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2009年12月

2009/12/31

大晦日の朝

2009年最後の今日。私はまたも早起きをして、伝票を整理したり本を読んだり。一人で過ごす時間は落ち着いて、とても贅沢な気分だ。

長い時間がたち、コーヒーを飲みたくなってようやく腰をあげて台所の窓を開けると、真っ赤な朝陽を拝むことができた。時刻は午前7時に限りなく近い。まだ冬至が過ぎて間もないので、夜明けが遅いのだな思う。それにしても、ひんやりとした外気が身にしみる。

視線を落とすとベランダのパンジー達が、虫食いで可哀そうなことになっている。そこで「土にこれを撒けば退治できますよ。」と昨日花屋が教えてくれた薬を、おっかなびっくり撒いてみた。効き目があるといいのだけれど。それから部屋に入り、お気に入りの赤いカップで、モーニングコーヒーを飲みながら思いを巡らした。

あぁ、今年も細々と続いたこのブログ、いつのまにか4年半になった。気まぐれにあちこち別館を作ったりして、今やちょっと異常だなあと我ながら思うが、私は昔から日記をつけないと不安でたまらない性分なので、来年もこの状態は続くと思う。しかし継ぎ足し継ぎ足しで、なんだか本館が定かでない旅館みたいになってきたので、そろそろ整理しないといけない。

いずれにしろ、今年もここにお立ち寄りくださった皆さんには、年末にあたり心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

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2009/12/30

マイ・ライフ

忙しい年末だというのに、早朝覚醒してしまった。朝4時。合宿から帰った息子が、一晩じゅうPCで何やらしていたらしく、階下で起きているので声をかけやすませたのだが、私は寝付けなくなってしまった。息子は今日明日と冬期講習で塾に行くというのに、寝不足でのぞんでも大丈夫だろうか?どうやら年内にと目標をたて、うちのPCで何かのプログラミングをしているらしい。健康も心配だから注意したいけど、すればするほど反抗するだろうから、気の済むようにさせて見守り、今朝なんとか気持ちを落ち着けて時間になったら優しく起こしてやろう。不登校の息子が大好きな先生のいる塾だから、寝不足で起きられなくて休むことになったら、とってもがっかりするだろうから。この子にはそういうフォローが、とても必要なのだ。

************

こんな朝、子どもたちが起きる前に有線放送で見たのが、この映画。

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あ~泣けた泣けた。感動した。年末見納めかもしれない映画が、この一本でよかった。感動作と名高い映画だが、私はいままで見たことがなかったのである。 内容は、余命数カ月と診断された男が、生まれてくる初子に自分の生きた証を残そうと、自分の人生をふりかえりながらメッセージのビデオを残す話。

デトロイトで貧しい家庭に育ったその男は、幼いころから賢く夢の沢山ある人間だった。しかしある時から、家族を否定して生きるようになり、生家を飛び出すようにロサンゼルスに渡った。やがて名前を変え人生の成功者となり美しい妻に恵まれ、彼は夢をかなえ何一つ曇りのない人生を送っているように見えた。しかし、病魔に侵され生まれ来る子どもの顔も拝めないとわかったとき、見えなくなっていた自分の心の旅を彼はするのである。

なぜ家族の名前を捨てたのか?なぜ父を毛嫌いするようになったのか?仲が良かったはずの弟をロスに呼び寄せようとしたのに、彼が故郷に帰り父の家業を継いだことで決別してしまったのはどうしてなのか? 私の心に残ったのは、弟の結婚式のために10年ぶりに実家に帰った男が、病気のことは誰にも言わずに生まれる子のためと言ってビデオを回し続ける姿。目の前では、かたい絆で結ばれた親族たちが、お祝いのコサックダンスを踊っている。輪に入らないようにしていたのに、誘われて一緒にダンスを踊る男。しかし夜には、また父や弟と諍いを起こしてしまう。その夫の姿に、心を痛める身重の妻。彼は愛しているのに、なぜ家族に背を向けてしまうのか?心のゆがみは、いつから起こったのだろうか?

