傾聴
今日は夜になって、ある電話がかかってきたせいで、心が騒いでしまった。
電話の相手は自分にとっては大切な事なので、一生懸命用件を伝えようとしているのだけど、私は娘をお風呂に入れてるところで、話に集中できない。しびれを切らしたその人は、とうとう内容をファックス送信してきた。
ところが、その文面も余裕が感じられないため、今日仕事で疲れた私の頭にはすんなり入らない。気持ちが騒ぐだけ。
仕方ないので、用件確かに承りました、と電話で返事をし、心を鎮めるために私と同じ役目をしている先輩に電話をかけた。しんどい気持ちを半分こさせてくださいと、事のあらましを聴いてもらった。
そうしたら気持ちが落ち着いたので、ありがたかった。先輩は「はいどうぞ。」と何も質問しないまま、ただ耳を傾けてくださり、私は事の次第をありのまま聴いていただいたことで心が軽くなった。
この先輩のしてくださったことが、傾聴ということなんだろうか。自分ばかり先に話してしまうような私には、とても苦手なことなのだが、こんなに困っている人が救われるなら、私も傾聴ボランティア、教えてもらおうかな、なんて思った夜である。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。

コメント