蛙のはなし
先日職場で、「そろそろ庭の池にカエルが卵を生むわ~あれ苦手なんだよね、私アオガエルなら大丈夫だけど、ガマガエルとかびっくりしちゃって本当に駄目。」なんて話をしたら、同僚から幼い頃の体験談を聞いた。
なんでも彼女は、ウシガエルの声で電話の相手の声が聞こえないほど、自然豊かなところで育ったそうなのだが、まだ幼稚園のころのこと。彼女はいとこのお兄さんたちと、オタマジャクシを捕ろうと、近所の池にいったんだそうだ。そしてお兄さんが池に網をいれひき上げたところ、とてもどっさりオタマジャクシが捕れ、どきどきしながら岸に網をおろしたところ、たくさんのオタマジャクシの中にグロテスクなウシガエルがおり、お目々をパチパチさせたんだって!
彼女はあまりにびっくりしたので「ぎゃ~っ!」と絶叫して、そのまま家まで逃げ帰ったそうな。さぞ恐ろしかったろう。私の住まいの近所でも、昔ウシガエルの声が聞こえたものだ。しかし姿をおがんだことはなし。さぞかし大きいのだろうなあ。オタマジャクシも大きいって聞いたことあるもん。
そして昨日の朝、庭の池にガマガエルの卵を見つけた母が、大騒ぎしていた。水温む春と思いきや、今日はまた真冬の寒さの雨が降っている。
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コメント
まいどです…
私もtadpole捕りによく行きました。
お腹に渦模様(内蔵だったのか…?)が透けて見えていたなぁ~と覚えてます。
昨年は下の娘と赤腹(イモリ)の卵を探し、大量の塊を見つけました。
けれど飼育観察に関しては
「薬になるさかい売れるのになぁ~」
と、反論もむなしく家族会議で却下されました。トホホ…
ところでもう読了されましたか?
私には父と子の話が印象に残りました。
ツルゲーネフ的な展開かと思ってたのが、実に日本的な帰結で実人生と重なりました。
幼い兄弟が作者の願う「希望」であり「未来」なんでしょうか…。
投稿: sada | 2011/02/28 12:06
sadaさん、オタマジャクシ捕り、私はしなかったですわ。ザリガニを探しに兄と出かけたことはあるんですが、そのウシガエルの声のする池にね。。。
『日曜日たち』は、記事を書いてすぐに読み終わりまして、最後まで読んでよかったわ~と感動しました。
私も父と子のお話が一番、胸にこたえましたね。あのきょうだい、気の毒な身の上のようですが、だけどつまりですね、人と人との繋がり、絆というものを象徴しているような、私はそういう感じがしました。救いのあるお話でよかったです。ご紹介ありがとうございました。
投稿: ののか | 2011/02/28 19:07