私は昨年父を亡くしているので、ラスト近く、男が自分や父親を許すシーンには涙が止まらなくなった。父親を憎んでいるのに、いつの間にか父親の姿に似た仕事人間になっていたことを自覚する男。「小さい時父さんが仕事でいなくてさびしかったけど、父さんは一生懸命頑張っていたんだね。愛しているよ、自分を責めないでいいんだよ、悪かったのは自分なんだから。」こういう言葉を父親に言うことができて、その気持ちを伝えることができて、本当によかった。しがみついていたこだわりを捨てて、自分や親を許す。それは死の目前になってやっとできたことだったけれど、このことでやっとこの男は、幸せに天国に行くことができたのだと思う。

しばし感動の余韻にひたり、この文章を書いている私。今年も残りあとわずか。今日もできる限りのことをしたら、それ以上無理をしないことにしよう。と、いつも自分に甘い私。。。

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2009/12/28

はたらきもののじょせつしゃけいてぃー

昨日は遅くなったので、娘と布団に入って「今日は遅いからもう寝ようね。」と手元の灯りをパチンと消した。暗闇の中でもごもごと娘が私の手を探しているので、ぎゅっと握って「さあおやすみ。」と声をかけたが、どうもいつものように寝息が聞こえてこない。

あらら、どうしたのかしら。「まだ起きてる?もしかしたら、ママになにか言いたいことがあるんじゃないの?」と声をかけると、「どうしてわかるの~?ママって本当にどうしてわかるの?すごいね!」と少し興奮気味。「もしかしたら、ママに絵本読んでもらいたいの?」と言って灯りを点けると、布団から少し顔を出してニコニコしている。も~私は眠いのよ!と思ったけど、かわいいから、絵本を読むことにした。だいたい12月は、娘が不機嫌なことが多くて、いつもの月よりぐっと読む回数が少なかった。ここへきて挽回か。選んだ絵本は、私の好み。

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もともと今は中学生の息子が幼いころ大好きだった絵本。当時住んでいた地方は雪が多く、そのたびに道路のほうから夜中に大きな音をたてて除雪車が働いているのが聞こえてきたものだった。この絵本は話の展開が楽しいだけでなく、はたらきものの力持ちのけいてぃーなのに、働く音がかわいらしいのがまた魅力なのだ。 「ちゃっちゃっちゃっ。」 この音が、みんなのお気に入り。それから、町の地図とか、けいてぃーの冬以外の仕事の様子とか、いろいろ欄外に描いてあるのを丁寧に見ると、時間が何倍もかかってしまうという絵本なのである。バージニア・リー・バートンの絵本には、

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というのもあって、これまた見どころ満載の学術的な素晴らしい絵本であるが、けいてぃーには子どもが夢中になれる要素がいっぱい。私のような大人でさえ楽しめるのだから、とてもいい絵本だと思う。 昨夜はそんなわけで、久しぶりに娘と楽しい楽しい絵本タイムを持つことができ平和だった。ついでに娘が「ママは人の気持ちやお話の続きが、言わなくてもどんどん何でもわかって賢い。」と尊敬してくれたので、いい気分。「あなたもママに似ているから、これからそういう大人になれるよ。」と私は答えた。

***********

それにしても、私の家の中にも雪を降らせたら、きっと綺麗に見えるだろうなあと思ったりする。そのあとにけいてぃーみたいに馬力をつけて、うわ~っと要らないものを除雪してやっつけたら、さぞかし家の中が美しく生まれ変わるだろうなあなどと、この記事を書きながら思う。そうだ、この勢いで出動して「ちゃっちゃっちゃっ。」って、今日は家事を頑張ろうっと!

