マグロの目玉
今日はある書類を出す必要があって、5時を大分まわってから中学校の職員室に行って、先生方にご挨拶。これで一段落だ。そうしたらまたお豆腐屋さんに寄りたくなって、自転車で寂れた商店街へ向かった。
しかし今日はおじさんは店に出ておらず、お話が聞けず残念。私はさっさとおばさんから豆腐などを買い、次なる目的の魚屋さんに寄ったら、今日もマグロの目玉が売っていた。マグロの目玉は、何度見てもグロテスク。怖くて料理する気にならないが、母親が食べたがっていたのを思い出し、調理済み(煮たもの)を購入。帰宅すると、ちょうどコーラスの練習を終えビールをまさに飲むぞ!という母が実家にいたので、マグロの目玉を渡したら喜んだ。本当に嬉しそう。私はびっくり。
娘には豆腐ドーナッツを渡し、私はそのままPTAの書類を配りにあっちの家、こっちの家へと回って歩いた。陽はすでにとっぷりと暮れており、どの家からも夕餉の支度の香りがしている時刻。そんな台所の外に立つだけで、私は幸せな気持ちになる。どんな家にも、その家なりのごはんがあって、団欒があって、などと想像したりして。我が家の夕食の献立はというと、今日は昼から忙しかったため手抜きで、肉屋さんの餃子スープと焼きうどん(野菜入り)。
用事をすべて済ませて、お米をよっちらおっちら運んで帰ってみると、もうマグロの目玉は大方母の胃袋におさまっていた。こういうものが好きだから、何時までも元気なんだろうか、この母は。私はブリの目玉をやっと最近口に入れることができるようになったところなのだが、あと何十年かしたら、マグロの目玉が怖くなくなるのかな、なんて思ったりした夜。
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コメント
ご無事でしょうか?
祈っております・・
投稿: ikko | 2011/03/12 09:47
ikkoさんへ。
横浜はたいしたことないとはいえ、いろんなことがあり不安な夜を過ごしました。
お日様がでてきて、やっと安心したところです。
ご心配おかけしました。
投稿: ののか | 2011/03/12 11:03