映画 「悪人」
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昨年9月に、親子げんかで大変になりそうだった日、家を脱出して観に行った。大変よくできた映画だった。原作よりも、映画のほうがずっとよかった、というのが私の感想。
俳優の中では特に、柄本明の演技が素晴らしかった。音楽の久石譲はさすが、ん~よかった。 脚本よし、監督よし。
「大切なひと」がいない人間が今の世の中多すぎる、とは柄本演じる被害者の父親の言葉。忘れられない台詞となった。
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今夜は「日本アカデミー賞授賞式」をテレビで見た。結局「悪人」と「告白」が最優秀賞を2分した形で終わった。数年前『告白』の方は日本本屋大賞をとったので買って読んでみたら、あまりに後味の悪い結末だったので、映画に興味は湧かない。けれど主演の松たか子は、さぞかし迫真の演技だったのだろうから、機会があったら見てもいいかなと思った。
やっぱり映画って、本当に面白いですね。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
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コメント
まいどです…
映画の出来は、素晴らしかったようですね。
私には新聞連載されていた日々が、懐かしく思い出されます。
脚本には原作者本人が参加されて仕上がったと新聞でみました。
作者出身の長崎の言葉の響きにも、味わいあるように感じました。
さて明日は日曜日、吉田修一には「日曜日たち」っていう短編連作集があります。
人と人との関わりが収斂してゆくラストは「悪人」同様に心に染みますよ。
幼い兄弟が上手く配されています。是非ご一読を…
じゃ、また…
投稿: sada | 2011/02/19 15:16
sadaさんへ。
そういえば、新聞小説だったんですよね。その後まとめられた
庫本よりさらに、映画は洗練された感じでして、この映画の出来のよさは吉田さんが脚本陣に加わったことが大きいと私も思います。
「日曜日たち」探してみました。手元に届いたらすぐ読んでみま~す。
投稿: ののか | 2011/02/20 09:17