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2010/01/22

再び 『祖父の恵み』

父が亡くなって、もうすぐ2年になろうとしている。私は父に、大切に育ててもらった。私が反抗的なので、困らせたこともたくさんあったけれど、こうして生きていることはみんな父のお陰だと思って、わだかまりを捨て今では心から感謝している。

そんな私がちょっと行き詰まりを感じて、何か心を落ち着けたいと思って再読している本はこちら。もちろん日本語で。リンクさせる絵がないので、ここには洋書の方を紹介。

My Grandfather's Blessings: Stories of Strength, Refuge, and Belonging
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とてもいい本なのに、日本では重版されてないもよう。いたって真面目な内容なので、世間にはうけないのだろうか(→『祖父の恵み』)

この本は4年ほど前に、このブログでも紹介した(→慰めのハート)。私にとって大事な本なのに、そういえば何かの記念に大切な方に差し上げてしまい、現在手元になかったので、またもや購入。何度目か?

これは現在アメリカで医師をしている作者が、幼いころ一対一で祖父に与えられた、宝のような想い出を紹介した本である。祖父はユダヤ教のラビであった。

どうしてこの本が、私の心をここまでとらえ慰めるのか。それは、同じ家族で育ったとしても一人だけ価値観がどこか違う子どもだった作者に、たった一人理解を示し子ども扱いせず時間と心を割いて向き合ってくれた祖父の存在が、後年医師として重大な決断を迫られることになった時大きな根っこのように彼女を支えたという話が、胸に迫ってやまないからだと思われる。祖父と過ごした時間は両親にはあまり喜ばれないものだったため、非常に短い凝縮された時だったにもかかわらず、幼かった作者は鮮明に人間の叡智を伝えようとした祖父から、実に多くのことを学んだのだった。

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この本とは関係ないが、今朝心に浮かんだ讃美歌は、讃美歌第Ⅱ編の157番。与えられた聖書の箇所は、新約聖書コロサイの信徒への手紙(3:12-17)。

私はいくつになっても迷ってばかり。大切なことを感じることはできるのに、なかなか人を赦すことができない。私は一人で生きていくにはとても弱い。だから信頼できる仲間に常に支えられている。まさかの友を用意してくださった神様に、今日も感謝している朝である。

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