春の夕暮れ
今日は久しぶりに晴れた。私は空の美しい色の移り変わりを楽しみたくなり、午後4時に家を出発。6時まで2時間たっぷり近所を散歩した。
家の庭には、ヒヤシンスが咲き始め、雪が降るたび咲く赤い梅もかわいい。 近所では、沈丁花があちこちの庭で、いい香りを放ちながら花弁をこぼしている。ここら辺にまだ残っている畑には、掘り上げられた大根が並び、白菜もお行儀よく植えられている。
やがて夕暮れ時になり、私は誰もいない公園のベンチに座って、赤い夕陽が沈むのを眺めた。見上げると、まだ明るい空を飛行機が、光を放ちながら飛んで行った。陽が落ちてからスーパーに入り買い物を済ませ、暗くなった外に出たら西の空はまだ赤かった。見慣れた桜並木とコンビニの灯りが、胸を打つ詩的な光景になっていた。
このように過ごした春の夕方、私はしみじみ幸せだった。
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