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2009/12/27

年の瀬になりました

いよいよ押し迫ってきたというのに、年末年始の準備を全くしていないわが家。こりゃまずい。

年賀状、まだ書いてない。まずはあて名シールを印刷しなくちゃ。大掃除。まだまだ。今日は晴れてるから、ガラス拭きかな?でも礼拝も行きたいし。

そして、おせちの準備もまだ。今年はあまり頑張らないことに決めた。作るのは、豚の塊肉を煮たり、簡単きんとんつくったりくらいしか考えてない。でもかまぼこなんかはいろいろ買わなくちゃいけないな。そうそう、お年玉袋と鏡モチのちっちゃいのは、スーパーで昨日買ったわね。

そして、後回しにし続けた大掃除。これが一番わが家では必要なことなのだ。不用品を整理する。これができない私のために、子どもたちが迷惑してる。片づけ方がわからないこの子たちに、片づけ方を教えられない私。これが一番の問題。毎日の心がけが肝心なんだけど、来年こそ物を増やさないようにしなくては、うちはどうにかなってしまう!

そうそう、昨日買い物した洋服の分だけ、要らないものを処分する。これが原則ね。今日は古着整理を、もう一度やろうっと。

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2009/12/25

クリスマスプレゼント

クリスマスです。わが家に来たサンタさんは、子どもの手紙を読みそこなうという失敗をしました。もらったプレゼントは子どもがほしかったものなのでそれはよかったのですが、娘は手紙を読んでもらえなかったことにちょっとがっかりした様子。手紙の横には、子どものほうからサンタさんに渡したいプレゼントがあったようなのに…。

サンタさんも眠くてうっかり、ってことがあるんですよ。あ~あ。

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2009/12/24

図書館の役割

12月21日の朝日新聞の夕刊一面に、年間3万人を超える日本の自殺者の問題をとりあげた特集が載っていた。その記事に紹介されていた話が印象に残ったので、ここでとりあげてみよう。それは「自殺したくなったら、図書館へいこう」というアメリカのPRポスターを何十年も前に見た日本の図書館員の話であった。死ぬ方法を調べに図書館に行こうというのではなく、図書館という知識の宝庫に行けば、気持ちが静まりどんづまりの精神状態から抜け出せるよ、ということをいいたいポスターだ。そのポスターに影響を受け、今志を持って何十年も図書館業務に携わり、啓もう活動をしていた人がいるという。素晴らしいことだ。だけど…私は今や合理化が進んで人手を減らしている図書館への警告のような気がして、ため息をつきたい気分になった。

私は先日まで図書館に勤めていたので、このコピーの言わんとすることが分かるような気がする。私がいたのは町の公共図書館ではないから、このコピーの言ってる図書館とはちょっと違うかもしれないけど、図書館であることに違いはない。私にとっても若いころから、図書館は最もお気に入りの場所なので、魂の居場所としての図書館(自殺防止)という発想はよくわかる。思い返せば悩み多き高校生のころ、学校で身の置き所がない気持ちの時に通った図書室が、私の心の原点である。そこは私の魂の居場所としてしっくりくるところだった。その空間、手に取るには多すぎる蔵書、静かな雰囲気、そして司書の先生の温かさが、私の心を癒してくれた。そして時を経て再び心に傷を負った時、私はわざわざ数ある求人情報から図書館を選び、実際ここ数年図書館業務に携わってきたのである。

