特別な友
今年も、水ナスの漬物が届いた。有難い。送り主の友人とは、上の子が幼稚園のときの知り合い。もうお互いに、その土地から離れて暮らしている。そうそう、もう10年以上前の付き合いなのに、今もこうして年に何度か、季節の品とかカードとか、そして電話などで繋がっている。私はこの方との繋がりを、本当に感謝している。
苦楽を分け合った友である。昨日電話をかけたら、10年前と同じほんわかした声で、「わざわざ電話くれてありがとう、ののかさん。」ってね、優しく言葉をかけてくれて、思わず涙がにじんでしまった。
あの頃遊んでいたこどもたち、一方は野球少年へ成長。ふくらはぎにハンドボールが入ってるくらいパンパンな筋肉になってるらしい。身体も大きくなったんだって。今は関東方面へ修学旅行中らしい。こっちは不登校ばりばりのパソコンおたくになっちまった。人生って、若くても色々だなぁ。
私はこれからも、彼女とずっと繋がっていたい。苦楽を共にした者同士、励まし合って暮らしていたい。普段は違う場所で暮らしていても、安否を尋ねる電話を、年に一回でいいからしていきたい。生きてて良かったね、ってお互い思えるように。そしていつか、もっとお互いに元気になって、再会を果たしたい。笑い皺の多いおばあちゃんになるまで長生きして。
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