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2011/05/28

往復書簡・佐伯一麦→古井由吉(5/23)

朝日新聞の文化欄に書簡が載るようになって、これで4回目。次回は6月20日というので、少し間をおくようです。

仙台に住んでいる作家の佐伯一麦さんは、被災して2ヶ月以上が過ぎても、廃墟と日常の二重写しの現実に、日々たじろいでいると言います。

自分の場合は身内を失わなかったけれど、目の前で津波に身内を流された方々に、言葉が戻る日は来るのだろうかと考えたとき、佐伯さんは戦後はどうだったのかと思いが飛びます。66年前の敗戦のあと、戦災で身内を失った人に言葉は戻ったのだろうか、もしかしたら未だに言葉は快復していないのではないだろうか、と述べています。

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被災地より少し離れた場所に住んでいる自分は、まだ十代の前半であるこどものために、少しでも安全な食材をもとめたり、上の子の学校行事のために心をくだく毎日を送っています。震災以来神経はなかなか休まらないので、カウンセラーに話を聞いていただいて、心の整理をしています。ありがたいことだと思います。

また、子どもアート療法士の仲間と避難所を訪れ、子どもたちの心のケアを継続的に行っています。気にかかっていた子の笑顔がこの間見られたことが、最近では一番嬉しいニュースでした。自分にできることは多くはないけど、特技を活かすことで喜んでいただけるなら、少しでもお役に立ちたいと思います。大好きな料理を工夫して作り、家族が喜んでくれるのも嬉しいです。ささやかな幸せを、これからは大事にしたいと思う今日この頃です。

そういえば、懐かしい人と会って昔話を先日したのですが、それがとっても楽しかったです。何でもかんでも我慢せず、たまにはこういうのもいいなと思いました。……この往復書簡のお話をしたら、お目にかかった恩師は「古井さんって方、私幼稚園がご一緒だったのよ。」と教えてくださりびっくり。人の縁って面白いなぁと思いました。……明日はまた別の恩師を囲んで、夕刻にお茶の会に参加予定。少し私には場違いで贅沢かなと思いましたが、年上の方にお目にかかるチャンスを先伸ばしにしてはいけないと考えて、参加を決めました。懐かしいお話を明日はできるといいなと思います。

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