図書館にはいろいろな人が来る。やる気満々で勉強に来る人。必要な資料を探しに来る人。大学を卒業したのに進路が決まらず、資格試験の勉強場所として通ってくる人。老後の楽しみの勉強のために通っている人。デートをしに来る人。AV資料を自分だけのブースで、のんびり見たい人など。目的もなく、寝っ転がって睡眠をとる人もいる。そんな利用者の中にちょっと気になる人がいた。「どうやってこれだけ大量の本を読めるんだ?」というくらい本を予約して、その人はせっせと読んでは返す、そしてまた大量に借りて帰る。その繰り返し。その人の読む本の内容は多岐にわたり、これだけの知識が頭に入ったら、相当な博学になるだろうというのは容易に予想がつく。だけどなんでこんなにたくさん?私は12月になって一度、さりげなく貸出しの際に「すごいですね、こんなにたくさん借りるなんて。速読ができるんですか?」とその人に尋ねてみた。その人は笑顔で(初めて見た笑顔だった!)「いえいえ、正月暇ですから、本読むくらいしかやることなくて。」と答えてくれた。私は「どうぞまたご利用ください。」と言って本を渡した。

あとから同僚がそっと「いいことしたね、ののかさん。私あの人のこと心配だったのよ。」と声をかけてくれた。なんでも、自殺に関する本をときどき読んでいたから心配してたとのこと。私はそんなことは知らなかったのだが、ただその人が本をたくさん読んで頑張ってることに感心してる、と伝えただけで笑顔がもらえたから、それでよかったと思う。私は、ルールを守るならどんな人でも来る人は拒まず、来てくれた人にはまた気持ちよく利用してもらえるような図書館であることが大事と思って仕事してきたから、大げさな励ましでも自殺防止に貢献したわけでもないと思うけど、ちょっとした心遣いをほめてもらえて嬉しかった。勤務最終日には、真面目でよく利用してくれる人が貸出の際に「いつもありがとうございます。」と言ってくれたのも嬉しかった。ぼそぼそした小さい声だったけど、「いつも」ってところが気に入った。…そして業務終了。私は不慣れな貸出業務のセクションにたった1年しかいられなかったけれど、私が図書館員としてやりたかったことはこれだったんだな、と遅まきながら心が凪いだ瞬間だった。

☆     ☆      ☆      ☆      ☆

さて来年立場が変わっても、私は図書館を頻繁に利用するだろう。もちろん知識の吸収だけならパソコンが一台あれば用が足りるが、図書館には知識の奥に深みがある。黄ばんだ本の汚れにも、真新しい本のブックカバーにも、その本を手に取った人の足跡や歴史がある。そんな味わい、それがいいんだなぁ。そして、味わいある知識が人を救うと私は信じている。そういう意味で、図書館で働く人には、志をきちんと持ってほしいなあというのが私の感想。しかし最初の繰り返しになるが、現在図書館業界全体が、合理化の道を歩んでいる。システム化や予算削減とともに、業務に携わる人間はどんどん減っていく。給料の高い専門職を減らして、派遣職員や臨時職員でまかなう。レファレンス業務が減る。本が電子媒体になりつつあるから、図書の取り寄せサービス(ILL)も減っていく。本の貸出返却サービスでさえ、機械が担当する日も遠くない。だから、アメリカで以前に言われた「自殺したくなったら図書館へ」というコピーは、まもなく通用しなくなるだろう。これからはもう少し形を変えた場所が、その役割を担わなくてはならなくなると思う。たとえばブックカフェとか。

ブックカフェか。いいな~。私ブックカフェを開こうかしら。書棚の横にゆっくり座ってお茶を飲めるコーナーがあり、絵本の読み聞かせなどイベントも行える。読書会なんかもいいじゃない?メグ・ライアンが映画の中で開いていたお店みたいな、アットホームな本屋さん。いいじゃない?

