父と算盤
今日は探し物があって、一昨年に亡くなった父の書斎の窓をあけ、晩年の父がどんなふうに仕事していたのかを見せてもらった。机の中は几帳面に整理され、大事にしていたらしい新聞記事の切り抜きとか、本とか、色々あるものを眺めた。
引き出しの奥に、緑色のカバーに覆われた何か小さな物を見つけ、引っ張り出してみたところ、それは算盤だった。英語と計算が何より苦手だった父が、算盤を持っていたとは驚き。でもやっぱり苦手だったからか、引き出しの奥の奥にしまってあったところがおかしい。
私は見つけたいものが見つからなくてがっかりだったけど、その算盤と、それから何冊かの本を持って階段を下りた。母に算盤の使い方を訊いたら、なんだか私も母もとても怪しくて、よくわからない。あ~算盤習っておくんだったなぁ。
結局、私が一番見つけたかった雑誌は、両親の寝室から見つかった。こんなところにあったとは。お母さん、私がずっと探していたの知っていたのに、今頃見つけたよってさぁ、ちょっともう。。。
【追記】
探していたのは、井上ひさしの水の手紙が掲載された、1983年の雑誌「すばる」でした。見つかってよかったです。
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