花の贈り物
娘のピアノの発表会が月末に予定されていたのだが、東日本の地震が起きてから計画停電があるし、余震の心配もあるということで、先生が一週間前に中止を決めた。生徒たちはもちろんがっかりだけど、プログラムの印刷も終わり、最後の詰めの段階まできていたコンサートが寸前になって中止となり、一番がっかりなさったのは先生だろう。先生のご出身が東北なので、なおさら早期の決断となったと思うのだが、これまでのことが無駄には決してならないと私は思うし、元気を出していただきたい。時期がくればまた、開催する日もくるだろう。まずはとにかく和んでいただきたい、そう思って用意したお花。夕方レッスンに行く娘が、楽譜と一緒に持っていった。これで少しでも先生が喜んでくださるといいけれど。
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さてこちらは、今日私に届いた贈り物。嬉しいな~。いい香りのお茶がたくさん。和み系のカードも一緒だった。
私からささやかなお見舞の品を送った友からのお返しなのだけれど、こんなに沢山!いいのだろうか。でも有り難いので、早速娘とおやつの時間に、いろいろ吟味をして選んだお茶を楽しませてもらった。友人は普段から、色々お茶に凝っている様子。その中から選んでくれたんだなぁと思うと、その気持ちも嬉しい。私が最初に選んだのは中国茶で、ジャスミン茶を丸く固めた真ん中に千日紅が入っているもの。お湯を注ぐと千日紅がぱぁっと開いて、香り良し味も良し。娘が大喜び。私も嬉しい。お見舞をしたつもりが、却って慰められた。いい香りのお茶たちを、これから少しずつ楽しませていただこう。
今日ツィッターで糸井重里氏が書いていたことをヒントにして、私も花を贈ろうとまずは思いついたのだけど、花というのは贈るのも贈られるのも、嬉しいものだ。不安な世の中にあっても、人を慰めてくれる花たち。本当にどうも、ありがとう。
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