こだまでしょうか / 金子みすゞ
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「ばか」っていうと
「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。
そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、
いいえ、だれでも。
金子みすゞの詩が、今やさしく人々のココロを癒していると思います。娘が政府の広報を繰り返し見て、本当にいい詩だと教えてくれました。この人は昔、その才能を西條八十に見出されながらも、理解のない夫に詩作を禁じられ、夫に病気をうつされ苦しみの果て、大事なわが娘を護る為に抗議の自殺をした詩人です。亡くなって何十年もたってから、その作品が縁ある人によって詩集になり出版され、多くの人々に勇気と希望を与えてきました。そして日本が未だかつて経験したことのない災害に見舞われている現在、子どもの心を癒してくれます。
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