霞のかかった頭の中で
朝日を眺めて、そのあとぼんやりしていたら、おでこを蚊に刺されてしまった。朝からついてない。おでこが疼く感覚に、「あれ?年甲斐もなくニキビかな?」なんてしばらくなでていた私。段々かゆくなってきてやっと、蚊の影をさっき見かけたのを思い出した。しまったと思っても後の祭り。
頭に霞がかかっている間に思い出していたのは、昨日の商店街での買い物。仕事のあとだから5時くらいだったか。がんもどき1枚80円。大きいので3枚買った。あとで4つに切って小松菜と炊いた。おいしかった。それから魚屋で、鯵の開きを4枚買った。脂がのって、手作りで美味しそうだった。1枚150円だった。これは今日の朝か昼に食卓へ出す予定。ほっとする夕方のひととき。夕暮れ時の商店街は、昔懐かしい感じがするから大好き。
買い物を終えて急いで家に帰り、お腹をすかせている子どもに調理パンを食べさせた。それから亡くなった父が寂しがっているのか最近夢で会ったので、実家でお線香もあげた。母はうたたね中。具合が悪そうだ。調子がよくないのはインフルエンザにかかったせいだと思い寝ていたという。よく話を聞いてみたら、久し振りに晴れたので、うれしくなって朝から庭仕事をして動き回ってしまったとのこと。心配なので、水分をたっぷりとってもらった。母にまで倒れられたら大変だ。
その後一息ついて夕飯の支度をはじめたら、食器棚にお冷やのごはんがラップも掛けずに入れてあるのを見つけた。母が昔よくしていたことを思い出し、懐かしくなった。あの頃はラップなんかつかわなかったから、お冷やご飯にときどきハエなんか飛んできたりして、ドキドキしたものだ。食パンにかびが生えることも、よくあった。餅は正月の食べ物だった。切り餅個別包装なんてないから、カビが生えたりしたものだった。そんなふうに何十年かで、暮らしぶりがだいぶかわったんだなあと、実感した夜だった。
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