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2009/12/23

今年もお菓子の家

007 今年も娘のアトリエで、クリスマス特別企画の、お菓子の家づくりがあった。

これは娘の作品。動物さんたちが、おいしそうにお菓子を食べています。楽しそうだな~。

私も一緒に、私のお菓子の家を作った。とても楽しい2時間。なんか気分がすっきりした。

準備してくださった先生に、心からお礼を言いたい。今年もお世話になりました。

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500色の色えんぴつ

とうとう友人に誘われて、500色の色鉛筆を注文し、1回目が届いた。全部で20回の配達で、500色がそろうのだ。わくわくわくわく。

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2009/12/21

紅白の行方

昨日の夜の、子どもたちとの会話。

「大晦日の紅白の歌、決まったみたいよ。嵐はメドレーだって!」と私が話すと、

「ゲ~っ!紅白なんて死んでも見ない。」と息子。

「何で~っ?紅白見たくないわけは何?」と兄ちゃんに尋ねる娘。

「あんなのつまんね~よ。友だちが他にもっと面白いのあるって言ってたもん。」と息子。

「じゃあ、友達んち行ってよ。私とこの娘は紅白だからさ~。」と私。

「嵐見なくちゃ友だちと話があわないってば。」と娘。

でも息子は、大晦日はこの部屋からみんな出ていけという勢いなのである。どうなんってんの?

テレビが1台しかないわが家で、どんな年越しになるのか、本当に不安である。去年まではテレビの前に布団敷いて、みんなで紅白見てそのあとジャニーズの年越しライブにチャンネル換えて、楽しく越年だったのになぁ。

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2009/12/20

クリスマスカード

ありがたいことに、今年も以前住んでいた町の教会から、クリスマスカードが届いた。皆さんの寄せ書き、嬉しいです。感謝です。

それから、海外の友人からも。嬉しいな。どうもありがとう。

恩師からも、カードとプレゼントが届いた。ありがとうございます。

ところが私は、忙しさにまぎれて、今年は用意できず。申し訳ない気持ちでいっぱい。

本当にピンチだな~。クリスマスカードも年賀状も、まったく手つかずな状態。今年はメールでご挨拶となりそうな予感。

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2009/12/19

マリア

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クリスマスを前に、映画「マリア」を観賞。 天使に神の子イエスがお腹に宿ったことを知らされたマリアは、不安なままいとこエリザベトを訪ねるのだけど、聖書で読んでいるだけではわからない背景が映画では描かれていて、とても私は共感できた。 とてもいい映画です。おススメです。

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2009/12/18

黎明

そろそろ起きださねば、とまだ夜が明けない暗闇の寝どこでまどろんでいたら、揺れが来た。ワッ!私はびっくりして、すぐ隣に寝ている娘の上に覆いかぶさって、どきどきと揺れがおさまるのを待った。

震度いくつくらいだろうと考える頭の一方で、私は15年前の阪神地区を襲ったあの大地震のとき、こうやってわが子の上に覆いかぶさった親たちと、同じ気持ちを味わっていた。揺れが収まるどころか、多くの家の屋根が落ち、混乱する暗闇の冷たい空気の中で必死に探り当てた子どもの手が冷たくなっていった人も、きっといたに違いない。やりきれない思いで、遺された人は今も暮らしているのだろうなと思う。夜明け前の暗闇は、本当に暗い。

地震で目覚めた娘が、布団の中で私の手を探り当て、両手で握ってきた。守りたい命がここにある、と私はその暖かい手を握り返しながら、しみじみ思った。

もう一度娘が眠ったので、私はそっと起きだして階下に降り、雨戸を開けた。外はまさに黎明の時刻。東の空の夜明けの光は、天地創造を思わせる美しさであった。私は生きていて、また今日も一日が始まった。

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2009/12/16

ぱたぱたとした毎日

お魚どっさり食べたい、と息子に言われ、昨日は仕事帰りにおいしい魚屋に寄った。本当は秋刀魚を買いたかったのに、なぜか売り場になかったので、鯵の開きとサバのみりん干しを4人分買った。だけど家に帰ったらくたびれちゃって、なかなか夕飯の支度にとりかかれず…。結局サバは焼いたけど、鯵はパス。代わりに辛いキムチをさっと水で洗って、豚肉とレンコンの薄切りとともに胡麻油と隠し味を入れて炒めたのを出した。結構美味しくできたので、よかった!

