怒って、お兄ちゃんに八つ当たり。「ねぇ私の言うことなんか聞かないから、あなたが代わりに宿題手伝ってやってよ!」といくらお願いしても「そういうことは無駄。」とゲームをする手を緩めないのである。私は叫びたくなって、何やら小さなものを投げつけた。
そこへ娘がやってきた。するとお兄ちゃんは「お茶飲もうよ。」と娘を台所に連れて行き、一向に戻ってこない。何やってんじゃ?と耳を澄ますと、とぎれとぎれに何やら話しているのが聞こえ、時折笑い声がする。どうせ私の悪口を二人で言ってるんだわ!と面白くなく感じたが、もう関わりたくないので放っておいた。
やがて彼らの行動が判明した。彼らは麦茶を飲みながら、子どもバーをしていたのである。「大人がお酒飲みながらおしゃべりするみたいに、二人でおしゃべりして笑ってた。」んだそうだ。大人みたいなシチュエーションを楽しんでいたらしい。「じゃあおつまみ作ったり、お茶に氷浮かべたりすればもっと雰囲気近づいたろうねぇ。」なんて、私はあとから相槌をうち、ともかく眠いので先に寝た。
やりたくなかった宿題にも手をつける気になったのか、機嫌のよいお兄ちゃんと娘は、風呂上がりにUNOをやって遊んで、楽しい気分のまま眠りについた。私の不機嫌をさらっと受け流して、きょうだい二人で遊んじゃうなんてさ、二人とも成長したもんだなぁって私は思った。
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