はたらきもののじょせつしゃけいてぃー
昨日は遅くなったので、娘と布団に入って「今日は遅いからもう寝ようね。」と手元の灯りをパチンと消した。暗闇の中でもごもごと娘が私の手を探しているので、ぎゅっと握って「さあおやすみ。」と声をかけたが、どうもいつものように寝息が聞こえてこない。
あらら、どうしたのかしら。「まだ起きてる?もしかしたら、ママになにか言いたいことがあるんじゃないの?」と声をかけると、「どうしてわかるの~?ママって本当にどうしてわかるの?すごいね!」と少し興奮気味。「もしかしたら、ママに絵本読んでもらいたいの?」と言って灯りを点けると、布団から少し顔を出してニコニコしている。も~私は眠いのよ!と思ったけど、かわいいから、絵本を読むことにした。だいたい12月は、娘が不機嫌なことが多くて、いつもの月よりぐっと読む回数が少なかった。ここへきて挽回か。選んだ絵本は、私の好み。
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もともと今は中学生の息子が幼いころ大好きだった絵本。当時住んでいた地方は雪が多く、そのたびに道路のほうから夜中に大きな音をたてて除雪車が働いているのが聞こえてきたものだった。この絵本は話の展開が楽しいだけでなく、はたらきものの力持ちのけいてぃーなのに、働く音がかわいらしいのがまた魅力なのだ。 「ちゃっちゃっちゃっ。」 この音が、みんなのお気に入り。それから、町の地図とか、けいてぃーの冬以外の仕事の様子とか、いろいろ欄外に描いてあるのを丁寧に見ると、時間が何倍もかかってしまうという絵本なのである。バージニア・リー・バートンの絵本には、
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というのもあって、これまた見どころ満載の学術的な素晴らしい絵本であるが、けいてぃーには子どもが夢中になれる要素がいっぱい。私のような大人でさえ楽しめるのだから、とてもいい絵本だと思う。 昨夜はそんなわけで、久しぶりに娘と楽しい楽しい絵本タイムを持つことができ平和だった。ついでに娘が「ママは人の気持ちやお話の続きが、言わなくてもどんどん何でもわかって賢い。」と尊敬してくれたので、いい気分。「あなたもママに似ているから、これからそういう大人になれるよ。」と私は答えた。
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それにしても、私の家の中にも雪を降らせたら、きっと綺麗に見えるだろうなあと思ったりする。そのあとにけいてぃーみたいに馬力をつけて、うわ~っと要らないものを除雪してやっつけたら、さぞかし家の中が美しく生まれ変わるだろうなあなどと、この記事を書きながら思う。そうだ、この勢いで出動して「ちゃっちゃっちゃっ。」って、今日は家事を頑張ろうっと!
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コメント
ああなつかしい・・ちゃっちゃっちゃっ!
けいていがKTだと気づいたのは下の子に
読んだときでした
『ちいさいおうち』も含めて3冊とも
大事にとってあるハズです
軽い風邪が長引いてやる気がでません
なんだか怠けている気もするけれど・・
掃除も年賀状もなにもかもほったらかし
あ~あ、けいていみたいになりたいなぁ・・
投稿: ikko | 2009/12/29 13:43
お~ikkoさん、お風邪ですか?私の母も38度近く出してふうふうしてます。
そんなんで、いまだに調子が出ない年末なのでした。
今日も心がけたのにKTになれず。こうやって積っていくんです、雪のように要らないものが(ため息)。
投稿: ののか | 2009/12/29 20:29