昨日はそんな感じで済ませ、今晩は残った鯵の開きを焼いた。これがとってもおいしかったので、大満足の我ら一家。ついでに今晩は、キャベツをやっつけようと、ネギや竹輪とともにお好み焼きにした。豆腐とキャベツとニラの味噌汁つき。

テレビでは「ためしてガッテン」で、パックの四角い餅を、つきたて餅のようにする方法を紹介しており、家族はそれを食後の蜜柑を食べながら見ている。

私は仕事から戻ってからまだメールチェックをしてないので、ひとりPCの前に座って、あちこちネットで検索している。今日はまだ水曜なのに、なんだか疲れている私。今晩もぐっすり眠って、ともかく明日をやり過ごそう。そうしているうちに、やがて今年が終わるんだな~。

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2009/12/15

よあけ

冬至も間近なので、夜明けの時刻が遅い。

今朝なんて、もう朝が来ないんじゃないかと心配になってしまった。

だけどちゃんと、時がくれば東の空が明るくなって、朝が来た。

明けない夜はないんですね。

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2009/12/13

ささやかな贅沢

昨日は馬鹿に、暖かい一日だった。私は娘とアトリエへ。日差しが強すぎて、助手席の娘が気分が悪くなってしまい、窓を開けたり飲み物を買ったりしたけど駄目で、心配した。ほんの30分のことなのに。

幸いアトリエにはいつもより早く着いてしまったので、失礼かと思ったが先生のご厚意でひんやりした家の中で休ませてもらったら、娘の体調と気力が復活した。よかったよかった。

その後娘の楽しい創作タイムの間、私は気ままに過ごした。アトリエの隅で、私が普段購読している雑誌の来月号を読んだり、気ままに絵を描いたり。ゆったり誰にも邪魔されずに。

いつもと全然違う場所に来て、プライベートタイムを過ごすという贅沢。ありがたいと思う。家に帰ればいつもと同じ日常が待っていて、気ぜわしく過ごさねばならない私にとっては、ご褒美のような時間だ。喫茶店でひとり本を読みながらお茶を飲むのとも、また少し違う。アトリエで過ごす自由な時間は、私にはとても特別。

月に2回の娘のアトリエ教室には、また来年も通うことにしている。私の仕事が来年は減るので、収入面が心配だけど、その分時間のやりくりは楽になる。何が重要なことか見分ける目を持って、なるべく冷静にお金のやりくりをして暮らそうと思う。

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2009/12/11

ダウンコートがあるのに

今日の気温は8℃。雨が降っているから、これ以上上がらないらしい。実際外は寒い。だけど娘は、秋物のジャケットを着ていくと言う。

せっかくダウンコートがあるのに。新しくてピッカピカのあったかいコートなのに、なんで着ていかないの?

この間ママが、寒いから着てけと言うんでダウンを来て学校に行ったら、自分だけが厚着で恥ずかしかったから、ママの言うことなんか信用しないんだって。そういえばその日以来、毎朝一生懸命天気予報を自分でチェックしている娘。

他人と比べてど~のこ~のが、そんなに気になる年齢なんでしょうか。私は問答無用でこれ着てけ!と用意されたもの以外着ていけなかった少女時代をおくったものだから、娘の言い分に全然寛容になれない。

鼻水ずっとたらしてるくせにさ~、心配させないでもらいたいのよ、ママのこと!

と、全文愚痴を書き散らしました。気分を悪くされた方、お許しくださいね。

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2009/12/10

耳鼻咽喉科へ!

数日前からのどが本気で痛い私と、昨日から鼻水でティッシュをかかえてる息子。こりゃもう駄目だわ。病院に行かなくては。

今日は仕事がオフだから、朝早く予約をとって行ってきます。早く楽になりたいよ~。

息子は冬休みに楽しみな勉強合宿があるから、その前に治して頭の中をクリアーにしてあげたい。

それから、一年分の家の掃除をして、家を加湿器とストーブで快適空間にすることも忘れずに!私が頑張らなくてどうする!頑張るぞ~ってここで宣言しないと、なかなかできないから、ここに書いてます。

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2009/12/09

お刺し身

45_001 今日は御馳走でした~!

