ぴかくんが消えた
今日はこどもたちも母も一日中家にいるのに、私は仕事。というわけで、朝と昼の食事の説明を留守番の母に説明したりしているうちに、出勤時間が迫ってきた。しかも外は冷たい雨。まずい、自転車は今日乗れないじゃん。仕方なく私は、残りわずかなガソリンしかない自家用車で出勤。なんとか間に合ってよかった。地震の翌日以来運転していなかったが、バッテリーはあがってなかった。そして仕事。節電、節電。エレベーターで動いているのは1機のみ。私は節電のため乗らないで、階段上って5階にたどりつく。職場で聞いた話では、なんでも大学は、入学式を延期にしたらしい。いつもなら4月1日なのに。まずは中旬過ぎに授業は始まるが、5月の連休あけに入学式ができるかどうか、という話である。
今日は職場のカフェテリアで、家への土産にメロンパンなどを購入。子どもの喜ぶ顔が目に浮かぶ。午後もいつものように仕事はこなすが、計画停電の影響でコンピューターのサーバーを連休中に落としたために、いろいろな不具合が生じており、スムーズにいかなかった。帰宅時間になったので、明日には不具合が解消されるといいなと思いつつお先に失礼。いつもなら駐輪場に向かうのに、今日は駐車場へ。雨で大分フロントガラスが濡れていた。そして本当ならみずほ銀行に寄りたかったが、疲れたのでどこにも寄らず~買い物もせずそのまま家に向かった。 そこで初めて私が気がついたことは、職場は計画停電になっていなかったが、他の地域がその時間帯だったということ。なんと、交差点の信号機の灯りが消えていた。交通整理の警察官もいないので、とても焦ったし怖かった。幸い無事に帰宅できたが、そういえば何日か前、計画停電のため信号機が消えた交差点で、何件も交通事故が起きたという新聞記事を読んだばかり。信号が機能しないということは、とても恐ろしいことだと改めて思った。
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この絵本では、町の人々が忙しすぎて信号機が目を回してしまうのだけど、今回は津波で原発が壊れてしまった為に、電力が足りなくなって信号機が消えている。なんで東京電力の発電所が、福島県にあるのだろう。私は知らないことがたくさんあったのだなぁ。福島の人は、関東の電力を供給する発電所の事故のために、今放射能の恐怖にさらされている。避難したひとたちは、一体いつになったら帰宅できるのだろう。大切に育てた農作物や牛乳が、出荷できなくなっている。農家の人は、何も悪いことをしていないのに。…東京など大都市を中心とした多くの人が「便利」や「利益」を追求してきた一方に、大きな犠牲を払っていた人達がいたのだということを今更知り、愕然とする毎日。
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