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2009/12/08

サプリメント

定期便で頼んでいるサプリメントが、また届いた。

お~3か月たったのか。

なんでか知らないけど、今飲んでいるのがまだ余ってるのはなぜ?

便利でお得な定期便だけど、商戦にハマっちゃったみたいな私です。

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2009/12/05

キムチ キムチ キムチ

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先日お世話になっている知人に、キムチ作りを教わりました。

下準備として白菜を前日(あるいは前々日)に塩漬けにし、当日真水で洗ってざるにあげ重石をしたものに、ヤンニョムを塗って樽に仕込みます。

このヤンニョムをつくるのが、本当に楽しかった。材料はすべて「だいたいこんな感じ」というスタイル。ダイコンやニンジン、ニラやセリ、ネギなどを細く細かく切ったものと、薬味になる大量のニンニクとショウガを細かくしたもの(わが家はフードプロセッサーに手伝ってもらいました)、それから調味料をあわせてぐちゃぐちゃと素手で混ぜ混ぜ。韓国市場で知人が購入してくださった魚醤やアミ、唐辛子のこまかいのと粗いの(一つは韓国の知人が分けてくださったので感謝)、水あめのほかに、炊いたご飯を入れました。発酵させるための材料だと思われます。

ともかく辛いけれど、うまみも加えたので、味がブレンドされて、出来上がりはどんなふうになるか、今からとっても楽しみです。

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2009/12/03

おいしい笑顔

今晩何食べたい?と帰りがけに息子の携帯に電話したら、味がしっかりついたハンバーグと言われた。

味のしっかりついたってどういうこと?と考えを巡らせながら買い物。帰宅後一休みしてから、夕飯作り。

昨日は、それならと醤油を塩やこしょうと一緒にハンバーグの種に入れてみた。そして大きなハンバーグを四つ焼いて、焼いた後のフライパンに白ワインとしょうゆ、ウスターソース、ケチャップ、砂糖をいれてぐつぐつ。ハイ、ソースのできあがりね!

八百屋さんで大安売りしていたダイコンは、私の自慢の圧力鍋で柔らかく生姜と鶏挽肉を入れたスープで煮た。

それから小松菜のおひたし、ピーナッツ和え。

***********

みんなから大絶賛されて、なかなか気分のよい夜でした。

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 これが私の自慢の圧力鍋です。

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2009/12/02

10億円

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するどい切り口のドキュメンタリー映画をつくることで知られるマイケル・ムーア監督が来日。最新作のプロモーションを行ったと新聞で読んだ。今度は資本主義がテーマらしい。 その彼が、ジョークでしょうがタレントに向かって「君はお母さんから10億円もらったことある?」と訊いたんだって! 唸ってしまいますな。私は別世界の出来事って感覚でニュースを見てたもんで。私が大金持ちの家に生まれて、政治家になったら、お金持ちのお母さんから、政治献金を10億円もらうんだろうか?くれるかな? はてさて、ともかく庶民の私にはさっぱりわかりません。ところで、鳩山さんには弟がいたのでは?弟ももらったんではないんでしょうか?新聞読んで、もう少し事の次第を勉強しよう。

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2009/12/01

スープご飯のおいしさ

昨日休みだったので朝ぼうっとテレビを見ていたら、NHKでスープご飯の特集をやってました。(→番組HPはこちら

それを参考に、昨晩は生姜を聞かせた白菜と鶏挽肉とシイタケ・はるさめのスープを作ってみました。

身体が温まって、おいしかったです(*^^)v

夜食に用意しておいたら、息子もぺロリ。身体にやさしいスープご飯。この冬は沢山お世話になりたいな。

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